退院後の赤ちゃんとの生活に備えて、沐浴のときの赤ちゃんの持ち方や手順について知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、沐浴をするときの手順や背中の洗い方、1人で沐浴をする場合のコツなどを、ママたちの体験談をふくめてご紹介します。
新生児との沐浴の時間を楽しみにする一方で、初めての沐浴を心配に思うママもいるかもしれません。ママたちに沐浴について悩んだことを聞いてみました。
「赤ちゃんが小さいので、沐浴でうまく持って洗ってあげられるかが心配でした。特に背中を洗うときの持ち方が難しくて困りました」(30代ママ)
「入院中は助産師さん、里帰り中は母が付き添ってくれたので、慣れないながらも安心して沐浴をすることができました。夫の帰りが遅いため、里帰り後は1人で入れなければならないことがとても不安でした」(20代ママ)
ママたちは沐浴教室や病院で教えてもらったように上手な持ち方ができるかや、パパが不在のとき1人で入れられるかについて不安を抱えているようです。
新生児を沐浴するときにはどのようなことに気をつけておくとよいのでしょうか。準備するものや赤ちゃんの持ち方のコツなどを紹介します。
・ベビーバス
・洗面器
・湯温計
・沐浴布
・石鹸
・ガーゼ、スポンジ
・バスタオル
・沐浴後のスキンケアグッズ
沐浴には赤ちゃんを入れるベビーバスの他、上がり湯をかけるための洗面器や湯温計、赤ちゃんにかけるための沐浴布などを準備しておくとよいようです。石鹸やスポンジは、赤ちゃんの肌にあうものを準備できるとよいかもしれません。その他に沐浴後の着替え、オムツ、綿棒や保湿剤などのスキンケアグッズも用意しておくとよいようです。
「いずれは夕食、入浴、就寝という生活のリズムを作りたかったので、夕方以降に沐浴をしていました。夫が帰宅してから入れてくれることも多くて助かりました」(30代ママ)
「母乳の吐き戻しが多かったので、授乳の前後は避けるように気をつけていました。子どもが冬生まれで夜になると気温が下がって寒いので、日中の暖かい時間帯に10分程度沐浴していました」(30代ママ)
沐浴は赤ちゃんが疲れないよう、短い時間で済ませるように気をつけていたというママの声がありました。沐浴をする時間帯に決まりはないようですが、毎日同じ時間帯に行うとママや赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなるかもしれませんね。
「仰向けのときは、利き手と反対の手で首から頭を支え、利き手で体を洗うようにしていました。親指ともう1本の指で赤ちゃんの耳を塞ぐような持ち方にするとよいと母親学級で教わりました」(20代ママ)
「背中を洗うためにうつぶせにするときは、赤ちゃんの首の後ろを片手で支えたまま、もう一方の手を上からわきの下に入れてゆっくり返すようにしました。持ち方が難しかったので、入院中は看護師さんに付き添ってもらいながら練習しました」(30代ママ)
退院後の沐浴に備え、母親学級や入院中の病院で練習をしたというママもいるようです。赤ちゃんを仰向けからうつぶせにするときは、赤ちゃんの脇にママの手を入れるようにし、肩から腕の部分をつかみながら手前に倒すようにするのがコツのようです。うつぶせになったとき、ママの腕に赤ちゃんのあごが乗るようにすれば、赤ちゃんの顔にお湯にかからずよいかもしれません。
赤ちゃんの沐浴はどのように行うとよいのでしょう。沐浴の手順をまとめてみました。
ベビーバスにお湯を張ります。適温は38~40度前後で大人よりぬるめの温度にするとよいようです。赤ちゃんの様子を見ながら調整するとよいでしょう。浴室が寒い場合は浴槽にお湯を張るなどして、浴室の温度を上げる工夫ができるとよいかもしれません。
赤ちゃんの首とお尻を支えながら、仰向けの状態で足からゆっくりベビーバスの中に入れます。沐浴布にくるんだりガーゼをお腹にかけたりして、赤ちゃんを安心させてあげるとよいかもしれません。
ガーゼをぬらして顔を拭きます。目は目頭から目尻にかけて拭くとよいようです。石鹸を泡立て、目や耳に入らないように気をつけながら頭を洗いましょう。頭についた泡は、お湯をかけるか絞ったガーゼで拭いて流します。
仰向けの状態で首、手、わき、おなか、足、股を洗います。もものつけ根やくびれのしわの部分は、特に汗や汚れがたまりやすいので丁寧に洗うとよいかもしれません。ゆっくりと体をうつぶせにして背中とお尻を洗います。うまくうつぶせにできなければ仰向けのままでもよいようです。
赤ちゃんを仰向けに戻したら、お湯の中で少し体をあたためます。洗面器にあらかじめ用意したお湯かシャワーをかけてすすいだらベビーバスから出してあげましょう。
どちらかの仕事の都合や上の子のお世話などで、ママやパパが1人で沐浴を行わなければならないこともあるかもしれません。沐浴を1人でするときのコツをママたちに聞いてみました。
「沐浴をする前に着替えやタオル、スキンケアグッズを部屋に用意しておきました。着替えはひもやボタンを外した状態で袖をまとめて通しておくと、すぐに着させることができて便利でした」(30代ママ)
沐浴の前にきちんと準備をしておいたというママもいるようです。タオルや着替えは広げて置いておく、着替えの上にはおむつを開いておく、部屋を暖めておくなど、さまざまな工夫をしているママの声がありました。
「沐浴マットを使ってシンクで沐浴をしていました。かがむ必要がないので腰への負担が少なくて楽でした」(30代ママ)
1人で沐浴をするときには沐浴のしやすい場所で行ったというママの声もありました。シンクや洗面台で沐浴をする場合は、きれいに掃除をして念のため消毒もしておけるとよいかもしれません。
「沐浴のときにはベビーバスにバスネットをかけていました。赤ちゃんの体を預けられるので支えるのが楽になり、1人の沐浴でも負担が少なかったです」(30代ママ)
「沐浴に使う石鹸は、泡で出てくる液体ソープを使っていました。泡立てる必要がないしポンプも片手で押せるので手間がかからず簡単でした」(20代ママ)
「普段は固形の石鹸を使っていましたが、1人で沐浴をするときは沐浴剤を使っていました。お湯に入れるだけで石鹸を使ったり洗い流す必要がないのでとても便利でした」(30代ママ)
赤ちゃんの沐浴グッズにはさまざまなものがありますが、沐浴をサポートしてくれる便利グッズも売られているようです。便利グッズを使うことで沐浴の負担が減ると、赤ちゃんもママも安心して沐浴ができるかもしれませんね。
沐浴は、事前に母親学級や病院で持ち方や背中の洗い方を練習をしておくとコツがつかみやすいかもしれません。ママが1人で沐浴をする場合も準備をきちんとしたり便利グッズを使うことで、無理なく入れることができるようです。楽しい沐浴の時間をすごせるとよいですね。
2018年10月25日
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