【子どもが歯みがきを嫌がらない】歯科医師×てぃ先生が教える子どもの歯みがき術
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親として子どもの歯の健康が気になるのは当然のことですが、子どもの成長とともに気がかりや苦労も増えるのではないでしょうか。今回の記事では、子どもの歯の健康を守るために家庭でできることについて、歯科医の児玉先生と現役保育士のてぃ先生に話を聞きました。
子どもの歯の健康を守りたい
歯科医の児玉先生(以下、児玉先生)と現役保育士のてぃ先生(以下、てぃ先生)にそれぞれの専門分野から、虫歯のリスクを減らすために家で無理なく実践できる、親子の歯みがき習慣についてお話を伺いました。
【歯の生え始め】子どもを虫歯にさせないために親ができること
子どもが虫歯にならないようにするために、保護者はどのようなことができるのでしょうか。
児玉先生は「歯医者と家庭両方でのケアが必要」と語ります。
歯医者でのケア「虫歯にならないために歯医者さんへ」
家庭でのケア「家庭での歯みがきが何より大事!」
虫歯予防の大前提は、やはり家庭での歯みがきです。
朝・昼・晩と食後に毎回歯みがきをしましょう。特に重要なのは就寝前です。なぜなら、就寝中は口の中で唾液が出にくく細菌が繁殖しやすくなり、虫歯のリスクが高まるからです。
てぃ先生に聞く!歯みがきの習慣づけのコツ
歯みがきの大切さは理解できても、子どもが歯みがきを嫌がることもありますよね。どうしたら歯みがきの習慣づけができるのでしょうか。
歯みがきや手洗いなど、子どもに身につけてほしい習慣があるときは、ほかの行動とセットにすることをおすすめします。
たとえば、手洗いの場合は「帰ったら手を洗う」といったように、「おうちに帰ること」と「手を洗うこと」がセットになっていると習慣化しやすいです。
そして、とにかくブレないこと。今日は朝やらないで夜やろう、と一度イレギュラーをつくってしまうと、習慣づけはむずかしくなってしまいます。
そのためには、毎日この時間帯だったら必ずできるという時間の見つけ方も大切です。就寝を18:00に設定しても、現実的にはむずかしいですよね。親がやれる範囲でルーティーンを作ることが重要です。
“歯みがきのあとは「ハミケア」”を毎日のルーティーンに
歯が生え始めた子どもの歯みがきの習慣づけにぴったりなのが「ハミケア」です。
歯みがきや仕上げみがきの後など、いつでもお口の中にプッシュするだけなので、簡単に「歯みがき+ハミケア」という習慣づけができます。
柔らかくて未熟な乳歯のことを考えて、虫歯の原因になる糖類は含んでいません。キシリトールの自然な甘さのフルーツ風味なので、歯みがきの時間が楽しみになるかもしれません。
おやすみ中は唾液の分泌が下がり、虫歯になりやすくなります。
歯みがき後のお口のケアにもぴったりのハミケアでおいしく楽しく習慣をつけましょう。
歯みがきを「している」と「できている」は違う
また、歯みがきの習慣づけと同様に大切なのが「正しい歯みがき」を行うことです。
みがき残しを視覚化する
歯みがきを『している』と『できている』はイコールではありません。
一度、歯医者で磨き残しをチェックするために歯垢を赤く染めてもらったらわかりますが、歯の磨き方には個人の癖や習慣があり、磨き残しの場所があります。
歯みがきをするときに赤く染まる歯みがき剤などを活用して、どこがみがけていないかを鏡で確認しながらみがくと、歯みがきが上手になります。
子どもが自分で正しい歯みがきができるようになるようにすることがもっとも大切ですが、それまではママやパパが仕上げ磨きをしながら『ここが磨けていないね』と親子でチェックしましょう。意外にママやパパの仕上げ磨きでも磨き残しがあるかもしれません。
正しい歯みがきを習得するテクニック!
磨き残しに色をつけてチェックしてみると、お子さんが同じ場所ばかりを磨いていることが分かる場合が多いです。
そんな時は、魔法の言葉「くるん」を使ってみてください。
ママやパパが『くるん』と言ったら、歯ブラシを上と下、右と左に回転させるように伝えます。
歯みがきをしている子どもと一緒に鏡を見ながら、タイミングをみて『くるん』と言いましょう。ゲーム感覚で、楽しく正しい歯磨きを習得できるかもしれません。
また、最初は歯ブラシをしても、先端をガシガシ噛んでダメにしてしまうことも多いでしょう。でも、それで正解です。
歯ブラシは赤ちゃんの口の中に入る初めての食べ物以外の異物となります。歯ブラシをガシガシ噛むということは、その経験を通して歯みがきを学んでいる過程ともいえますので、『噛むことをやめさせなければ』と心配しなくても大丈夫です。
1. 口の中に歯ブラシが入ることに慣れさせる
子どもにとって、口の中に異物(歯ブラシ)が入るのが歯みがきを嫌がる原因になることがあります。
赤ちゃんの頃から、ガーゼでお口の中をちょんちょんと触るなどして慣れさせておくとよいかもしれません。
幼児で歯みがきを嫌がる場合は、仕上げみがきのときに歯にやさしく指などで触れながら『今からここを磨くね』と伝えてから、歯ブラシでブラッシングするとよいでしょう。
2. 動画で子どものやる気を刺激する
歯みがきや仕上げ磨きが上手な同世代の子どもの映像を一緒に見ることで、子どもの『ぼく/わたしもやってみたい』というモチベーションにつながりやすいかもしれません。
お手本を見て子どもの中に具体的なイメージがわいたタイミングで『じゃあ、やってみようか!』と明るく声をかけてみましょう。
3. 程度を視覚化する
ハミガキの場合、まだ磨き足りないよ、と子どもに言ったとしても、子どもからしたら『もう結構やったよ!』って思うかもしれません。
そんな時は、大人の物差しで曖昧に説明するより、事実を具体的に見せてあげると、子どもに伝わりやすいと思います。
また、虫歯ができちゃうよ!という脅しは、子どもにはあまり効果はありません。
それよりも『歯みがきしたから虫歯さんいなくなってるね』というポジティブな声かけをしたほうが、子どものモチベーションにつながるかもしれません。
「こどもハミガキ上手」なら、磨き残しが一目瞭然
正しい歯みがきに欠かせないのが、磨けていない場所を知ることです。
歯医者さんで調べられますが、「こどもハミガキ上手」ならお家で毎日チェックすることができます。
「こどもハミガキ上手」をお口の中でクチュクチュするだけで歯垢が赤く染まるので、どこに磨き残しがあるのかが一目瞭然です。
さらに「こどもハミガキ上手」は液体ハミガキ剤なので、チェックと歯みがきの両方が一度にできます。どこに歯垢がつきやすいのか、どこが磨けているかを意識しながら磨くことで、子どもに正しい歯みがきの習慣を身につけさせることができます。
磨き残しが赤く残る「こどもハミガキ上手」は、どれだけやれば十分なのかを、大人も子どもも同じ尺度で確認することができて、お互い納得して歯みがきができますね。
歯みがきの時間も親子で楽しいコミュニケーションを
虫歯にならないために大切なのは、ご家庭での毎日の歯みがき習慣です。子どもの歯のケアには親のフォローが必須ですが、子ども自身が正しい歯みがきの習慣を身につけることも重要です。
正しい歯みがきの習慣を身につけ、親子で楽しく歯をケアする時間を持つことができたらよいですね。
【キャンペーン】「ハミケア」「てぃ先生サイン本」が抽選で当たる!
また、キャンペーンを実施中!合計64名の方に抽選で「ハミケア」または「てぃ先生の直筆サイン入り本」をプレゼント。
歯が生え始めたタイミングで歯医者に行くことをおすすめします。
歯医者では、レントゲンを撮って永久歯の準備ができているか、将来の歯並びがどうなるかなどをチェックするだけではなく、生活習慣も含めた歯のケアについてもアドバイスしています。
虫歯になってから歯医者さんに行くのではなく虫歯にならないために歯医者さんに行くという意識を持つことが大切です。