暑い夏に出かけたくなる。海の世界を知る絵本12選

暑い夏に出かけたくなる。海の世界を知る絵本12選

2021.07.12

今年も暑い夏がやってきます。この夏、子どもたちが大好きな海に出かける家庭も多いのではないでしょうか。海水浴として楽しむだけでなく、絵本を通してさまざまな海について知ることができると、今までの見方も違ってくるかもしれません。今回は、海の魅力がたくさんつまった絵本12選をご紹介します。

小さい子どもも楽しめる絵本

まだまだ海を存分に楽しめなくても、絵本であれば小さい子どももさわやかな海の世界を味わうことができるかもしれません。子どもの感覚を刺激する、親子いっしょに楽しめる絵本です。


うみ

小さい子どもに海のことを伝えたいとき、ぜひ手に取ってほしい一冊。

大人にとっては当たり前のことも、子どもにとっては驚きの連続かもしれません。小さな子どもの目線から見る海を、シンプルなストーリーでコミカルに描いています。明るく鮮やかなイラストは子どもの興味をぐっと引きつけそうです。


てのひらすいぞくかん

海の生き物たちが、手のひらスタンプで描かれたユニークな絵本。

手のひらでこんなにも多くの生き物を描くことができるなんて……と驚かずにはいられません。何より、同じように手を使って、自分だけの海の世界を作ってみたくなるでしょう。間違いなく子どもの想像力を育む一冊です。

海の美しさを感じる絵本

あまりの美しさに、思わず息をのんでしまう真っ青に輝く海。そんな心に刻まれる海の絶景を絵本で体感してみてはいかがでしょう。


なみ

まるでその場に立って、海の音を聞いているかのような気持ちになる、この作品。アメリカで刊行されて以来、世界各国から出版の依頼が殺到したといわれる話題の一冊です。

青と白だけで描かれた世界は文字がないのにとにかく美しく、海のきらめきやざわめきが豊かに伝わってきます。シンプルなようでいて、ページ一面に広がる躍動感あふれる海の情景に、誰もが心うばわれるでしょう。


うみ ざざざ

0歳の赤ちゃんでもきっと楽しめる、印象的なフレーズ満載のこの絵本。歌人の東直子さんと画家の木内達朗さんによる、「きせつのおでかけえほん」シリーズ第4弾です。

足の近くを寄せては返す美しい波や、白い砂の上を歩く感触、ちょっとしょっぱい潮の香り……海のあらゆる景色を五感で楽しめる一冊です。


そらのいろみずいろ

海でうまれた雲がめぐりめぐって海へと戻っていく様が、とにかく美しく鮮やかな絵で描かれています。

リズミカルな文章はとても心地よく、ページを開くとそこには、ただただうっとり見入ってしまうような日本では見られない風景が広がっています。自然の生命力を力強く感じるとともに、暑い夏にパワーをもらえる一冊です。


スイミー 小さなかしこいさかなのはなし

絵本作家レオ・レオニの代表作のひとつとして世界中で愛されるこの絵本。知らない人はいないのではないかというほど有名な作品ですが、改めて絵本で読むと、その美しく幻想的な海の世界とワクワクする冒険ストーリーに新しい発見があるかもしれません。

いきいきと力強く描かれる海の仲間たちに、生きるたくましさを感じ、子どもたちにとっても学びのある内容です。絵本の棚に大切に取っておきたくなるような世界的な名作です。

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海の世界を知る科学絵本

生命を育む海が直面する多くの問題。これからも美しい海を守るため、知っておくべきことがあります。海のことを小さい子どもにもやさしく説明してくれる科学絵本で、子どもの興味を育てながら、海の知識を深めましょう。


このあな なんじゃ ひがたのいきもの へん

干潟を歩くと見つかる、いろいろな穴。この穴、なに?と子どもに聞かれたことがある方もいるかもしれません。

この絵本は、干潟の珍しい生き物を紹介する、子どもも大人もワクワクするしかけ絵本。リズミカルな文章は、子どもと歌いながら楽しめます。しかけを開くたびに新しい発見があり、どんどん読み進めたくなるのではないでしょうか。


山に木を植えました

山に木を植えることが海にどんな影響があるのか……大人でもはっきりと答えられる方は少ないかもしれません。

地球に存在するあらゆる植物や生物が、実は海と密接につながっていることがしっかり理解できるようになっています。小さい子どもには難しい内容のように感じられるかもしれませんが、出てくるキャラクターやページをめくるしかけがとても面白く、図鑑のように眺めるだけでも楽しめます。


プラスチックのうみ

多くのプラスチックごみが海の中をうずまく表紙が衝撃的なこの絵本は、海洋汚染について考える作品です。

私たちの生活に欠かせない便利なプラスチック。このプラスチックがごみになったときにどんな問題を引き起こすのか、美しいイラストとわかりやすい言葉で教えてくれます。この絵本を通して、私たちが今できることは何なのかを子どもといっしょに考えてみてはいかがでしょう。

海に出かけたくなる絵本

どこまでも続く広い海。身近な存在でありながらも、そこにはきっと私たちが知らない世界がたくさんあるのでしょう。思わず海の世界を冒険したくなるような、子どもも大人もワクワクする絵本を集めました。


チリとチリリ うみのおはなし

海の中を走る2台の自転車。実際には起こりえない世界が美しく描かれた表紙に、興味をそそられます。

どいかやさんの人気シリーズ「チリとチリリ」より、さわやかな冒険を描いた夏にぴったりの絵本です。輝く海の世界が表情豊かに、とにかく美しく描かれています。大人もワクワクするストーリーで、最後の最後まで目が離せません。


ふたりだけのとっておきのいちにち

海辺の街で、夏の1週間を友だちとすごすストーリー。

主人公のロビーとリンの冒険は、誰もが幼いころに思い描いたことがあるであろう、楽しくもスリルのある、特別な時間です。永遠に続けばいいのにと思ってしまうような、このとっておきの空間を子どもといっしょに楽しんでみてください。


オセアノ号、海へ!

私たちが普段目にする海のずっとずっと深い世界が描かれた、この作品。美しく、そして何よりも緻密なしかけに驚きと発見がたくさんあります。

オセアノ号がたどる海の色が実に多くの”青”で表現されており、その色によってさまざまな海の表情がダイレクトに伝わってきます。

普通の絵本とは一味違った、素敵な一冊。大切な友人への贈り物としてもおすすめです。


<執筆>KIDSNA編集部


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2021.07.12

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