こちらの記事も読まれています
【世界こどもの日特集】子どもが尊重される当たり前の社会を作るために
11月20日は「世界こどもの日」。皆さんは子どもの人権について考えたことはありますか?平和な日本では、どこか遠い外国の話のように思われますが、学校でのいじめや体罰、また、家庭内での虐待など、子どもたちの人権は常にどこかで脅かされています。この日をきっかけに、子どもの権利について、今一度考えてみませんか?
世界こどもの日とは?
1954年に国連によって子どもの権利の認識と福祉の向上のために制定された記念日です。毎年11月20日には、この日を祝い、世界中で子どもたちが主体となって参加するイベントが開催されております。後の1989年に採択された「子どもの権利条約」でうたわれている4つの原則を基に、子どもに関わる全ての人が、子どもの人権について考える一日となっているのです。
日本ではまだまだ馴染みのない記念日で、実際、子どもにとって最も身近な存在であるママに「世界こどもの日」を知っていますか?という質問をしたところ、半数の53.3%が「初めて聞いた」と回答しました。
一方で、「子どもの人権について考えたことがありますか?」という質問に対しては、69.3%の方が「考えたことがある」と答えております。
さらに「はい」と答えた方には、どういうシーンで「子どもの人権」について考えるのか、聞いてみました。
「はい」と答えた方へ。どういうときに考えますか?
30代ママ
30代ママ
「公園でボール遊び禁止」など、自由を制限するようなお知らせを見たときに、子どもの権利が軽んじられていると感じますね。
思わず過剰に怒ってしまったときに、「子どもも一人の人間なんだ」と自分自身に言い聞かせています。
「世界こどもの日」に関する認知は、日本ではまだ十分とは言えませんが、こどもの人権に対しては、日常の様々なシーンで、多くのママが考える瞬間があるようです。このことから日本でも、こどもの権利が制限されていると感じるシーンは確かに存在していることがわかりますね。
そんな「日本における子どもの人権問題」について、法律はもちろん、性教育や差別といった観点から、過去にKIDSNAが取材した記事をご紹介します。
【前編】菊池幸夫弁護士に聞く、子どもが人権リテラシーを持つために必要な教育とは
子どもをとりまく環境が急激に変化し、時代が求める人材像が大きく変わろうとしている現代。そんな目まぐるしく変化する時代だからこそ、軽視されがちな子どもの人権について、考えていく必要があるのではないでしょうか。今回は、民事・刑事・学校・教育問題などを手掛ける弁護士であり、日本テレビ系列「行列のできる法律相談所」など、多数のメディアにもご出演されている菊地幸夫さんに、日本における「子どもの人権」についてお話いただきました。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-200728-00011209
【後編】菊池幸夫弁護士に聞く、子ども自身が「自分の権利と責任、義務」を考えるため親が出来ること
前編では、人権を知らずに支配される子どもたちについてお話いただきました。後編では、子ども自身が、自分の権利と責任、義務を考えるべき必要性について、子どもに身近な法律と共にお伺いしました。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-200729-00011210
<人気連載>親子で学ぼう!子どもへの差別の伝え方
KIDSNA編集部の連載企画「親子で学ぶ差別」。幼児期の子どもが「なんであの人は肌が黒いの?」「なんであの人は歩けないの?」と何気なく聞いてきたとき、どう答えますか?コミックエッセイストのハラユキさんといっしょに、さまざまな専門家の方々に「差別」に関する疑問を投げかけ、子どもへの伝え方をレクチャーしていただきました。
現役小学校教諭にインタビュー。好きなことを好きと言える、ジェンダーバイアスに負けない教育環境の作り方
日本が《性教育後進国》と言われていることを知っていますか。時代の中で《性教育》が注目されるタイミングは幾度とありつつも、大きな前進は未だに見えていません。実際家庭でも学校でも何となく触れてはいけない話題になってますよね。そんな中で、学校で性に関する授業を行った先生がいるのはご存じでしょうか?今回は、桐朋小学校の教諭である星野俊樹さんに、子どもと《性》に向き合う方法と、知らず知らずのうちに、幼少期から植え付けられているジェンダーバイアス問題について、教えていただきました。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-200110-00010009
ブレイディみかこに聞く、本当の意味での《子どもの権利の尊重》
ーー多様性を受け入れよう。最近日本でもよく耳にするようになった言葉です。でも《多様性》とはいったい何でしょうか。肌の色?ジェンダー?実は多様性にはタテとヨコがあるのです。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者であるブレイディみかこさんをお招きした今回は、多様性とは何かについて、ご自身がイギリスで体験したエピソードについてお聞きしました。また、保育士としてもご活躍されていらっしゃることから、日本とイギリスにおける《子どもの権利》への考え方の違いについても取材させていただきました。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-200307-00010849
子どもの”性”に対する興味は悪いこと?幼児期から家庭で性教育を取り入れる、その重要性について
「僕/私はどこから来たの?」子どもからこのような質問をされた方は、決して少なくはないでしょう。同時に回答に困ってしまったママやパパもきっと多いはず。多くの保護者の方はその場をうやむやにしてしまいがちですが、実は幼少期から子どもの性教育を行うことは、成長過程において、彼ら自身の身を守ることにも繋がるのです。その理由について、NPO法人ピルコン理事長で、保護者や教育関係者への性教育講座や政策提言なども行っている、染矢明日香さんにお話をお伺いしました。
https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-200108-00010008
置き去りや虐待など、保育園や家庭内での子どもに関する悲劇的なニュースを見たときですね。