こちらの記事も読まれています
保育園のベビーカー登園。園に置き場や預かりがあるのか、送り迎えの工夫、ほかの通園手段など
保育園の送迎にベビーカーを使いたいと考えている保護者もいるのではないでしょうか。保育園にベビーカー置き場はあるのか、預かりはしてくれるのかなど気になることもありますよね。今回は、保育園にベビーカーで行くときの工夫や注意点、置けない場合はどうするのかなど、ベビーカー通園にまつわることについて保護者の声を交えて紹介します。
ベビーカーを使用する場合の通園方法
子どもの年齢や保育園までの距離によって、ベビーカーで保育園に行きたい保護者もいるのではないでしょうか。ベビーカーであれば、小さな子どもでも安心して連れていくことができそうですね。
保育園でベビーカーに行くときは、ベビーカーの使い方や登園後にどうするかなど気をつけることがさまざまあるようです。ベビーカーでの通園を体験した保護者の声を参考に、事前に確認しておくことなどを把握できるとよいかもしれません。
また、ベビーカーでの通園で送り迎えに役立つグッズ、ベビーカー以外に保護者が使っている通園方法などを、保護者の体験談をもとに、順を追って見ていきましょう。また、幼稚園の通園にベビーカーを使っている保護者の声も聞いてみました。
保育園でのベビーカー通園はどうしている?
ベビーカーで保育園通園している保護者は、どのようにベビーカーを使っているのでしょうか。保護者の体験談を聞いてみました。
ベビーカーのみ
「我が家は保育園まで徒歩10分ほどなので、ベビーカーで通園しています。ほかの園児たちも使っている子が多いので。家から園までは遊歩道だけで通園できるので、自転車よりもかえって楽に行けます。保育園見学の時にも、ベビーカーで行けるか確認しました」(20代ママ)
「まだ0歳なのでバギーで通園しています。その日の行き方は天気予報をチェックして判断していますが、送り迎えの時間は寝ていることもあるので、バギー通園が一番よい手段かなと思っています。送り迎えだけでなく育児生活全般においてバギーは欠かせないです」(30代ママ)
自宅から保育園までの距離が近い場合は、ベビーカーやバギーのみで登園する場合もあるかもしれません。その場合は、あらかじめ保育園までの道がベビーカーが通るのに十分なスペースがあるのか、人や車の交通量が多いのかなど確認するとよさそうです。
電車とベビーカー
「電車で職場近くの保育園に通園しているので、ベビーカーを使っています。混雑時は判断に迷いますが、折りたたみ式のバギーを使うことで、通勤電車でも迷惑をかけないよう気をつけています」(30代ママ)
「職場内の保育園を利用しているのですが、駅から職場まで少し歩くので送り迎え用のベビーカーを持って出勤しています。駅のエレベーターの位置を把握して、ラッシュを避けて出発するようにしています」(40代ママ)
保育園が遠く、ベビーカーを持って電車に乗るママやパパもいるのではないでしょうか。電車に乗る場合は、片手でたためるベビーカーやコンパクトなバギーを使用している保護者がほとんどでした。
送り迎えの通勤にあわせて、利用駅のエレベーターの有無や場所なども確認しておくとよさそうです。また、混んでいる時間帯はすぐに乗れない可能性を考えて、自宅の出発時間を早めているという保護者の声もありました。
車とベビーカー
「車で保育園まで行き、駐車場からベビーカーで移動しています。車内にベビーカーを積んでおくので、天候の変化にも対応できて便利です。園の近くまで車で行けるので、疲れずに通園できています」(30代ママ)
「車でベビーカーを運び、保育園の近くで降ろしてから通園しています。駐車場から園までの距離があるので、ベビーカーがあると助かります。お迎えの時も、疲れた子どもを乗せられるので重宝しています」(20代ママ)
車とベビーカーを組み合わせた通園は、天候に左右されにくく便利なようです。保育園見学の際に駐車場があるかや、車からベビーカーへ移動するときに安全確保ができるかなどを確認して、保育園選びの判断材料にしたという保護者も。車内やトランクに送り迎え用の小型ベビーカーを常に積んであるという声もありました。
登園後、ベビーカーはどうする?
保育園にベビーカーで行くときには、ベビーカー置き場があるのか事前に確認が必要になるようです。保育園にベビーカーで行ったあとの対応について聞いてみました。
保育園に預ける
「通園している保育園では、ベビーカー置き場があり、預かってもらえます。朝の送り迎えの時間帯は込み合うので、順番を守って置くようにしています。園児たちの名前タグをつけて、間違いがないようにしています」(30代ママ)
「保育園にベビーカーを預けられるのは本当に助かります。特に雨の日は、ベビーカー用のレインカバーを付けたまま置けるので、お迎えの時も濡れずに使えます。こういった配慮は大変なことが多い育児生活のなかで本当にありがたいです」(30代ママ)
保育園にベビーカー置き場があるところでは、そのまま帰りまで置いていくことができる場合もあるようです。
保育園によっては、ベビーカー置き場の利用に申請や予約が必要な園もあるようせう。ベビーカー置き場を利用したいときは、あらかじめ保育園に預かりに関して相談するとよいでしょう。
持ち帰る
「通っている保育園ではベビーカーの預かりをしていないので、毎日持ち帰っています。折りたたみ式のバギーを使うことで、持ち運びの負担を軽減しています。保育園見学の時に確認しておいてよかったです」(30代ママ)
「ベビーカーの持ち帰りは大変ですが、職場が家から徒歩圏内なので、一度帰宅して置いてから出勤しています。延長保育の日もあるので、外のガレージに置いておき、お迎えの時にもすぐ出せるよう準備しています。日によって使うかどうかの判断に迷う時もありますが、子どもの体調や天候を考慮して使用しています」(30代ママ)
保育園によっては、ベビーカー置き場を用意しておらず、置けないこともあるようです。置けない場合には、ベビーカーを家まで持ち帰りするか、職場まで持って行くという声もありました。保育園見学の際に確認して、預かりができない場合の対策を前もって考えておくとよいかもしれません。
ベビーカーを置いておくときの注意点
保育園にベビーカーを置いていくことができる場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ベビーカー預かり時の注意点をまとめてみました。
広さの確認
「ベビーカー置き場の広さは、保育園見学の時に確認しました。我が家のベビーカーは大きめなので、折りたたんで置けるか判断するのに役立ちました。ほかの園児たちのベビーカーとの兼ね合いも考慮しています」(30代ママ)
「双子なので、二人乗りベビーカーを使っています。保育園見学の際にベビーカー置き場のスペースを確認させてもらい、広いところを第一希望にしました。ほかの保護者との順番や配置にも気をつけてお迎えしています」(30代ママ)
自分の使用しているベビーカーは置くことができるのか、二人乗りベビーカーを使っている場合はその分の広さがあるのかなど、ベビーカー置き場のスペースがどのくらいなのかを確認しておくとよいかもしれません。
保育園によっては折りたたんで置いていかなければならない場合もあるようです。
屋内か屋外か
「我が家の保育園は、ベビーカー置き場が屋外にあります。雨の日対策として、ベビーカー用のカバーを常備しています。保育園見学の時に確認して、育児生活の中でこうのような準備の大切さを実感しました」(20代ママ)
「屋外のベビーカー置き場を利用しています。夏は日よけ、冬は霜対策など、季節ごとの判断が必要です。ほかの園児たちのベビーカーの様子も参考にしながら使っています」(30代ママ)
ベビーカーの預かりは行っているけれど、ベビーカー置き場は外にある保育園もあるかもしれません。外にベビーカー置き場がある場合は、日よけや雨よけのためにカバーをかぶせるなど工夫をするとよさそうです。室内や屋根がある場合はスペースが限られていることも多いので、早いもの順になってしまうこともあるとの声もありました。
防犯対策をする
「ベビーカーの盗難が心配だったので、チェーンロックを使用しています。保育園の許可を得て、指定の場所に固定しています。他の園児たちのママたちも同様の対策をしているので、安心して預けられます」(30代ママ)
「ベビーカーに防犯ブザーを取り付けています。万が一の事態に備えて、判断して対策を立てました。保育園見学の時に、セキュリティについても確認したので、安心して育児生活を送れています」(20代ママ)
保育園のベビーカー置き場は多くの園児たちの保護者が利用しており、間違えてしまうこともあるかもしれません。外にベビーカー置き場がある場合は盗難が心配という声や、トラブル防止のためにベビーカーの防犯対策をしているという声も多くありました。自転車用の鍵つきチェーンや防犯ブザーをつけているという保護者も多いようです。
ベビーカーでの送迎に役立つグッズ
雨の日や延長保育の日など、ベビーカーで快適に送り迎えできるグッズや準備してくと便利なものについて、保護者に聞いてみました。
レインカバーなどの雨具
「雨の日はもちろん、そうでない日もベビーカー用のレインカバーが欠かせません。子どもが濡れずに済むので、園児たちの体調管理にも役立っています。保育園見学の時に園庭のベビーカー置き場をチェックしたら、他の園児たちのベビーカーはみんなレインカバーをかけていたので、うちも購入しました」(20代ママ)
「梅雨など雨が多くなる季節は、バギー付属しているレインカバーとレインコートを組み合わせて使っています。ベビーカーを押しながら傘をさすのは危険だと判断し、私もレインコートを着用しています。面倒ですが、育児生活では常に安全を最優先に考えてしまいます」(30代ママ)
ベビーカーを覆うベビーカーやバギー専用のレインカバーは必需品という声が多くありました。レインカバーがあれば、子どもはレインコートを着なくても雨に濡れず保育園まで行くことができそうです。雨が強い場合は車や自転車などに送迎方法を変更するなど判断して、安全に気をつけながらベビーカーを使用できるとよさそうですね。
ベビーカーステップ
「上の子の送迎時に、下の子をベビーカーに乗せて行くのですが、そのときにベビーカーステップが大活躍しています。上の子も一緒に乗れるので、移動がスムーズです。保育園見学の時にベビーカーステップ付きのバギーでお迎えに来ているママを見かけたのでで参考にしました」(30代ママ)
「ベビーカーステップは、特に疲れている時のお迎えに重宝しています。荷物が多い時も子どもが喜んで乗ってくれるので、シート部分にいろいろ乗せることができて便利に通園できています」(40代ママ)
ベビーカーステップは、上の子どもを乗せられる便利なアイテムです。保育園への送り迎え時に活躍し、特に複数の子どもがいる家庭で重宝します。ただし、使用時は安全に十分注意し、園の規則に従って判断しましょう。子どもの年齢や体重制限も確認が必要です。
抱っこ紐
「抱っこ紐は、ベビーカーが使えない時の備えとして常に持ち歩いています。特に延長保育で遅くなった時など、子どもが眠ってしまった際に重宝しています。育児生活の中で、臨機応変な対応が大切なことが身に沁みたので、常に選択肢を用意するようにしています」(30代ママ)
「ベビーカーと抱っこ紐を併用しています。送り迎えで混雑時や階段の多い場所では、抱っこ紐に切り替えられたりもできるので。さまざまな通園方法について保育園見学の時に聞くようにしました」(20代ママ)
抱っこ紐は、ベビーカーと併用することで通園の選択肢が広がります。特に階段や混雑時に便利で、子どもとの密着感も増します。ただし、長時間の使用は体への負担も考慮が必要です。保育園までの道のりや子どもの様子を見て、適切に判断しましょう。
お気に入りのおもちゃ
「ベビーカーに子どものお気に入りのぬいぐるみを取り付けています。これがあると、疲れていてもぐずることなく楽しく通園できています。」(30代ママ)
「ベビーカーの前部に小さなおもちゃをつけています。特に朝の送り時に、子どもの機嫌がよくなるので助かっています。園に持ち込めないおもちゃもあるので選ぶ際には園のルールなどをよく判断する必要があります」(30代ママ)
お気に入りのおもちゃをベビーカーに付けることで、子どもがご機嫌で通園できるという声がありました。紛失や破損のリスク、また園の持ち物ルールに反しないか注意しながらおもちゃ選びの判断材料にしたという保護者もいました。
おやつや飲み物
「延長保育で帰りが遅くなる時は、ベビーカーのポケットに軽いおやつと飲み物を入れていきます。子どもが空腹で機嫌が悪くならないよう、判断して準備しています。保育園見学の時に、延長保育では間食が出ないと聞いていたので、残業になりそうな日は準備しています」(20代ママ)
「通園用のベビーカーにボトルホルダーをセットして水筒を入れるようにしています。特に暑い日は、園までの道のりで子どもが喉が渇くことがあるので熱中症対策にもなります。園内に持ち込む際はルールを守るよう気をつけています」(30代ママ)
特に延長保育や天候によって、おやつや飲み物を準備しているという保護者は多いようです。バギーに乗ったまま食べられるものなら、帰宅するまでの空腹対策によさそうですね。園のルールや衛生面を考慮し、適切に判断しているという声もありました。
ベビーカー以外の通園手段
ベビーカー以外にも、さまざまな通園手段があります。保育園までの距離や子どもの年齢、季節などによって最適な方法は変わってきます。ここでは、徒歩、自転車、車での通園について、実際の体験談とともに紹介します。
徒歩
「家から保育園まで徒歩15分ほどです。0歳の時はバギーでしたが、バギーを持ち帰りしなくてはならなかったので、すぐに抱っこ紐に移行、成長した今は手をつないで歩いています。ほかの園児たちと一緒に歩くことで、通園がコミュニケーションの時間にもなっています」(30代ママ)
「家が近いので子どもの体力づくりもかねて徒歩で通園しています。ただし、雨の日や体調不良の際はそのつど判断してベビーカーを使うこともあります。保育園見学の時に、さまざまな通園方法を相談できて安心しました」(20代ママ)
徒歩での通園は、園までの送り迎えにかかる時間や通園の道のり、移動距離などによって子どもの成長に合わせて柔軟に対応できそうです。体力づくりや周囲の観察力を養うよい機会になっているという声や、天候や体調、荷物の量などを考慮して判断しているという保護者もいました。
自転車
「2人の子どもを電動自転車の前と後ろに乗せて通園しています。移動が早く、特に時間に余裕がないときの送り迎えに重宝しています。雨の日はその日の雨量や降る時間帯などをチェックして、車やバギーなど別の方法を判断することもあります」(20代ママ)
「自転車の後ろに子ども用シートを付けて通園しています。子どももお気に入りのヘルメットをかぶってよろこんで乗ってくれるので、楽しく通園できています。園から通勤に使っている駅までが遠いので、自転車は便利です」(40代ママ)
広範囲をカバーでき、時間の節約にもなる自転車通園をしているという保護者は多いようです。子どもを乗せるために安全面への配慮が特に重要でしょう。自転車通園については天候によって柔軟に判断しているという声もありました。
車
「車通勤しているので、通勤途中でそのまま送り迎えしていますが、保育園の駐車場が限られているので朝は特に混雑します。早めの到着を心がけ、ほかの園児たちの通園の妨げにならないよう気をつけています」(30代ママ)
「仕事の都合もあり車での送迎をしています。特に雨の日や寒い日は、子どもの体調管理の面でも助かっています。ただし、渋滞など予期せぬ事態も考慮して、時間に余裕を持って出発するよう心がけています」(30代ママ)
天候に左右されにくく、荷物の運搬できる車での通園が基本という声も多くありました。車通園の場合は、駐車場の確保や交通状況の判断も必要になるようです。都心部や駅前の保育園などでは保育園内に駐車場がないため、近隣のコインパーキングを利用しなくてはならず、送り迎えの移動が大変という声もありました。
幼稚園の通園でベビーカーを使った体験談
幼稚園通園でもベビーカーを使うことはできるのでしょうか。特に下の子がいる場合や、通園バスがない場合などはベビーカーを使いたいという保護者もいるようです。ここでは、幼稚園通園時のベビーカー使用について、実際の体験談を紹介します。
「入園児には下の子がまだ1歳だったのでベビーカーに乗せて、上の子は徒歩で通園していましたが、自分もベビーカーに乗りたがるので、ベビーカーステップに乗せて通園するようにしました。園の門をくぐるときには自分から降りて歩いていたので、先生からもなにも言われませんでした」(30代ママ)
「園バスがなく車で送迎していましたが、駐車場から園までの道のりが国道沿いで歩かせるのが怖かったのでベビーカーを使って送り迎えしていました。ほかの園児たちを見ても、車までの間だけ使っている子がいたようでした」(20代ママ)
幼稚園通園でのベビーカー使用は、状況に応じて使うのがよさそうです。特に下の子がいる場合や、園までの距離が遠い場合に使う保護者が多いようですが、幼稚園では入り口までベビーカーに乗せていくと先生に「なるべく歩いてきてほしい」と言われたという体験談や、園の方針や周りの園児たちの状況などを見ながら判断したという声もありました。
また、下の子を連れて登園する場合は、ベビーカーステップを使うと移動手段としても便利という声もありました。
ベビーカーでの登園は事前に確認を
ベビーカーでの保育園通園は、子どもの年齢や園までの距離を考慮したうえで、移動手段の選択肢の一つとして考えている保護者も多いでしょう。
保育園にベビーカーで登園したい場合は、園によっては置けない場合もあるので事前にベビーカー置き場があるのかや、預かりを行ってくれるのかなどを確認しておくとよさそうです。対応は園によってさまざまなようなので、保育園見学の際など、入園までに園のルールや設備を確認し、適切に判断することも大切かもしれません。
また、ベビーカーステップや抱っこ紐などのアイテムを組み合わせることで、より快適な送り迎えができそうですね。天候や子どもの体調に応じて、徒歩や自転車、車など他の通園手段との使い分けも考できるとなおよさそうです。育児生活のなかで送り迎えの時間が悩みのタネにならないよう、子どもにも保護者にも快適な通園ができるとよいですね。