パートで働いている場合に、自分は年末調整をする必要があるのか、確定申告が不要なのかという悩み以外にも、生命保険控除や還付金など気になることもあるかもしれません。今回の記事では、扶養内や扶養外のパートで働く場合の年末調整についてや確認しておきたいこと、どのような場合に確定申告が必要なのかをご紹介します。
パートで働いているときに、パート先で年末調整が必要か不要か気になる方もいるかもしれません。年末調整をするときの、生命保険控除など自分が働く上での必要な手続きには何があるのかよくわからず悩むというママもいるようです。
また、パートを途中退職した場合やダブルワークなど複数の仕事を掛け持ちしている場合の年末調整は、どのようにすればよいのか気になるという声もありました。
パートで働く場合の年末調整や確定申告について調べてみました。
年末調整という言葉は聞いたことがあるけれど、どのような制度なのか、自分は手続きが必要か不要かなど気になるママもいるかもしれません。
パートで働く際の年末調整について、まとめてみました。
国税庁のホームページによると、パートやアルバイトなどの雇用形態に限らず、1年を通して勤め先に勤務している方や、年の途中で就職し年末まで勤務している方などが年末調整の対象になるようです。
12月に行う年末調整までにパート先を退職するなど、勤め先で年末調整をしない場合には、自分で確定申告をして税額の精算をすることになるそうです。また、ダブルワークなど複数のパート先で働いている場合には、メインのパート先でのみ年末調整をするのが一般的なようで、他のパート先の給与については確定申告をして税額の精算をする必要があるそうです。
パートをする主婦が年末調整をする場合、「給与所得者の扶養控除等(異 動)申告書」を記入して提出するとよいようです。氏名、フリガナ、マイナンバー、住民票の住所、生年月日、世帯主の氏名と続柄などを記入し、捺印をして勤め先で提出するとよいようです。
年末調整の書類には「給与所得者の配偶者控除等(異動)申告書」や「給与所得者の保険料控除申告書」という書類もあるようです。自分が控除対象でない場合は、記入や提出は不要となるようですが、勤務先によっては提出が求められることもあるようなので、職場にあわせて提出するとよさそうです。
パートで働く主婦の方が年末調整のことで、確認しておきたいことや注意点などはあるのでしょうか。年末調整をする際に確認しておきたい年間の見込み収入のことや、生命保険控除などのことをまとめてみました。
国税庁のホームページによると、夫に扶養されている主婦がパートで働く場合の配偶者控除の範囲額が引き上げられたようです。それに伴い、パートの年間給与所得によって、夫の年末調整で配偶者控除や配偶者特別控除を受けられる場合や、夫の扶養を外れる場合などがあるようです。
また、夫の扶養範囲内で働いている場合、夫の年末調整では、妻の年間見込み収入額の記載が必要とされるようなので、自分のパートで得られる年間の見込み収入を計算しながら、今後の働き方についても考えておくとよいかもしれません。
パートで働く方本人名義の生命保険を契約し、本人の口座から支払いがある場合、パート先の年末調整で申告すると生命保険控除の対象になることもあるようです。その場合は、「給与所得者の保険料控除申告書」を記入し、保険会社の各種証明書などを添付して提出するとされています。
夫名義の生命保険や、妻名義の生命保険でも夫の口座から支払いがある場合などの生命保険控除については、夫の年末調整で申告する必要があるようなので、間違えないように確認しておくとよいかもしれません。
年末調整がパート先でできない場合など、確定申告が必要か不要か気になる方もいるかもしれません。国税庁のホームページを元に確定申告についてまとめてみました。
国税庁のホームページによると、所得税の確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税の額を計算して、その過不足を精算する手続きとされています。
パート先で行う年末調整によって手続きしている場合、基本的には確定申告は不要になるようですが、年末調整ができなかった場合や、2カ所以上で収入がある場合など、個人での確定申告の手続きが必要になるとされています。
他には、家族の医療費や住宅ローンなど確定申告をすることで還付金がもらえる場合があるようなので、必要な手続きについて一度確認しておくとよいかもしれません。
確定申告の期間は1年のうち2月半ばから3月半ばまでの約1カ月間のようです。申告手続きは、自分が住む街の管轄の税務署へ行って直接書類を提出する他に、郵送や国税庁のホームページからインターネット申告することもできるようです。
確定申告の書類は、国税庁のホームページで作成できるようですが、手続きに不安がある場合は、税務署や確定申告期間中に開設される市町村役場などの相談窓口で、相談しながら作成することもできるようです。
パートやアルバイトで働く際は、雇用形態に関係なく勤務先での年末調整が必要になるようで、手続きをすることで還付金が戻ってくる場合もあるようです。年末調整をする際は、パート先でもらえる年間の見込み収入や生命保険控除など、扶養範囲のことや自分に必要な手続きを確認しておくとよいかもしれません。
また、パート先で年末調整をしている場合、基本的には確定申告は不要となるようですが、複数の収入がある場合などは確定申告をする必要があるようです。自分に必要な手続きを知り、スムーズに年末調整や確定申告ができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年11月30日時点で作成した記事になります。
2018年12月04日
新たな年を迎え、仕事やプライベートにおいて「新たなことに挑戦したい」と考える方も多いだろう。しかし、日本で子育てしながら働くには、まだまださまざまなハードルがある。そこで今回は、これからの働き方をあらためて考え直すヒントとなるさまざまな女性の働き方、仕事観をあらためてご紹介する。
産後の仕事復帰を考えるとき、いつから復帰するかや働き方などに悩む方もいるのではないでしょうか。ときには、仕事に復帰することが不安になることもあるかもしれません。今回は、産後に仕事復帰するタイミングの目安、仕事復帰後の仕事の選び方、仕事復帰で不安なこと、育休中にもらえる給付金などについてまとめました。
収入や自分のスキルアップのために、ダブルワークをしたいと考える方もいるでしょう。また、政府による働き方改革によって関心をもった方もいるかもしれません。そもそもダブルワークとは何なのか、ダブルワークをするためにおさえておきたい法律や税金などの制度、ダブルワークを上手にするポイントなどをご紹介します。
出産・育児がひと段落し「もう一度働きたい」と思っている女性も多いのではないでしょうか。今回は「家事や育児のスキマ時間に働きたい」を叶える、単日・短時間に特化した求人アプリ「ワンデイワーク」をご紹介!実際にKIDSNA読者のママに体験してもらいました。
株式会社ワンデイワーク
PR
育児と仕事の両立を考えるママのなかには、時短勤務とはどのような制度なのかや、時短正社員とパートの違いについて気になる方もいるかもしれません。今回は、時短勤務の内容と、ママたちの時短勤務での働き方や時短勤務は延長できるかなどの他に、時短勤務で働くときに意識したことについてご紹介します。
共働きをしているママやパパのなかには、家事や仕事、育児との両立が辛いと感じることや、家事が思い通りに進まないと感じている方がいるかもしれません。今回は、共働き家庭でのよさや家事の負担を減らす工夫などについて、体験談を交えて紹介します。
育休中に受けられる育児休業給付金という手当について気になるママやパパは多いのではないでしょうか。誰でも受給することができるのか、支給額や支給日、また年末調整の際に控除を受けられるか知りたい方もいるでしょう。今回は、育児休業給付金と育休中の年末調整について紹介します。
パートの契約更新の時期が近づくと、面談はいつ頃行われるのかや条件変更について気になる方もいるのではないでしょうか。契約更新されないときや更新しないときの対応などを含め、パートの契約更新の流れと更新の時期に意識したことなどについて紹介します。
ママやパパが退職したら保育園の利用はどうなるのでしょう。働き方を見直したい方の中には、退職前後で何をする必要があるのか知りたい場合もありますよね。今回は周りのママの声を参考に、退職理由や保育園を継続利用するために行った手続きについてご紹介します。
共働きで子どもを保育園に通わせたいと考えるママやパパもいるでしょう。幼稚園ではなく保育園を選んだ理由や、子どもが保育園に通うときにパパと決めたことなどを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
パートのフルタイム勤務について気になっているママもいるかもしれません。月収や給料、働く時間以外に何が変わるのか知りたい場合もあるでしょう。今回は厚生労働省の資料を参考に、社会保険や有給の変化について調査しました。パートやフルタイムの意味とあわせご紹介します。
保育園や幼稚園を利用するとき、専業主婦の頃より子どもと家ですごす時間が少ないことや、子育てを保育園任せにしているのではないかと悩みをもつ方もいるかもしれません。今回は、子どもをいつから保育園に預けているのかや悩んだときに行なったことの他、保育園へ預けながらの子育てで意識したことについてお伝えします。