保育園に子どもを預ける共働き家庭の送迎や役割分担

保育園に子どもを預ける共働き家庭の送迎や役割分担

保育園児のいる共働きの家庭では、子どもの保育園や習い事の送迎など夫婦でどのように分担しているのでしょうか。今回は送り迎えや、子どもが保育園で熱を出したときの急なお迎えなど、共働き家庭でどのように協力しあっているのかについて聞いてみました。

保育園に通う子どものいる共働き家庭

夫婦で共働きをしながら保育園に通う子どもを育てている家庭では、保育園や習い事への送り迎えなどで悩むママやパパもいるのではないでしょうか。子どもの急病時などの対応について、他の共働き家庭ではどのようにしているのか気になる場合もあるかもしれません。

今回は、保育園に通う子どものいる共働き家庭の子育てについて、ママやパパの声を交えながらご紹介します。

共働き家庭での保育園や習い事の送り迎え

夫婦で共働きをしている場合、保育園や習い事への子どもの送り迎えはどのように工夫しているのでしょうか。共働き家庭のママやパパたちに、保育園や習い事への送迎について聞いてみました。


ママ・パパそれぞれが担当

車
Africa Studio/Shutterstock.com
20代ママ
20代ママ

パートタイム勤務のため、保育園や習い事への送り迎えは私が担当しています。習い事がある日は私の仕事を午前中のみのシフトにして、子どものお迎え時間までに夕食の支度や洗濯物の片づけを済ませておきました。

30代パパ
30代パパ

わが家では、私が出勤するときに保育園に子どもを送り、妻が仕事帰りに子どもを保育園へ迎えに行って帰宅することが多いです。保育園の先生から聞いたことなど、夫婦でお互いに共有するようにしています。

保育園や習い事への送り迎えは、夫婦どちらかが担当していたり、夫婦で協力して行ったりと、家庭によってさまざまな声が聞かれました。共働き家庭のなかには、夫婦のどちらかがパートタイムで働いていたり、短時間勤務制度などを利用したりして、保育園への子どもの送迎や家事をする時間にあてている場合もあるようです。


送迎サービスを利用

20代ママ
20代ママ

習い事への送迎も頼めるベビーシッターのサービスを、月に2回ほど利用しています。幼児教室での子どもの様子なども丁寧に教えていただき、安心して預けることができました。

共働き家庭のママやパパのなかには、送迎代行サービスや自治体が主体となって運営しているファミリーサポート制度などを、保育園や習い事の送り迎えで利用しているという声もありました。夫婦で仕事の調整ができないときなどに備えて、地域にどのようなサービスがあるか調べておくと安心かもしれませんね。

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保育園の急なお迎えへの対応

保育園で子どもが熱を出してしまったときなど、急にお迎えに行かなければならないときもあるかもしれません。共働きをしている家庭では、保育園への急なお迎えにどのように対応しているのでしょうか。

共働き家庭のママやパパに、保育園の急なお迎えについての対応の仕方を聞いてみました。


行ける方がお迎えに行く

30代パパ
30代パパ

保育園から子どもが熱を出したという連絡が入ったとき、夫婦で連絡を取ってどちらがお迎えに行けそうか話しあいました。私の場合、会議などがない日はその後の業務を在宅勤務に切り替えて、保育園へ子どもを迎えに行くことも多いです。

その日の仕事の状況によって、保育園にお迎えに行ける方が行くというパパの声がありました。他には、職場が保育園に近い方がお迎えに行くと決めている家庭もあるようです。


周囲や外部サービスに頼る

祖父母とこども
Rawpixel.com/Shutterstock.com
20代ママ
20代ママ

保育園に急に迎えに行かなければならなくなったときは、私の祖父母にお願いしました。迎えに行った後に「熱はあるけど元気そうだよ」などと子どもの様子を母がメールで教えてくれて、安心したのを覚えています。

保育園への急なお迎えが必要なとき、祖父母に頼んだママがいるようです。周囲に頼れる人がいない場合、病児ケアも行ってくれるベビーシッターのサービスを利用したというママの声もありました。

夫婦で協力して子育てをするための工夫

共働き家庭のママやパパたちに、夫婦で協力しながら子育てをするための工夫を聞いてみました。


お互いのスケジュールを把握する

30代パパ
30代パパ

お互いのスケジュールの確認に、家族の予定が共有できるカレンダーアプリを活用しています。習い事がある日など子どもの予定や、夫婦の勤務予定など、色分けして記入することで把握しやすくなりました。

子育てを夫婦で協力して行うために、スケジュールが共有できるカレンダーアプリを使って、お互いの予定を把握できるようにしているというパパの声がありました。残業などで子どもの保育園のお迎えに間にあわなそうな日は早めに夫婦で共有し、お迎えを頼んでおいたママもいるようです。


家族会議を開く

20代ママ
20代ママ

夫婦で共働きをするようになってから、意識的に夫婦で話しあう時間を作っています。繁忙期などいつから仕事が忙しくなりそうかや、お互いに大変だと感じていることを話し、家事の分担を見直したこともありました。

共働き家庭では、お互いに忙しくてなかなか夫婦で話す時間がないという家庭もあるかもしれません。ママのなかには、夫婦で家庭のことを話しあうための家族会議の時間を意識的に作っているという声もありました。

負担をひとりで抱えこまないように、夫婦で悩みや課題を共有できるとよいですね。

共働き家庭では子育ても協力して

家事や子育てを協力し合う夫婦
iStock.com/TAMAKI NAKAJIMA

夫婦で共働きをしながら子育てをしている家庭では、子どもの保育園や習い事への送り迎えを夫婦で分担し合うなど家庭の状況に応じてサービス利用をしていたりさまざまなようです。夫婦でスムーズに協力しあえるようコミュニケーションをとりながら、子どもの成長を見守れるとよいですね。

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