赤ちゃんの生活リズムが少しずつ整い、ママにも子育てに余裕が出てくると気になる問題の一つがしつけではないでしょうか。次第に活発になってくる赤ちゃんに「ダメ!」と注意したくなる場面も出てきますよね。0歳児0カ月の赤ちゃん期からしつけは必要なのでしょうか。心掛けることや関わり方考えてみました。
0歳児にできるしつけとはどんなものがあるのか、確認していきましょう。
言葉が通じない0歳児とのしつけで大切なのは、信頼関係を築いていくことではないでしょうか。
パパやママなど近しい人の声掛けや遊びでのコミュニケーションが、赤ちゃんにとっては良い刺激になるかもしれません。
授乳やオムツ替え、入浴などの日常のお世話のなかにコミュニケーションを取り入れ、信頼関係を作っていきたいですね。
挨拶ができる子に育てるためには、親のお手本が大切です。
道で誰かとすれ違ったときには「こんにちは」、何かをもらった時には「ありがとう」、赤ちゃんが他の子どものおもちゃを取ってしまったときには「ごめんなさい」など、あらゆる場面で挨拶の機会はたくさんあるでしょう。
ママから赤ちゃんへの挨拶はもちろん、家族内、そして他人としている場面をたくさん見せるように意識しながら子育てをしてみましょう。ママの挨拶の習慣を見て、赤ちゃんが大きくなったときにも自然に挨拶が身についていくかもしれません。
離乳食がスタートしたら、決まった場所での食事やエプロンやお手拭きなどを習慣にし、これから食事の時間だということを意識づけできるようにするとよいようです。
また、食事のときに大切な「いただきます」「ごちそうさまでした」という挨拶は、毎回欠かさずお手本を見せてあげるという方法もあります。
赤ちゃんに手を添えてポーズをさせるてあげ、食事のなかに挨拶の習慣を組み込みましょう。
0歳のオムツの時間はトイレトレーニングの前段階ともとらえられます。オムツを替える際には、「気持ち悪いからオムツを変えようね」などと声をかけつつ行うとよいようです。
替え終わったら「キレイになったら気持ちがいいね、よかったね」と抱っこしてあげてください。
赤ちゃんの頃から清潔が気持ちの良いことであるという感覚が伝わるとよいですね。排泄の意識を身につけておくと、トイレトレーニングにつながっていくかもしれません
1歳以降のしつけにはどんなものがあるのでしょうか。事前に把握しておくことで、0歳児の生活の中で準備できることもたくさんあります。
挨拶は人との関わりのなかで欠かせないものです。簡単な言葉をしゃべり始めたら、遊び感覚を取り入れながら挨拶を覚えてもらいましょう。
1歳から3歳までの年齢は人見知りで挨拶できないなどの個人差が出てきます。自分から挨拶するのが難しいようであれば、パパやママがフォローしつつ、挨拶の大切さを伝えていきたいですね。
無理強いはストレスになってしまう場合もあるので、子どもの性格を考慮しつつ、上手く挨拶できたらしっかり褒めるなどしながら習慣をつけていきます。
成長していくにつれ、身につけたい生活習慣はたくさんあります。
早寝早起きの生活リズムは就学前に慌てて直すのに苦労した方もいらっしゃるのではないでしょうか。赤ちゃんのうちから早寝早起きのリズムを整えていくと習慣をつけしやすくなるかもしれませんね。1歳頃から少しずつ正しい生活リズムを心掛けたいですね。
嫌がる子どもが多い歯磨きは、歯磨きの時間を楽しくしたり歯磨きしないとどうなるのかを伝えていきます。
口の中に食べ物以外が入ることを不快に感じる子もいるので、0歳の歯の生え始めから歯ブラシに慣れておくとスムーズかもしれません。
整理整頓は子どものうちから覚えてもらわないと、後からしつけるのは大変と言われています。
「片づけしなさい」ではなく「いっしょに片づけよう」とママもいっしょに片づけするようにして、毎日の生活習慣のなかに取り入れます。ガミガミと怒るのではなく、楽しくお片づけができる雰囲気を作りたいですね。
そして徐々に1人でもできるよう、様子を見ながら教えてあげるとよいでしょう。また、大まかな分類や指定の場所など、子どもが片づけしやすい環境作りも大切です。0歳児の頃はパパやママが楽しそうに片づけをする姿を見せるようにしておくと、自然な流れでできる子になるかもしれません。
0カ月からの赤ちゃんとの関わり方、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか。先輩ママの体験談を参考にしてみましょう。
抱っこされることが大好きな0歳児。娘は抱っこが大好きだったので、いろいろなバリエーションをつけて抱っこしていました。楽しい音楽をかけながらリズムに乗りつつ歩いてみたり、ママの顔を近づけてお話したりと、娘との遊び時間の1つになっていました。
毎日のお風呂あがりはベビーマッサージの時間にしました。素肌をやさしく触るのはママにとっても赤ちゃんにとっても心地良い時間です。歌いながらマッサージすると喜んでいるような反応をしてくれるので、楽しいコミュニケーションの時間となりました。
赤ちゃんへの声かけはあまり得意ではありませんでした。その代わり、赤ちゃんの頃からたくさん絵本を読んでコミュニケーションタイムにしていました。意味は分かっていなくてもママの声は落ち着くようで大人しく聞いてくれました。成長に合わせて徐々に絵本を見たり楽しんだりという表情が出てきたのも、嬉しい発見です。3歳になった今でも、毎日絵本の時間は確保しています。
0カ月からの赤ちゃんとの関わり方をご紹介しました。子育てで大事なしつけ。0歳児の赤ちゃん期はしつけの前の準備期間です。0歳0カ月から赤ちゃんとしっかりふれあい、信頼関係を築いておくことが、今後のしつけに役立つのではないでしょうか。今後必要となるしつけの前段階としての生活習慣を大事にしつつ、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。
2017年12月14日
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