
子どもたちにとっておやつの時間は大きな楽しみ。でも幼児期の子どもにこんなものをあげてもいい?と不安になることもあるのではないでしょうか。そこで今回はいつから解禁にするか悩むことの多い「チョコレート」「アイスクリーム」「炭酸飲料」を他のママがいつごろからあげていたかを調査し、理想的なおやつについて考えてみました。
子どもが好きなおやつといえば「アイス」「チョコ」を思い浮かべる人も多いと思います。
でもママたちの中には「できるだけあげない方がいい」と漠然と思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、実際にみんなはいつごろから解禁にしているのでしょうか。ママたちにきいてみました。
「初めてチョコを食べさせたのは3歳前後」という回答が多かったです。
・知らない間に実家の母が食べさせていた
・保育園でチョコがかかったパンなどを食べ、そこでチョコレートのおいしさに目覚めてしまった
など、ママやパパがいないところで初めて食べたケースも多いようです。
また「下の子は1歳ぐらいから食べているかも」と、第2子以降は基準がゆるくなる傾向があるようです。
さらに、チョコレートそのものではなく、チョコがかかったクッキーやチョコレートの入ったパイなどからあげたというママが多数派でした。
アイスクリームを子どもに与えたのは、早くて1歳から、平均で3歳くらいが多いようです。食べさせたきっかけは
・3歳ぐらいのころ、夫が食べているのを欲しがったので
・1歳なりたての時、上の子が食べていたアイスを勝手になめてしまった
・子どもが1歳半ぐらいの時、とても暑かったのでアイスをあげた
などでした。
実は筆者が無類の炭酸飲料好き。「だからきっと子どもも好きに違いない」と思い、アンケートを取りましたが、予想を反して
「一度、飲ませてみたが、その後『もう一度飲みたい』と言わない」
という子も多いようです。
大人にとっては、口の中ではじけるシュワシュワした感じがとてつもなく魅力的ですが、子どもにとってはハードルが高いようです。
中には炭酸が好きな子もいますが、飲み始めた時期は4~6歳頃がほとんど。「大人が飲んでいたのを見て」「お友達が飲んでいるのを見て」というきっかけだそうです。
一般的に、おやつは子どもの体の成長に必要不可欠な栄養を補給するものではなく、嗜好品に分類されます。だから「●歳になってから食べるのが正解」というものではありません。
あくまでも「毎日の楽しみの1つ」「気分転換」としてとらえるようにしましょう。
本来、幼児期のおやつは「食事を補うもの」という位置づけのため、できれば市販のお菓子ではなく、おにぎり、ふかしたお芋などが望ましいと言われています。
そうはいっても子どもにとってはおにぎりよりもチョコレートやアイスクリーム、ケーキのほうが魅力的に感じますよね。
子どもも笑顔になれて、さらに食事を補うようなおやつとはどのようなものなのでしょうか。
幼児期の子どものおやつの量、組み合わせ、時間と回数などについて考えてみました。
幼児期の1日当たりのおやつによる摂取カロリーの目安は、140~240kcalといわれています。
(平成24年2月28日の小児科と小児歯科の保健検討委員会発表の「子どもの間食に関する考え方」資料より)
ちなみにアイス1本(80g)で約160kcal、チョコレート3粒(15g)で約80kcalです。
幼児期のおやつの回数は1日1回が理想的です。
また、長時間かけて食べるのではなく、5~15分程度に時間を区切って食べすぎを防いてください。
1種類のものを集中して食べるのではなく、1日の摂取カロリー目安を考えながら、おせんべい+チーズ+ジュース、チョコレート+リンゴ+麦茶など、複数種類のもの少量ずつ組み合わせるようにしましょう。
また、食べ物が甘い場合は、飲み物はお茶や水など甘くないものを組み合わせるいいですね。
乳歯は永久歯に比べて歯質が弱いため、虫歯になりやすいと言われています。なので、食べたら歯を磨くことを心がけてください。
「おやつタイム、おわり」と気持ちを切り替える効果もあります。
いつから食べさせていいか気になるチョコレートやアイスクリーム。「〇歳からなら食べてもいい」などの正解はなく、摂取カロリーや食品の組み合わせなどもそれぞれの家庭での判断になります。
幼児期のうちに、楽しくおやつを食べられる習慣をつけてあげたいですね。
2017年05月08日
まもなく訪れる子どもと過ごす冬休み。控えていた帰省や旅行を「今年こそは」と計画している方も多いのではないでしょうか。その際、気になるのが電車やバスなどの公共交通機関、旅先の旅館やホテル、レストランなどを利用するうえでの子どものマナーです。外出先で自身も嫌な思いをしないために、「こんなときどうしたらよいだろう」「こうした方がよいかな」と感じたことを体験談を踏まえて、場所やシーン別にまとめてご紹介します。
子どものしつけで悩んだことがない保護者はいないでしょう。約束を守らない、マナーが悪い、人を傷つけるなどの子どもの行動には、つい感情的に怒ってしまうこともあるかもしれません。今回はどのようなことでしつけを難しいと感じるのか、そんなときにどう対応しているかなど、保護者の声をまとめました。
KIDSNA編集部が選ぶ、子育てや教育に関する話題の書籍。今回は、キッズ・マネー・スクール代表・三浦康司氏が、これからの時代を生きる子どもに伝えるべき、お金の知恵を分かりやすく解説した『10歳までに身につけたい一生お金に困らない子どものルール』(青春出版社)を一部抜粋・再構成してお届けします
2022年から高等学校の授業に組み込まれる「お金教育」。そこでKIDSNA編集部では0~10歳のお子さんを持つ保護者にアンケートを実施、お金教育についてどのような不安や疑問を持っているのかを調査した。
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「知的好奇心」
KIDSNA Academy
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「自己肯定感」
KIDSNA Academy
東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授に、子どもの脳がどのような順序で成長するのかインタビューしました。
KIDSNA Academy
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただくお悩み相談コーナー。今回は丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄先生が、「子どもへの性教育をどうすればよいか分からない」というお悩みに答えます。
宋美玄(ソンミヒョン)
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回はスペシャルゲストとして花まる学習会代表の高濱正伸先生との対談が実現!「夫婦」をテーマに、価値観の不一致の解決法や子育ての指針を持つことの重要性について、てぃ先生と熱くトークします。
KIDSNA TALK
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。これまでのてぃ先生の名言をまとめました!
てぃ先生
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回は「子どもの困った行動に対する親の接し方」をテーマにてぃ先生とトークします!
てぃ先生