幼稚園を選ぶとき、公立か私立かどちらの幼稚園にしようかと悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、公立幼稚園と私立幼稚園の費用の違いや内容の違いなどを、ママたちはどちらを選んだのかという体験談とあわせてご紹介します。
幼稚園とは、幼児を保育し適当な環境を与えて、心身の発達を助長することを目的とした学校とされています。幼稚園には公立と私立があり、幼稚園を選ぶときにはどちらにしようか悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか。
今回は、公立幼稚園と私立幼稚園の費用や内容の違いをご紹介したいと思います。まずは、公立と私立がどのようなものなのかを調べてみました。
公立幼稚園とは、都道府県教育委員会が認可などを行い、自治体が運営している幼稚園のことのようです。
自治体によっては公立幼稚園を設置していないところもあり、文部科学省の資料によると、平成30年度の公立幼稚園の数は全国で3737校とされています。
私立幼稚園とは、都道府県知事が認可などを行い、社会福祉法人や学校法人などにより運営されているようです。私立幼稚園の数は公立幼稚園よりも多く、平成30年度の時点で全国で6688校とされています。
どちらも幼稚園教育要領に基づき教育や保育がされているようですが、私立保育園ではその幼稚園独自の方針や特色があるところも多いようです。
文部科学省によると、平成28年度の1年間でかかった子どもの学習費は、公立幼稚園で学校教育費は120,546円、学校外活動費は92,983円、学校給食費は20,418円、総額233,947円となっています。
また、私立幼稚園では学校教育費は318,763円、学校外活動費は133,705円、学校給食費は29,924円、総額482,392円となっており、公立幼稚園と比べると差があるようです。
そのなかでも割合をおおきく占める学校教育費の内訳を調べてみました。
幼稚園に入学すると、一般的に保育料を毎月や毎学期ごとに支払うようです。この保育料が、学校教育費の多くを占めており、公立幼稚園では62,049円、私立幼稚園では215,933円となっています。
保育料は、自治体や幼稚園によって違いがあったり、条件によっては補助を受けられることもあるようです。
通学関係費は、幼稚園に通学するための交通費や制服、バッグなどの通学用品などにかかる費用です。公立保育園では23,400円、私立幼稚園では33,791円となっています。
幼稚園によって、制服や送迎バスの有無などはさまざまなようなので、通学関係費の割合は幼稚園の方針や園までの距離でも変わってきそうですね。
学校納付金には、入学金や面接の際の検定料、PTA会費用などが含まれるようです。公立幼稚園では13,825円、私立幼稚園では43,000円となっています。父母会の活動が活発な場合など、費用が多くかかることもあるかもしれません。
その他にも、運動会や学芸会にかかる費用や文房具にかかる費用など、幼稚園にはさまざまな費用がかかるようです。また、私立幼稚園では補助金が出ることもあるそうです。自治体や幼稚園によって金額は違うので、ホームページなどであらかじめ確認しておくとよさそうです。
公立幼稚園と私立幼稚園では、保育内容には違いはあるのでしょうか。公立幼稚園と私立幼稚園の内容を調べてみました。
幼稚園では、一般的に昼過ぎごろまでの教育時間を設けており、なかには朝や夕方などに預かりを行っている幼稚園もあります。
預かり保育に関しては、文部科学省の資料によると、平成28年度の時点で公立幼稚園で2,549園、私立幼稚園で6,352園が実施しており、私立幼稚園の方が行われていることが多いようです。
幼稚園によって、送迎バスを運行しているところもあるようです。家から幼稚園までの距離が遠いときや、忙しい朝などにはお迎えがあるとママやパパも助かりますよね。
バスの有無は園によってさまざまで、徒歩での通学を推進している幼稚園もあるようです。バスがないときにはどうするのかなど、送迎方法も考えておくとよさそうです。
幼稚園では給食なのかお弁当なのかも気になるポイントですよね。私立では給食を中心に、週や月に数回のお弁当日を設けている場合があるようです。
公立幼稚園では、お弁当が多いようですが、栄養面を考慮して給食日を設けているところもあるそうです。
公立か私立かという違いだけではなく、幼稚園によっても内容に違いはあるようです。気になる点は幼稚園に確認をとるとよいかもしれません。
実際に子どもを幼稚園に通わせていたママは、どのような理由で公立か私立かを選んだのでしょうか。
「費用が安かったのと、学区内で家から近く通いやすかったので公立幼稚園を選びました。学区内だとご近所のお友だちも多く、一年保育でしたがたのしく通っていました」(50代ママ)
費用の安さや通いやすさから、公立幼稚園を選んだというママの声がありました。
公立幼稚園のなかには、その自治体内在住であることが入学条件の幼稚園もあるようです。おなじ自治体内であれば、園までの距離も比較的近くなり、送迎もしやすいかもしれませんね。
「仕事をしていたので、預かり保育がある幼稚園を選びました。預かり時間も柔軟に変えられ、助かりました。また、のびのびとした方針だったので、子どもの性格にもあっていました」(40代ママ)
預かり保育の有無から、私立幼稚園を選んだというママの声がありました。働くママやパパにとって、預かり保育があると助かりますよね。
保育方針は園によってさまざまなので、子どもにあった方針の幼稚園を選ぶことも大切かもしれません。
幼稚園は、公立か私立かによって費用が異なるようです。一般的に私立幼稚園の方が費用が高いようですが、かかる費用はそれぞれなので自治体や幼稚園に確認をするとよいかもしれません。
保育内容にも違いはあるようですが、最近は公立も私立もさまざまな対応を行っているようです。公立か私立かということの他にも、幼稚園の方針や雰囲気なども考慮して、子どもにあった幼稚園を選ぶことができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年9月6日時点で作成した記事になります。
2018年09月10日
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