【魚屋さんが教える】時短レシピ!しらすとトマトの冷製和えそうめん

【魚屋さんが教える】時短レシピ!しらすとトマトの冷製和えそうめん

子どもに食べさせたいと思いつつ、「レパートリーがない」「なんとなく苦手意識がある」などの理由で食卓にのぼることが少ない魚料理。この連載では魚屋三代目の柳田昇さんが、親子で魚好きになる簡単で飽きのこない魚レシピを紹介します。

こんにちは、魚屋三代目です!

今回のレシピは、本格的に暑くなり食欲が落ちるこの時期でもスルスルと食べられるそうめんのメニューです。

「真っ赤!」とお子さんが叫ぶ声が聞こえそうなこの料理は、しらす干しとトマト&トマトジュースをたっぷり使ったレシピ。

トマトには疲労回復、日焼け予防や日焼け後の回復に効果が期待できるリコピンやクエン酸が豊富です。しらす干しは子どもの成長に必要なカルシウムをたくさん含みます。さらにブロッコリースプラウトで栄養価の上乗せをしてみました。

しらすとトマトの冷製和えそうめん(3人前)

 

材料

・しらす干し…30〜100g

・そうめん…3束(目安)

・フルーツトマト…6個(8等分に串切り、普通のトマトであれば2個ほど)

・トマトジュース…400ml(低塩がおすすめ。190ml缶であれば2本)

・ニンニクすりおろし…小さじ1

・しょうゆ…小さじ2

・こしょう…少々(お好みの量)

・オリーブオイル(エキストラバージンがおすすめ)…大さじ3

・レモン汁…小さじ1/2(なければ酢、白ワインビネガーなど)

・ブロッコリースプラウト…お好みで

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作り方

1. トマトジュースをボウルなどに注ぎ、すりおろしニンニク、こしょう、しょうゆを加えてよく混ぜ、ラップをして冷蔵庫で冷やしておく。

 

2. フルーツトマトとしらす干しをボウルに入れ、オリーブオイルとレモン汁を加えてよく混ぜ合わせ、ラップをして冷蔵庫で冷やす。

 

3. そうめんを記載通りにゆで、冷水でしめてからしっかりと水気を切る。

4. 味付けして冷やしておいたトマトジュースを器に注ぐ。

5. トマトジュースの上にそうめんを盛り付け、合えて冷やしておいたトマトとしらす干しをのせる。

6. 仕上げにブロッコリースプラウトを乗せて完成。

料理のコツ・ポイント

低塩のトマトジュース、しらす干しやしょうゆに塩分が含まれるので、塩自体は使っていません。それでも塩分が気になる方は、トマトジュースを無塩のものに変更しましょう。

大人用に味を濃くするためには、ニンニクの量を増やすのも一つの手です。タバスコを加えると酸味と辛さが増すのでこちらもオススメします。

普通のトマトより甘味の強いフルーツトマトを使えば、お子さまも食べやすくなります。

ブロッコリースプラウトを大葉やバジルに、またそうめんをパスタ(カペッリーニ)に変更してもおいしく仕上がります。


魚屋さんが教えるしらすの目利き・選び方

  
iStock.com/yumehana

しらす干しを買うときは、真っ白くつややかなもの選んでください。水っぽく、色がくすんでいるものは鮮度が落ちているので注意。

大きさは好みになりますが、小さなものはやわらかで口当たりがよく、大きなものはうま味が強めで食べごたえがあります。


魚屋さんが教えるしらすの豆知識

「しらす干し」という名前がややこしいですが、「しらす」という魚はいません。鰯(イワシ)の稚魚がしらすと呼ばれるものです。

時期によって水揚げされるしらすの種類は異なり、春〜秋はカタクチイワシ。冬はマイワシやウルメイワシになります。

監修

Profile

魚屋三代目・柳田昇

魚屋三代目・柳田昇

昭和49年 8月3日生まれ。 神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店『魚武商店(うおたけしょうてん)』の三代目。 父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。 その他、料理家としてレシピ本などの書籍やレシピ提案、レシピ提供、テレビ、料理教室など幅広く活動中。

<執筆、写真提供>柳田昇

<構成>KIDSNA編集部

2021.07.30

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