毎日の登園をスムーズに。子どもの登園を上手にサポートする方法

毎日の登園をスムーズに。子どもの登園を上手にサポートする方法

新しい生活を迎える新年度。保育園や幼稚園の生活を初めて過ごす子どもをしっかり支えるためにも、登園時間や手段など、登園に関することを事前に知っておくことが大切かもしれません。先輩ママたちの体験談をもとに、登園に関する悩みにどう対処すればよいのか、子どもたちを上手にサポートする方法をまとめました。

登園時間は何時?

保育園や幼稚園に入園する子どもたちにとって、これまでの生活リズムと異なる部分も出てくるかもしれない新年度。

なかでも、登園時間は子どもが朝起きる時間がダイレクトに影響するため、具体的な時間を知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。

保育園に子どもを預けるママたちに聞いてみると、だいたい9時頃に登園しているという声が多くありました。ママがパートタイムで働いている場合、シフトによって出勤時間が遅い日も、保育園の午前の活動が始まる時間までに登園させるとよいかもしれません。

また、フルタイムで働くママの中には、延長保育を利用して8時半から19時頃まで保育園に預けている方もいるようです。何時から何時まで預けられるかは、ママやパパの就労状況などによっても異なるため、事前に保育園へ直接確認しておくと安心でしょう。
ANURAK PONGPATIMET/Shutterstock.com
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一般的に保育園より預かり時間が短いイメージの幼稚園。

ママたちによると、幼稚園の登園時間はおおむね朝8時半から9時半くらいのようです。園によって延長保育の有無も異なるようですが、幼稚園のお迎え時間は早い園だと14時頃、遅い園だと16時頃と考えておくとよさそうです。

登園から降園までのスケジュール

子どもが大きく成長する幼児期に、保育園や幼稚園で子どもたちは毎日どのようなことをして過ごしているのでしょうか。

園により1日の流れは異なりますが、登園から降園までのスケジュール例をご紹介します。

7:30   早朝保育
9:00   登園・自由遊び
9:30   朝の会
10:00 一斉活動など
11:30 お昼ごはん
13:00 自由遊びなど
13:30 帰りの会
14:00 降園
19:00 延長保育

一斉活動や遊びなどの時間の取り方は幼稚園によって異なり、年少・年中・年長でも違いがあるようです。どのようなカリキュラムを取り入れているかによって、ママやパパがどの園を選ぶかも変わってくるかもしれません。事前に説明会などに参加して、園の方針や雰囲気を確かめておくとよいでしょう。

登園手段

地域によっても登園手段はさまざまかもしれませんが、どのような手段があるのか事前に知っておきたいというママやパパもいるでしょう。

自宅から園までの距離が近い場合は、ベビーカーのみで登園する家庭もあるようです。あらかじめ園までの道がベビーカーが通るのに十分なスペースがあるのかや、人や車の交通量が多いのかなどを確認しておきましょう。

なかにはベビーカーと電車の両方を使って登園するケースもあるかもしれません。利用駅のエレベーターの有無や通勤の時間帯に重なるときはすぐに電車に乗れないことも考慮して、早めに自宅を出発するようにしたというママの声もありました。
iStock.com/Masaru123
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子どもが年少さんくらいになると、自転車のチャイルドシートに乗せて登園することもあるでしょう。交通ルールを守って、無理な運転にならないよう、時間に余裕をもつことが大切かもしれません。

ほかにも、通園バスを利用しているという声も聞かれました。

バスの便によっては乗車時間が異なること、長期休みのときは通園バスが利用できない可能性もあることなど、利用に際してイレギュラーな状況にもきちんと対応できるように、家族で相談しておきましょう。

登園に関するママたちの悩み

子どもの登園について、ママたちはさまざまな悩みを抱えているようです。

それらの悩みにどのように対処するとよいか、ママたちの声を参考にするとよいかもしれません。

慌ただしい生活で子どもとの時間が少ない

あっという間にすぎていく子どもの幼少期。

しっかりと充実した時間を過ごしたいというママやパパの想いとは裏腹に、毎日が慌ただしく子どもとの時間が少なくなっていることにストレスを感じる方もいるようです。

そんなときは、子どもが登園する前の5分でできるスキンシップ法を試してみてはいかがでしょう。

たとえば、「ママは、○○ちゃんと保育園に行ったあと、そのまま電車で会社に行くよ!」や「会社に行ったらお仕事して、○○ちゃんがお昼ご飯食べる頃に、ママもお昼ご飯食べるね!」、「お昼ご飯を食べたらまたお仕事頑張って、お外が暗くなる頃に保育園にお迎え来るからね!」など、ママの行動と、それに照らし合わせるように子どもの行動も付け加えた声かけができるとよいようです。

子どもがママやパパの行動を理解するようになることで、安心する気持ちをもつことができるだけでなく、ママやパパ自身も子どもが離れて過ごしている時間を具体的にイメージできるかもしれません。

園に行きたがらない

all_about_people/Shutterstock.com
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園に行きたくないと子どもが朝泣いてしまう状況になることも少なくないのではないでしょうか。子どもが園を嫌がる理由について、ママたちはどう考えているのでしょう。

ママやパパと離れたくないとき、長期休みが明けたとき、きょうだいができたり園の先生やクラスが変わって環境が新しくなったときなど、さまざまなシーンが挙げられるようです。

子どもの様子を見守りながら、園の先生にお任せして短時間で別れたり、見送るときは笑顔で「何時にお迎えにくるからね」「必ず迎えにくるよ」など前向きな声かけをしたりすることも必要でしょう。子どもがどうして嫌がったり泣いたりするのか、話を丁寧に聞いたり、不安な気持ちに寄り添うことを心がけるとよいかもしれません。

お友だちとのトラブルがある

子どもが登園を嫌がる理由に、お友だちとのトラブルがあったというママがいました。

子どもの発言を鵜呑みするのではなく、園側に直接聞くことがトラブルを解決するよい方法のようです。トラブルが起きてから相談までに時期があいてしまうと、園側としても対処のしようがないこともあるかもしれません。まずはすぐに相談することを意識して、冷静に対応するようにしましょう。

体調不良での登園基準がわからない

子どもが体調不良を起こしたあと、どのような状態になると登園してもよいのか悩む経験をしたことはないでしょうか。

発熱や幼児特有の病気後の登園基準について、ご紹介します。
iStock.com/Sasha_Suzi
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高熱を出すこともよくある幼児期。子どもが発熱して小児科にかかるときは、いつから発熱したかや発疹や下痢などのほかの症状、食欲や水分摂取、園で流行っている病気がないかなどをきちんと伝えることが重要のようです。

子どもの熱がなかなか下がらない場合や子どもの登園停止が定められている感染症にかかった場合、保育園や幼稚園に再登園する際には、指針や登園許可証の提出義務があります。

また、お休みが長引きそうなときには、発熱の原因や解熱したかどうか、再登園がいつ頃になりそうか、などの連絡をいれておくと、園での活動や保育人数の目安を立てやすいかもしれません。
秋から冬にかけて子どもに流行する病気のひとつにマイコプラズマ肺炎という病気があるようです。

マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法という法律で、第3種感染症の「その他の感染症」に分類される病気。インフルエンザのように出席停止日数がきっちり決まっている病気ではないようですが、病気の症状によっては、学校医やその他の医師の判断で一定期間出席停止となることがあります。

治癒後に登園する場合は、登園許可証や治癒証明書の提出を求められる園も多いようなので、通っている保育園や幼稚園に確認するようにしましょう。
38~39℃以上の高熱が出て、熱性けいれんを起こすこともあるヘルパンギーナは、のどが腫れ、水疱ができる病気。

厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」によると、ヘルパンギーナに感染した場合の登園の目安は「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」とされています。
Ternavskaia Olga Alibec/Shutterstock.com
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初期症状として1㎜~4㎜の赤い発疹があらわれ、その後、かゆみを伴う水疱になり、37度くらいの発熱を伴う場合もある、水疱瘡。

水疱瘡は感染力が強く、園児の1人がかかると保育園や幼稚園などの集団生活では感染が広まりやすい病気とされています。そのため、水疱瘡には登園基準が定められており、出停期間は、「すべての発疹が痂皮(かさぶた)するまで」とされているようです。

一般的には1週間から10日間くらいで治る子どもが多いようですが、その期間には個人差があるため、医師の意見や施設の判断をしっかり確認することが大切でしょう。
くしゃみや咳などの飛沫感染や接触感染、オムツ交換時に便から排出されるウイルスに触って感染する糞口感染によって引き起こされる、手足口病は多くのママやパパが聞いたことのある病気のひとつかもしれません。

手足口病は、政府によって「何日休む」といった出席停止の期間が定められている病気ではありませんが、保育所における感染症対策ガイドラインでは、「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれる」ようになることが、手足口病の登園目安となっています。

一方で、園によっては、集団感染を防ぐ目的で明確な登園禁止期間を設けている施設もあるため、忘れず確認するようにしましょう。
突発性発疹は、38℃~40℃の高熱が3~4日続き、熱が下がった後から、お腹や背中を中心に赤い発疹が全身に広がる、高熱と発疹が特徴の病気です。

「解熱後1日以上経過し、全身状態がよければ登園可」と感染症対策ガイドラインにはありますが、感染症のため、集団感染を広げないよう、園によっては登園許可証の提出を求めるところもあるようです。
秋から翌春にかけては、インフルエンザが流行る時期。インフルエンザは、症状が見られたらなるべく早く病院を受診し、感染を広げないことが大切といわれているようです。

インフルエンザは感染力が強いため感染すると、幼稚園や保育園では出席停止になる感染症です。学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」は休みを取るように決められています。

発症日が同じ日でも、子どもの熱が下がる日によって登園できる日にちも変わってくるため、注意が必要でしょう。
出典:保育所における感染症対策ガイドライン/厚生労働省

子どもの登園を明るくサポートしよう

iStock.com/yamasan
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保育園や幼稚園への登園に関して、ママたちはさまざまな悩みをもっているようです。施設によって登園時間も異なるため、親の仕事に影響することもあるかもしれません。事前に園に確認して、子どもの生活をきちんとサポートできるよう調整することが大切でしょう。

また、子どもが園に行きたがらないときや泣いてぐずるときなどは、子どもの話をきちんと聞く体勢を整え、不安な気持ちに寄り添いながら、前向きな言葉で明るい気持ちになるよう導くことを意識するとよいかもしれません。

子どもが毎日楽しく登園できるように、健康管理にも気をつけながら、積極的な声かけなど、子どもの様子に合わせて対応を工夫できるとよいですね。

2021年03月16日

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