【おうち英語のススメ!】英語をはじめる最高のタイミングは「今」

【おうち英語のススメ!】英語をはじめる最高のタイミングは「今」

2021.11.18

小さいうちはとにかくリスニングが重要!耳で聞こえた順に理解することの重要性をご紹介します!

『おうち英語のすすめ』によると、小さいうちはとにかくリスニングが大切なことや、耳で聞こえた順に理解することの重要性が紹介されています。

英語の順番で理解することが鉄則

文章を耳で聞くときは、目で読むときと違い文章を先取りをすることができません。そのため私たちが英語を聞いて理解ができるときは、ネイティブの人と同じプロセスで理解ができているということです。実は英語の学習ではこれが非常に大切です。

ママ・パパは学生時代に英文は後ろから読むと教わったかもしれませんが、リスニングをせずに文章を読むことから英語の勉強を始めてしまうと、文章を先取りして最後の文章から前に戻って読むという「英文和訳」スタイルになってしまいます。そうすると、英語の語順で理解するという大切な訓練ができなくなってしまうのです。

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のちに「話す・書く」を練習したり、複雑な英語をリスニングするようになっても、聞こえた順に理解するスキルが役立つようになります。そのため、幼いうちから聞こえた順に理解できる癖をつけておくことがおすすめです。文章が長くなればなるほど英語の語順で理解することが、著者が伝えたいことを読む解くカギとなり、最も早く正確に読み取れる方法でもあるのです。

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早くから英語教育をすると、日本語と英語が混ざって子どもは混乱してしまう。そのような話を聞いたことがあるママ・パパもいるかもしれません。しかし、基本的にはその心配はありません。なぜなら英語を意識的に聞かせていたとしても、日常生活が日本語なのであれば、日本語を耳にする機会が圧倒的に多いからです。

また、英語の発音が得意ではないママ・パパは、自分の話す英語を子どもに聞かせたくないと思うかもしれません。しかし、そのようなママ・パパに対して子どもは「日本語が得意な人」だと認識をします。子どもはネイティブスピーカーの発音と親の発音をしっかりと区別ができるので、親の発音が子どもに影響を及ぼすことはありません

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幼稚園、小学校と上がっていくと、おうち英語の時間が減ってしまい焦ってしまうママ・パパもいるようです。ですが、幼稚園ではお友だちと言葉のコミュニケーションを学ぶことが大切だし、小学校では他の教科の勉強ももちろん大切ですよね。おうち英語の時間がないと焦るのではなく、家にいる時間が長いうちに幼少のうちに英語をスタートして、土壌を作っておくことが大切です。

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早い方がいいのならうちの子はもう手遅れだ、と諦めなくても大丈夫です。中学以降でもリスニング力は伸びますし、年齢が上がったほうが論理的に英語の構造を理解したり、興味や専門に合わせて単語を習得するなどの工夫をすることもできます。

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いくつから始めても遅すぎることはありません。学校教育に合わせたスタートでももちろん大丈夫です。義務教育から英語を始めて得意になる子どもには「英語を学習しようという意欲」があります。意欲にまさる勉強法はありませんから。

「わかる」「できる」「楽しい」という感覚が得られると、意欲がわいてきて得意につながります。少しでもやってみようと思ったのなら「今」が始めるチャンスです。

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英語は与えれば与えるほど子どもの貯えが増えていく、いわば「積立貯金」なのです。時間がないときは与える量を減らしつつ、基本的には中断せずに続けていきましょう。

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英語貯金の面白い特徴のひとつは、使えば使うほど増えていくこと。脳の研究により、インプットした情報は、アウトプットの回数を増やすことで効果的に使えるようになることが分かっています。脳の海馬という器官が「この情報は重要だ」と判断し、記憶しようという働きが強化されるからです。

特に意識したいのが、「リスニング力」と「単語力」。単語力は単語の意味を丸暗記するのではなく、リスニングで聞こえてくる中で意味を感じ取ることが大切です。あくまで主体はリスニング力だと肝に銘じましょう。

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AIの自動翻訳の精度がどんどん高くなっているから、英語は別に勉強しなくてもよいのではないか、と考えているママ・パパもいるかもしれません。ですが、こんな時代だからこそ、「コミュニケーション」の観点からも、英語力は必要なのです。

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コミュニケーションの70-90%は非言語だと考えられています。実は自動翻訳で出来る部分はコミュニケーションのほんの一部でしかなく、人々はコミュニケーションの大部分をボディーランゲージや口調や語尾で行っているのです。

これからの時代、ますます多様な国の人と上手にコミュニケーションを取る力が大切になってきますよね。そのためには、他者への敬意と他文化の理解が必要であり、その大きな入口が語学の学習であることを覚えておいてください。自動翻訳に頼りすぎてしまうと、一番大切な「相互理解」から遠ざかってしまいますよ。

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子育てをしていると我が子のことを思うばかりに、さまざまな情報に振り回されたり、他の子と比べてしまったり。特に教育やしつけに関しては、迷ってしまうことも多いですよね。そんなときは「子どもの最善の利益は何か」を常に考え、選択しなければなりません

かつては親が自分の経験をもとにして、子どもの将来を主導し決めてきた時代もありました。しかし現代では親がある程度の方針を決めて積極的に関わりながらも、子ども自身が将来を決めていく「民主的な子育て」が主流です。この変化の激しい現代では、親がしたことのない経験や職業を子どもが選択としていくこともますます増えていくでしょう。

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著者は子どもには英語が得意になってほしいこと以上に「英語ができると、世界が広がって、人生が楽しい」ことを伝えたいと思っていたそうです。そうして育った子どもが大人になり、人と人が思いやりにあふれた豊かなコミュニケーションを取ることで、世界がもっとよくなっていく……そのような世界になっていくとよいですよね。

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2021.11.18

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