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子どもがはじめてプールに入るタイミング。プールに必要な持ち物や準備すること
子どもがプールに入るタイミングはいつ頃なのでしょうか。ママやパパの中には、子どもがプールに入るときの準備について知りたい方もいるかもしれません。今回は、子どもがプールに入るタイミング、プールに必要な持ち物や準備すること、プールに入るときに注意したい病気や症状などについてご紹介します。
子どもがはじめてプールに入るタイミング
子どもはいつからプールに入ることができるか気になる方もいるかもしれません。ママやパパの体験談をもとに、子どもがはじめてプールに入るタイミングについてまとめました。
オムツがとれてから
子どものオムツがとれてからプールに入れる家庭は多いかもしれません。はじめてプールに入る時期の目安として、オムツがとれ自分でトイレのタイミングを伝えることができるようになってから利用するとよいでしょう。
オムツがとれる前にプール遊びをしたい場合は、自宅の庭などに家庭用のプールを置いて遊ぶとよさそうです。自宅でのプール遊びでは、水の量を調節でき、おもちゃなどを使って自由に遊べます。子どもが小さいうちは、まずは家庭用のプールで遊ぶことからはじめていくとよいかもしれません。
プールのルールに従って入れる
プールのルールに従い、子どもをプールに入れている家庭もあるようです。オムツがとれていなくても水遊び用のオムツで入れるところや、子ども用のプールで水深が浅いところなど子どもの成長に合うプールを選ぶとよいでしょう。
初めて行くプールを利用するときは、事前に水遊び用のオムツの可否や利用できる子どもの年齢、子どもが楽しめるプールがあるかなどを確認しましょう。
子どもがプールに入るときに準備すること
子どもがプールに入るときに必要な持ち物や準備をすることをまとめました。
持ち物を用意する
保育園や幼稚園でプールに入る場合、園によって用意する持ち物はさまざまです。一般的なプールに入るときに必要な持ち物は、プールバッグ、水着、水泳用帽子、からだを拭く大きめのタオル、濡れた水着を入れるビニール袋、サンダルなどがあります。
保育園や幼稚園では、持ち物全てに記名して持っていくよう決められていることが大半でしょう。大きくわかりやすいように記名して取り違えを防ぐよう心がけましょう。
身だしなみに気を付ける
家庭以外でプールに入る際は、たくさんの人といっしょにプールに入ることが多いのではないでしょうか。プールに入る際のマナーとして、身だしなみをしっかり整えましょう。手足の爪が伸びていると、水中で誤って他の人をひっかいて傷つけてしまう可能性があります。普段から子どもの爪が伸びていないかを確認してこまめに切るようにしましょう。
また、髪型にも気を使うとよいでしょう。髪を短くすると、水泳用帽子の中に髪をしまいやすいようです。また、髪が短いとプールの後に髪が乾きやすいメリットもあります。髪を伸ばしている場合は、水中でヘアゴムが取れてしまうこともあるので三つ編みや編み込みなどまとめ髪にするのもよいかもしれません。
プールにおける基本的なルールを教える
プールでは、注意しないと思いがけない事故や怪我につながる場合もあります。事前にプールにおける基本的なルールを子どもに教えるとよいでしょう。一般的なものとして、プールに入る前にトイレに行く、プールサイドでは走らない、プールには足からゆっくり入り飛び込まないなどのルールがあります。
プールで危険な遊び方をすると、他の人に怪我させてしまう可能性や迷惑をかけてしまうことがあります。安全にプールを楽しむためにも、子どもにわかりやすい言葉でルールを教えましょう。してはいけない危険な行動はなぜ危険なのかなどの理由をきちんと説明すると、子どもが理解しやすいかもしれません。
プールのさまざまな楽しみ方
保育園や幼稚園、家庭用のプールに入ることの他にどのようなプールの楽しみ方があるのでしょうか。ここでは、プールのさまざまな楽しみ方をご紹介します。
水泳を習う
男女ともに人気の高い子どもの習い事である水泳教室に通うのもよいかもしれません。水泳は、水の中で全身を動かすことにより、体力向上につながるようです。幼児の頃から水泳をはじめることで、幼稚園や小学校の水泳の時間でより楽しく泳げるようになったら嬉しいですね。
プール付きのホテルに宿泊する
家族で旅行をするとき、プール付きのホテルに宿泊するのもよいでしょう。ホテルによっては、ホテルの宿泊者はプールの入場料の割引があったり、無料になったりするところもあるようです。
宿泊先のプールを利用するときは、ウォータースライダーや子ども用のプールなど、どのようなプールがあるか確認して選ぶとよさそうです。その際に、水遊び用のオムツの可否や利用できる子どもの年齢も併せて確認するとよいでしょう。
プールで使う水遊び用オムツ
子どものオムツがとれていなくても、水遊び用オムツを履けば利用できるプールもあるようです。プールで使う水遊び用オムツの種類や選び方をママやパパたちの体験談をもとにまとめました。
種類
水遊び用オムツには使い捨てタイプと布タイプのふたつの種類があります。使い捨てタイプの水遊び用オムツは、外出先で購入しやすい点や少量なので使い切りやすく翌年にはまたサイズの合うものを用意できるメリットがあるようです。
布タイプの水遊び用オムツは、洗って繰り返し使えて経済的な点に加えて、好みのデザインを選べるメリットもあります。プールに行く頻度など、子どもに合う種類を選ぶとよいでしょう。
選び方
水遊び用オムツは、サイズや素材をポイントに選ぶとよいようです。サイズ選びが大切な理由として、水遊び用オムツがずれてしまうとおしっこが漏れやすくなってしまう心配があります。オムツの袋に記載されている体重を参考にオムツを選び、プールに入る前に試着してサイズが合うか確認すると安心かもしれません。
また、水遊び用オムツはデリケートな子どもの肌にやさしい素材のものを選びましょう。ママの中には、使い捨てタイプの水遊び用オムツを選ぶときにオムツの袋に記載されている素材を見たり、肌当たりがチクチクしないかを確認したりしたという声もありました。
プールに入るときに注意したい病気や症状
プールに入るときに注意したい病気や症状をまとめました。
プール熱
プール熱とは、咽頭結膜熱のことを言い、免疫力が低い子どもが保育園や幼稚園などの集団生活でかかりやすい病気です。初夏から夏にかけて流行する乳幼児がかかりやすい感染症のひとつです。アデノウイルスへの感染が原因で、プールの水を介して人から人に感染するためプール熱と呼ばれるようになったそうです。
プール熱にかかりやすい年齢は、幼児から学童(小学生)が多く、その中でも5歳以下が6割を占めています。アデノウイルスの主な感染経路は、飛沫感染や接触感染です。また、プール熱にかかった子どもの排出した便から感染する場合もあるようです。
プール熱の初期症状は、最初に39℃前後の高熱を発症します。その後、頭痛や食欲不振、全身の倦怠感が3~5日程度続きます。さらに、咽頭痛(のどの痛み)や結膜炎(目の充血)があらわれ、吐き気や腹痛、目やになどの症状が出ることもあります。
プール熱の予防対策として、日頃から手洗い、うがいなどをしっかりすることが大切でしょう。
熱中症・日焼け
屋外のプールは、からだが高い気温にまだ慣れていない初夏から日差しの強い夏の時期に入ることが多く、熱中症や日焼けにも注意が必要です。熱中症とは、高温・多湿の環境で体温が上がり、正常に体温調節できなくなり、脱水症状に陥った状態を言います。
熱中症の予防対策として、こまめな水分補給が有効でしょう。他にも、プールで遊ぶ時間はなるべく涼しい時間帯を選んだり、長時間直射日光に浴びるのを避けたりして対策するとよいようです。
また、子どもの肌は大人の肌の厚さより薄く、長時間紫外線を浴び続けると日焼けして肌にダメージを与えてしまうようです。日焼け止めを塗ったり、ラッシュガードを着せたりというような日焼け対策をして、プールで遊ぶようにしましょう。さらに、肌が長時間直射日光を浴びないように適度に日陰に入るよう心がけるとよいでしょう。
とびひ
とびひとは伝染性膿痂疹のことを言い、10歳未満の子どもがかかりやすいようです。とびひは、虫刺されやあせも、傷をかいた手から細菌が全身に広がり発症します。症状は、傷口がジュクジュクと膿んだり、水膨れができたりすることがあります。また、とびひの症状の種類によっては発熱やリンパ節の腫れ、のどの痛みを伴う場合もあります。
プールの水を介してとびひがうつることはありませんが、プールに入ると症状が悪化しやすいそうです。症状が完治して医師の許可が出るまではプールの利用は避けましょう。
子どものペースに合わせてプールデビューの準備をしよう
子どもがはじめてプールに入るタイミングは、オムツがとれているかや子どもの様子によってさまざまです。プールのルールによっては、水遊び用のオムツを履いて利用できるところもあるようです。
子どもがプールに入るときには、子どもの身だしなみを整えたり、プールにおける基本的なルールを教えたりと事前に準備をしましょう。また、プールに入るときには子どもの体調に気を使い、病気に注意しましょう。
子どものペースに合わせながら、家族でプールを楽しめたら嬉しいですね。