幼稚園は何時から何時まで?登園・お迎え時間や、幼稚園での時間割、活動内容を紹介

幼稚園は何時から何時まで?登園・お迎え時間や、幼稚園での時間割、活動内容を紹介

2018.11.02

幼稚園に預けることを考えているママやパパの中には、登園時間やお迎え時間が何時なのか、なぜ保育園より預かり時間が短いのかなどが、気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、幼稚園の目的や預かり時間、時間割や時間割表など活動の内容について、ママたちの体験談を交えながらご紹介します。

幼稚園とはどういうところ?

子どもが2歳や3歳の誕生日を迎える頃になると、幼稚園の入園を考え始めるママやパパもいるのではないでしょうか。文部科学省の資料によると、幼稚園とは、満3歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児を対象に幼稚園教育要領にのっとって教育を行う学校とされており、1日の教育時間は、4時間を標準として各園で定めると記されているようです。

幼稚園は文部科学省の管轄となっており、その目的は、幼児を保育し、適切な環境を与えて、その心身の発達を助長することになっています。

一方で保育園は、保護者の共働き就労などにより日中の世話ができない場合に預ける場所であると定義されており、1日の保育時間は一般的に8時間から11時間程度とされています。

保護者のなかには、幼稚園は教育をする場所だけれど、保育園は教育をする場所ではないと捉えている人も多いようです。

そのように幼稚園と保育園ではその役割が違うため、幼稚園は保育時間が短い、お迎え時間が早いなどの異なる点が生じるようです。

幼稚園の利用を検討している場合は、幼稚園の目的や活動、保育内容などを事前にしっかり調べられるとよいかもしれません。


幼稚園の預かり時間(何時から何時まで?)

幼稚園の1日の教育時間は4時間を標準として各園で定めるとなっているそうですが、実際の預かり時間はどのくらいなのでしょうか。登園時間やお迎え時間をママたちに聞いてみました。


登園時間

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「うちの幼稚園の登園時間は基本は8時半から9時です。これは親が送り迎えする場合で、バスの子は9時頃幼稚園に到着するようです」(30代ママ)

「幼稚園の登園時間は朝8時半から10時です。通園バスが複数出ているので、みんなが揃う時間は10時頃となるようです」(30代ママ)

幼稚園の登園時間は、クラスや年齢関係なくおおむね朝8時半から9時半くらいとなっているようです。バスでの送迎があるかどうかで登園時間も少しずつ違いがあるかもしれません。

お迎え時間

「お迎え時間は14時40分から15時半までの間です。お迎え時間に幅があるので、余裕を持ってお迎えに行くことができます」(30代ママ)

「通常のお迎え時間は15時ですが、曜日によってお迎え時間が早い日があります。早い日は13時半頃にお迎えになります。預かってもらえる時間は短いですが、子どもといっしょにすごす時間がしっかりもてるのは嬉しいです」(30代ママ)

「お迎え時間は16時半です。その時間までは通常料金で預かってくれます。他の幼稚園より対象時間が長いので助かります」(30代ママ)

幼稚園のお迎え時間は早い園だと14時頃、遅い園だと16時頃と、園によって多少の違いがあるようです。お昼寝をするしない、送迎バスの有無などで違ってくるようです。

延長保育

「朝の延長は8時から、夕方は18時まで延長してくれます。昔は朝の延長はなかったようですが、最近は共働きで働くお母さんも増えたために、朝の延長保育を取り入れるようになったと聞きました」(30代ママ)

「うちの子が通っている幼稚園は朝7時半からあいていて、夜も19時まで延長してくれます。仕事を調整しながら通わせられそうだなと思い、この幼稚園に決めました」(30代ママ)

保護者の要望にあわせて延長保育を実施している幼稚園もあるようです。共働きで働きながら子どもを幼稚園に通わせたいと考えているママは、延長保育の時間などにも注目するとよいかもしれません。


幼稚園の時間割、活動

幼稚園で子どもたちはどのような活動をして生活しているのでしょうか。幼稚園のおおまかな時間割を聞いてみました。

幼稚園の時間割

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「9時に登園したらその後は自由遊び、10時からクラスごとの活動などをしているようです。お昼を食べたら少し自由遊びの時間で、帰りの支度をして降園という流れになっています」(30代ママ)

「うちの園では、朝8時半に登園した後に午前はクラスでの活動、お昼ご飯を食べた後は13時頃からお昼寝をし、起きたら自由遊び、15時お迎えという時間割になっています。冬の期間はまた少し違う時間割表になります」(30代ママ)

幼稚園では、朝の集まりから始まりクラス別の活動、昼食、自由遊びなどが一日の時間割の中に組み込まれているようです。お昼寝をする園もあれば、しない園もあるそうです。入園式のときに、幼稚園での1日の生活の流れが書かれた時間割表をもらったというママの声もありました。

幼稚園ごとの特徴的な活動

「午前中の活動の時間には、クラスごとに畑へ行って作物の世話をするなど、自然と触れあう活動をたくさんしているようです。自然環境に触れて虫をたくさん覚えたり、野菜を食べるようになったりして、家庭ではできないことだらけなので、この幼稚園に入園できてよかったと思っています」(30代ママ)

「週に1回は体操の時間があり、英語も月3回あり、遊びながら教育を受けられています。外部の先生が来てくれてしっかり教えてくださるようなので、幼稚園に通いながら習い事もしている感じで、よい環境だなと思っています」(30代ママ)

「月ごとのプログラムが決まっていて、書道や華道、科学やSDGsなど、本当にいろいろな体験をさせてもらっています。子どもたちが遊びながら、ぐんぐんと発達しているのが目に見えるようです」(30代ママ)

幼稚園によって、特徴を生かしたさまざまな活動をしているようです。幼稚園を選ぶときには、どのような活動に力を入れているのかに関心をもって選ぶようにするとよいかもしれません。


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幼稚園に入れてよかったこと

幼稚園に通わせているママとパパに幼稚園に入園させてよかったと思うことについて聞いてみました。

カリキュラムがしっかりしている

「幼稚園のカリキュラムや教育方針がしっかりしているのがよいと思います。年長になると小学校への入学も意識した指導をしてくれるので助かります」(30代ママ)

「年少からひらがなや数字を教え始めてくれるので、教育面でとてもいいと思います。小学校になったときに、生活面や教育面で保育園出身の子よりもできることが多いとママ友から聞きました」(20代ママ)

「カリキュラムがしっかりしているのと、預かり時間の短さから、自由遊びの時間は少ないなと感じています。子どもや家庭によってどちらがいいかは違うかもしれません」(30代ママ)

文部科学省が定めている幼稚園教育要領にあわせたカリキュラムの中で教育を受けられるということを魅力と感じているママとパパがいるようです。幼稚園の生活のなかでできなかったことが徐々にできるようになってくる過程を見て、幼稚園に入園させてよかったと感じたというママの声もありました。

保育サービスが充実している

「幼稚園ですが、保育内容が充実していると感じます。延長保育を利用すると19時まで預けることができ、クラスや学年関係なくいっしょに遊ぶので、縦の繋がりもできてよい環境だと感じました。上の子は保育園に預けていたので、全然違うと感じています」(20代ママ)

「通常の保育時間後に、園舎内で日替わりの課外授業が行われており、それを利用しています。園の中でおこなってくれるので、習い事への送迎の手間もないので助かっています。保育内容が充実しているのはありがたいです」(30代ママ)

幼稚園のなかには、さまざまな保育サービスを展開しているところもあるようです。場合によっては共働きで働いていても延長保育を利用し、子どもは幼稚園で過ごすことができるようです。どのような保育サービスがあるのか、説明会や資料などで確認してみるとよさそうです。


保育の認定とは

2019年にスタートした幼児教育・保育の無償化では、幼稚園での預かり保育料も無償化対象となるため、対象者は各自治体で「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

幼稚園の1日の標準教育時間は4時間と短いため、共働き世帯で幼稚園に預けたい家庭は、預かり保育を利用している場合がほとんどです。新2号認定を受ければ、預かり保育の利用日数に応じて日額450円まで補助金が支給されます。利用日数×450円か、月額の上限である11,300円のどちらか低い額が補助金として支給される仕組みです。

幼稚園に預けて働いていれば適用可能というわけではなく、新2号認定を受けていることで、助成の対象となるので、よく確認しましょう。


出典:幼児教育・保育の無償化/子ども家庭庁

保育の状況も考え幼稚園に入園させるかを決めよう

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iStock.com/maroke

幼稚園の登園時間やお迎え時間は、園によって多少の違いがあるようです。幼稚園は保育園に比べると預かり時間が短いこともありますが、延長保育などを利用すれば、パパとママが共働きで仕事をしている場合でも幼稚園に通わせることができそうです。幼稚園での1日の生活の時間割を公開している園や時間割表を用意してくれている園もあるようなので、家庭での保育の状況から判断し、幼稚園に入園させるかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。


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