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「習い事を休みたい」と子どもにいわれたら?休むときのマナーや親ができること
「習い事を休みたい」と子どもにいわれたとき、どのように対応していますか。多少無理やりでも連れていく、疲れていそうなら休ませる、など家庭によっても方針が異なるでしょう。今回の記事では、子どもが習い事を休みたがる理由や休みたいといわれたときの親としての対応をご紹介します。また、習い事を休むときのマナーやメールの例文などもあわせて紹介します。
子どもが「習い事を休みたい……」その時先輩ママは?
子どもから「習い事を休みたい」といわれたとき、習い事拒否の理由をどのように聞いたかなどの対応方法について、先輩ママたちの体験談をご紹介します。
習い事の後の楽しみをつくる
※写真はイメージ(iStock.com/Luke Chan)
40代ママ
心を鬼にして行かせる
30代ママ
子どもが疲れていそうなときは心が痛みますが、最後までやり切る人になってほしいので、すぐに休ませることはせずに基本的には連れていきます。
ただ、休みたいといわれることが毎回毎回続いたり、レッスン中の様子も嫌そうであれば、対応の方法はまた変わってくるような気がします。
子どもから休みたい理由を聞く
40代ママ
習い事を休みたい理由をとにかく聞くように心がけています。先生や友達との関係や、友達より上手にできないなど、子どもなりに理由はあるようです。大人からすると些細なことだと感じることも多いですが、できるだけ共感してあげるように気を付けています。
話を聞いて共感してあげると、一旦本人はすっきりして「今日は行くか」となることが多いように感じています。
一度休ませてみる
40代ママ
小学校の中学年になってからですが、「そんなに休みたいなら今日は休んでいいよ」と言ってみました。子どもの年齢やそのときの状況によるとは思いますが、休んだときの罪悪感が気持ちいいものではなかったようで、その後は休みたいという回数は減りました。
子どもから「休みたい」といわれたときに一度習い事を休ませたというママの声もありました。子どもの状況や様子によっては休み癖がついてしまうのでは?と心配になってしまうママもいるかもしれません。
実際に休ませてみると、罪悪感を感じたり「友達に会えるからやっぱり行こう」と思う子どももいるようです。
教室やコーチに相談する
※写真はイメージ(iStock.com/fizkes)
30代ママ
娘が小4のとき、習い事のピアノを休みたい理由が「先生が怖くて苦手で上手にできない」だったことがありました。たしかに先生は厳しく、子どもに対する態度は少しどうなのかなと私も思う部分がありました。
大手のピアノ教室だったので、電話をして担当の先生について相談し、他の先生に替えてもらうことになりました。翌月から優しく穏やかな先生に担当が変わりました。娘はプロを目指しているわけではなかったので、のびのびと習うことができるようになり、本人も楽しんで通うようになりました。
習い事に行きたくない理由をはっきり教えてくれるようであれば、教室側へその旨を相談したママもいるようです。他の先生に替えるなど、教室側もさまざまな対応をしてくれることがあるようなので、一度教室側に相談してみるのもひとつの方法かもしれません。
子どもが習い事を休みたがる理由
※写真はイメージ(iStock.com/djedzura)
子どもが習い事を休みたがる場合は、おおむね以下のような理由に分類されるでしょう。
- 疲れている、眠い
- 習い事への興味が薄い
- 習い事が難しくてできない
- 先生やコーチと合わない
- 仲の良い友達が辞めてしまった・クラスが変わってしまった
- 習い事が多く、自由な時間がない
- なにか他に不満があって習い事拒否をしている
そのほかにも、習い事が嫌いじゃなくても、なんとなくめんどくさくて休みたいということは、大人でもありますよね。そのため、はっきりとした理由があって行きたくない・行けないのか、なんとなく行きたくないのか、子どもの様子や状況をよく観察して見極めることができるとよいでしょう。
休みたいと言った子どもの気持ちに共感することが大事
子どもから習い事に行きたくない理由を聞くときのポイントとして、子どもが話してくれた理由が真実であろうと、嘘であろうと、まずは共感してあげることが大切なようです。自分の気持ちを親に話すことは勇気が必要なこともあるでしょう。
子どもが習い事を休みたいといったときは、一度その気持ちを受け止めてあげましょう。
定期的に習い事を続けたいか意思確認する
半年ごとなど一定期間のカリキュラムが組まれて、教材などを購入する必要がある習い事の場合、一定期間ごとに子どもに意思確認することも大切かもしれません。
休みたがる理由がある場合は、休みたい理由を受け止めて、続けられるのか辞めるのかを親子で話し合うといいようです。
このときに、子どもが「習い事を辞めるのはいけないことではないか」という気持ちにならないよう、注意が必要なようです。親子で話し合って、子どもが決断したことを大切にしてあげましょう。
習い事を休むときのマナー
実際に習い事を休むと決めたら、連絡する際にはどのようなマナーがあり、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
連絡手段
まずは、欠席する場合の連絡手段を確認しましょう。一般的には電話で連絡するのが礼儀ですが、運営会社が、受付担当がいるような大きい企業なのか、先生の自宅でやっているような小規模なところなのかによって、連絡手段が違うようです。
もし個人や少人数で運営している習い事の場合、他の生徒のレッスン中だったりすると、電話をかけられると教室側に迷惑がかかってしまうかもしれません。そのようなケースであれば、メールやチャットを使うほうが望ましいでしょう。また、教室側が独自にSNSツールなどの連絡手段を用意しているケースもあるようです。
一方、運営母体が大きく受付担当者がいるような場合は、電話連絡のほうがスムーズなこともあるでしょう。
習い事を始める際には、迷惑にならないよう欠席の際の連絡手段をあらかじめ確認しておきましょう。
連絡するタイミング
※写真はイメージ(iStock.com/kohei_hara)
習い事の欠席連絡はタイミングによって振替のレッスンが受けられたり、逆にキャンセル料金が発生したりすることもあります。また、人数が多くサークルのような習い事の場合は、欠席連絡は不要というケースもあるようです。このあたりも入会時にルールをきちんと確認しておくのがよいでしょう。
体調不良やトラブルがあり、直前に休むことになってしまうこともあるかもしれません。ただ意識したいのは、先生や教室側にも都合があるということ。できるだけ迷惑にならないように、欠席をする場合は分かり次第早めの連絡を心がけましょう。
メールの例文
もしメールで欠席連絡をする場合は、どのような文章で送るのが一般的なのでしょうか。実際に習い事をさせているママが送っている文章をご紹介します。
「〇〇先生
△△△△の母です。
いつも△△が×××クラスでお世話になっております。
当日の連絡となってしまい申し訳ございませんが、体調不良のため、本日のレッスンをお休みさせていただきます。
□□□□(母)
000-000-0000」
ポイントとしては、クラス名や生徒の名前をしっかりと伝えること、理由を添えること。
欠席の理由は事細かに伝える必要はありませんが、何も言わないと先生も心配してしまいます。体調不良など簡潔でいいので伝えるようにしましょう。もし、理由が言いにくい場合は、「家庭の都合で」などの表現を使ってもいいかもしれません。
子どもが習い事に行きたくないときの体験談
先輩ママに、子どもの習い事に行きたくないときの体験談について聞きました。
30代ママ
うちの子はサッカーや水泳、プログラミングを習っています。たまに疲れていて休みたいというときは「休みたいの?どうしたの?」と理由を聞くようにしています。だいたいは、「おなか痛い」などと言うので、体調不良の程度によっては休ませることもあります。
ただ、行くか休むか微妙な雰囲気のときは、「自分で判断していいよ」と言うようにしています。うちの子たちの場合は、自分で判断していいと言われると、罪悪感があるのか結局行くことが多いように感じています。
40代ママ
音楽教室の欠席連絡が数年前にアプリになりました。それまでは電話連絡だったため、迷惑にならないよう欠席の連絡の時間帯や理由を伝えることがなんとなく憂鬱でしたが、アプリになってからは気楽になりました。
30代ママ
末っ子がやっていた剣道はルールやマナーに厳しく、欠席の連絡は本人が電話でしないといけない決まりでした。そのため、小さいうちから自分のことは自分でやるという訓練になったと感じています。
上の子たちは電話に苦手意識がありますが、末っ子は小さいうちから慣れているため、電話で話すことに躊躇なくできているなと思います。
※写真はイメージ(iStock.com/DanielBendjy)
40代ママ
いけないことだとは分かっていますが、学校で疲れて習い事を休みたいという日は、お菓子を買ってあげるなどのご褒美を与えてしまうことが多いです。
お菓子を食べさせながら、本当に行きたくない理由があるのかどうかはなるべく会話をして見極めるようにしています。大体の場合はなんとなくめんどくさかったり、遊びたかったりが理由なので、ご褒美で頑張ってもらってもいいのかなと思っています。結局行ったら友達に会えるので楽しそうにしています(笑)。
子どもの様子をよく見て対応を決めよう
今回の記事では、子どもが習い事を休みたがる理由や「習い事を休みたい」といわれたときの親としての対応、習い事を休むときのマナーやメールの例文などについて紹介しました。
子どもが習い事を休みたいと言ったときにどのように対応するか、結局は子どもの様子や状況をよく見ているママ・パパだからこそ判断できることなのかもしれません。
「休んだらついていけなくなるんじゃないか」「休み癖がついちゃうのではないか」「あまり休むと失礼にあたらないか」など、悩みは家庭によってそれぞれ。
子どもの様子をよく観察して話を聞きながら、家庭や子ども自身に合った対応をしていけたらよいですね。
普段は、テレビゲームは休みの日だけと決めていますが、習い事があった日だけは平日でもゲームをしてもいいとしています。楽しみがあれば頑張れるのは大人も子どもも一緒だと思います。