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子どもが習い事を休みたがるのはなぜ?休むときのマナーや親ができること
子どもが習い事に行きたくないと言うとき、どのように対応しますか。多少無理やりでも連れていく、疲れていそうなら休ませる、など家庭によっても方針が異なるでしょう。今回は、子どもが習い事を休みたがる理由や先輩ママの対応を紹介。また、習い事を休むときのマナーやメールの文例なども合わせて紹介します。
子どもが習い事を休みたがる理由
子どもが習い事を休みたがる場合は、概ね以下のような理由に分類されるでしょう。
・疲れている、眠い
・習い事への興味が薄い
・習い事が難しい
・先生や他の生徒と合わない
・習い事が多く、自由な時間がない
・なにか他に不満があって反抗している
その他にも、習い事が嫌いじゃなくても、なんとなくめんどくさくて行きたくないということは、大人でもありますよね。そのため、はっきりとした理由があって行きたくないのか、なんとなく行きたくないのか、子どもの様子をよく観察して見極めることができるとよいでしょう。
子どもが習い事に行きたくない……その時先輩ママは?
子どもが習い事を休みたがるときにどのように対応していたか、先輩ママたちに話を聞きました。
習い事の後の楽しみをつくる
先輩ママ
心を鬼にして行かせる
先輩ママ
子どもが疲れていそうなときは心が痛みますが、最後までやり切る人になってほしいので、すぐに休ませることはせずに基本的には連れていきます。
ただ、それが毎回毎回続いたり、レッスン中の様子も嫌そうであれば、対応の方法はまた変わってくるような気がします。
とにかく話を聞く
先輩ママ
行きたくない理由をとにかく聞くように心がけています。先生や友だちとの関係や、周りの子より上手にできないなど、子どもなりに理由はあるようです。大人からすると些細なことだと感じることも多いですが、できるだけ共感してあげるように気を付けています。
話を聞いて共感してあげるだけで、一旦はすっきりして「今日は行くか」となることが多いように感じています。
一度休ませてみる
先輩ママ
小学校の中学年になってからですが、「そんなに行きたくないなら今日は休んでいいよ」と言ってみました。子どもの年齢やそのときの状況によるとは思いますが、休んだときの罪悪感が気持ちいいものではなかったようで、その後は休みたいという回数は減りました
教室に相談する
先輩ママ
娘が小4のとき、習い事のピアノに行きたくない理由が「先生が怖くて苦手」だったことがありました。たしかに先生は厳しく、子どもに対する態度は少しどうなのかなと私も思う部分がありました。
大手のピアノ教室だったので、電話をして担当の先生について相談し、他の先生に替えてもらうことになりました。翌月から優しく穏やかな先生に担当が変わりました。娘はプロを目指しているわけではなかったので、のびのびと習うことができるようになり、楽しんで通うようになりました。
習い事を休むときのマナー
実際に習い事を休むと決めたら、連絡する際にはどのようなマナーがあり、なにに気を付けたらよいのでしょうか。
連絡手段
まずは、連絡手段。一般的には電話で連絡するのが礼儀ですが、運営会社が、受付担当がいるような大きい企業なのか、先生の自宅でやっているような小規模なところなのかによっても違うかもしれません。
もし個人で運営している習い事の場合、他の生徒のレッスン中だったりすると、電話をかけられると困る先生もいるでしょう。そのようなケースであれば、メールやチャットを使うほうが望ましいかもしれません。
逆に、運営母体が大きく受付担当者がいるような場合は、電話連絡のほうがスムーズなこともあるでしょう。習い事を始める際には、欠席の際の連絡手段はなにがよいのかをあらかじめ確認しておきましょう。
連絡するタイミング
習い事の欠席連絡はタイミングによって振替のレッスンが受けられたり、逆にキャンセル料金が発生したりすることもあります。また、人数が多くサークルのような習い事の場合は、欠席連絡は不要というケースも。このあたりも入会時にルールをきちんと確認しておくのがよいでしょう。
体調不良やトラブルがあり、直前に休むことになってしまうこともあるかもしれません。ただ意識したいのは、先生や教室側にも都合があるということ。できるだけ迷惑にならないように、欠席をする場合は分かり次第早めの連絡を心がけましょう。
メールの例文
もしメールで欠席連絡をする場合は、どのような文章で送るのが一般的なのでしょうか。実際に習い事をさせているママが送っている文章を教えてもらいました。
「〇〇先生
△△△△の母です。
いつも△△が×××クラスでお世話になっております。
当日の連絡となってしまい申し訳ございませんが、体調不良のため、本日のレッスンをお休みさせていただきます。
□□□□(母)
000-000-0000」
ポイントとしては、生徒の名前をしっかりと伝えること、理由を添えること。
欠席の理由は事細かに伝える必要はありませんが、何も言わないと先生も心配してしまいます。簡潔でいいので伝えるようにしましょう。もし、理由が言いにくい場合は、「家庭の都合で」などの表現を使ってもよいでしょう。
子どもが習い事に行きたくない時の体験談
先輩ママに、子どもの習い事についての体験談を聞きました。
3児のママ
うちの子はサッカーや水泳、プログラミングを習っています。たまに行きたくなさそうなときは「行きたくないの?どうしたの?」と話を聞くようにしています。だいたいは、「おなか痛い」など言うので、程度によっては休ませることもあります。
ただ、行くか休むか微妙な雰囲気のときは、「自分で判断していいよ」と言うようにしています。うちの子たちの場合は、自分で判断していいと言われると、結局行くことが多いように感じています。
1児のママ
音楽教室の欠席連絡が数年前にアプリになりました。それまでは電話だったため、欠席の連絡もなんとなく憂鬱でしたが、アプリになってからは気楽になりました。
3児のママ
末っ子がやっていた剣道はルールやマナーに厳しく、欠席の連絡は本人が電話でしないといけない決まりでした。そのため、小さいうちから自分のことは自分でやるという訓練になったと感じています。
上の子たちは電話に苦手意識がありますが、末っ子は小さいうちから慣れているため、電話で話すことに躊躇なくできているなと思います。
2児のママ
あまりよくないことだと分かってはいますが、習い事に行きたがらない日は、お菓子を買ってあげるなどのご褒美を与えてしまうことが多いです。
でも、本当に行きたくない理由があるのかどうかはなるべく会話をして見極めるようにしています。大体の場合はなんとなくめんどくさかったり、遊びたかったりが理由なので、ご褒美で頑張ってもらってもいいのかなと思っています。結局行ったら行ったで楽しそうにしています・・・(笑)。
子どもの様子をよく見て対応を決めよう
子どもが習い事に行きたくないと言ったときにどのように対応するか、結局は子どもの様子をよく見ているママ・パパだからこそ判断できることなのかもしれません。
「休んだらついていけなくなるんじゃないか」「さぼり癖がついちゃうのではないか」「あまり休むと失礼にあたらないか」など、悩みは家庭によってそれぞれ。
子どもの様子をよく観察して話を聞きながら、家庭や子ども自身に合った対応をしていけたらよいですね。
普段は、テレビゲームは休みの日だけと決めていますが、習い事があった日だけは平日でもゲームをしてもいいとしています。楽しみがあれば頑張れるのは大人も子どもも一緒だと思います。