寒中見舞いの文例。喪中の方へ送るときや年賀状の返事、友人や上司など相手別の書き方

寒中見舞いの文例。喪中の方へ送るときや年賀状の返事、友人や上司など相手別の書き方

寒中見舞いは季節の挨拶だけでなく、喪中の方へ年賀状の代わりに送ることもあるようですが、出すときのマナーが気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、喪中のときに出す寒中見舞いの文例と、友人や上司など相手にあわせた書き方について調べてみました。

寒中見舞いを送るとき

1月から2月初旬の寒さが厳しい時期に、相手の健康を気遣う挨拶や近況報告を兼ねて、寒中見舞いを出そうと考えるママもいるのではないでしょうか。寒中見舞いは、一般的な季節の挨拶状としてだけでなく、自身や相手が喪中のときに年賀状の代わりとして送る場合もあるようです。

そこで今回の記事では、喪中はがきへの返事や喪中に年賀状が届いた場合、相手が喪中と知らずに年賀状を送ったときのお詫びの挨拶など、それぞれのシーン別で書く寒中見舞いの文例を集めてみました。

喪中はがきへの返事としての寒中見舞い

目的と内容

基本的に喪中はがきへの返事は送らなくてもよいようですが、年賀状を出さない代わりに寒中見舞いで年始の挨拶すると丁寧とされるようです。喪中の方へ送る内容は、お見舞いの言葉から始まり、相手への気遣いや故人をしのぶ表現など思いやりの言葉を続けるとよいかもしれません。

具体的な文例

はがきと筆
iStock.com/gyro

「寒中お見舞い申し上げます
服喪中のことと存じ、年始のご挨拶を遠慮させていただきました。
◯◯様(故人の名前と敬称)がご逝去なさって◯カ月、ご家族の皆様はお寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。

春の訪れが待ち遠しいですが、いましばらくは寒さも続くかと思いますのでくれぐれもお体を大切にお過ごしください。

平成◯◯年◯月」

喪中の知らせを受け取った返事としての寒中見舞いでは、内容にご家族の気持ちを察する言葉を入れるとよさそうです。故人に生前お世話になったことがある場合「◯◯様(故人の名前と敬称)には生前大変お世話になったにもかかわらず、お返しもできないままお別れすることとなってしまいました。今はご冥福をお祈りするばかりでございます」といった言葉を添えてもよいかもしれません。

喪中に届いた年賀状の返事としての寒中見舞い

目的と内容

喪中であることを伝えていない方から年賀状を受け取ったり、故人宛に年賀状が届いたりする場合もあるかもしれません。そのような場合は、連絡が行き届かなかったことへのお詫びを含めて、年賀状へのお礼と挨拶の言葉を伝えられるとよいですね。

また、「賀」の文字には慶びやお祝いといった意味があることから、年賀状をいただいたことへのお礼を伝える場合であっても「年賀状」という言葉は使わず、「年始状」と表現するとよいようです。

具体的な文例

「寒中お見舞い申し上げます。
寒さの折いかがお過ごしでしょうか。
このたびは丁寧な年始状をいただきありがとうございました。
昨年◯◯(続柄・故人の名前)が急逝いたしましたため、年頭の挨拶を控えさせていただきました。
本来であれば欠礼のお知らせ申しあげるべきところを、行き届かず大変失礼いたしました。
本年も変わらぬお付きあいのほど、何卒よろしくお願いいたします

平成◯◯年◯月」

まずは年始の挨拶に対して感謝の気持ちを伝え、今後の付き合いを大切にしたいという言葉で結ぶと丁寧かもしれません。故人に対して年賀状が届いた場合には、亡くなったことを伝え「生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます」など、故人に代わってお礼の言葉を伝えられるとよさそうです。

喪中の方へ年賀状を出した場合の寒中見舞い

白い花
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目的と内容

年賀状を送るタイミングによっては、投函後に相手が喪中と知る場合もあるかもしれません。年賀状を出した相手が喪中と知ったときは、相手への配慮としてお詫びの挨拶を添えた寒中見舞いを送ることがあるようです。その際、年賀状を送ったことへのお詫びの一言とあわせて、お悔やみの言葉を添えるとよさそうです。

文例

「寒中お見舞い申し上げます。
この度は◯◯様のご逝去のこと存じ上げなかったとはいえ、新年のご挨拶を申し上げ失礼いたしました。
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
厳寒の折、皆様お体を大切にお過ごしください。

平成◯◯年◯月」

喪中の方へ知らずに年賀状を出したことを詫びつつ、お悔やみの言葉はしっかりと伝えられる内容にするとよさそうです。相手が喪中の知らせが行き届かなかったことを申しわけなく感じている場合もあるので、寒中見舞いを出したうえで電話でお詫びの言葉を伝えるといったことはしなくてもよいかもしれません。

喪中のときの寒中見舞いで気をつけたこと

喪中の方へ出す寒中見舞いは、送る相手によって文面なども変わってくるのではないでしょうか。実際に、友人や上司などに送る上で気をつけたことについて、ママたちの声を聞いてみました。

友人へ送る場合

「友人の父が亡くなった際、お葬式にも参列し喪中であることを知っていました。親しい間柄でもあったので、お悔やみを伝える文面でなく通常の寒中見舞いと特に文面は変えず『あたたかくなったら、またいっしょに出かけようね』と他愛ない一言を添えました」(20代ママ)

友人に送る寒中見舞いには、喪中であってもあえてお悔やみの言葉などは添えなかったというママの声がありました。送る相手との関係性によっては、あまり堅苦しくならない文面をにすることも、相手への心遣いのひとつかもしれません。

上司へ送る場合

「以前読んだマナーの本に『句読点は、もともと長い文章を読めない方が読みやすくするため入れられたもので、相手への敬意を込めた挨拶状では失礼にあたる場合がある』と書かれていました。上司に出す寒中見舞いで失礼があってはいけないと思い、句読点を使わず長い文章は改行するよう意識しました」(30代ママ)

上司の方へ寒中見舞いを出す場合、目上の相手に送る文章として失礼がないか気になる方もいるのではないでしょうか。寒中見舞いを出す前に、文の内容だけでなく正しい言葉遣いができているかや、句読点についてなど書き方のマナーについて確認しておくとよさそうです。

寒中見舞いは相手への気遣いを忘れず

物書きをする女性
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寒中見舞いの文例はシーンによってさまざまで、友人や上司など送る相手との関係性によっても変わってくるようです。喪中の方へ寒中見舞いを出すときにはマナーも気になりますが 、堅苦しく考えるよりも相手を思いやる気持ちを伝えることが大切になってくるかもしれません。

喪中の方への年始の挨拶には、心を込めて寒中見舞いを書いてみてはいかがでしょうか。

2018年09月06日

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