子育てをする上で住む環境は大事なポイントの一つですよね。待機児童はどれくらいいるのか、助成金などの手当は出るのか、子育て支援サービスは充実しているかなど、気になる項目はさまざまでしょう。そこで、子育てしやすいエリアの特徴を徹底調査してみました。
内閣府が実施した、平成25年度「家族と地域における子育てに関する意識調査」の結果から、子育てしやすいエリアの特徴を見てみましょう。
1位 子どもの防犯のための声かけや登下校の見守りをする人がいること
2位 子育てに関する悩みについて気軽に相談できる人や場があること
3位 子育てをする親同士で話しができる仲間づくりの場があること
4位 子どもと大人がいっしょに参加できる地域の行事やお祭りなどがあること
5位 子育てに関する情報を提供する人や場があること
6位 不意の外出や親の帰りが遅くなったときなどに子どもを預かる人や場があること
7位 地域の伝統文化を子どもに伝える人や場があること
8位 子どもにスポーツや勉強を教える人や場があること
9位 小中学校の校外学習や行事をサポートする人がいること
10位 子育て家庭の家事を支援する人や場があること
この結果は、「地域で子育てを支えるために重要なこと」という質問への回答として、選んだ方が多かった項目のランキングです。地域の方が子どもを見守ってくれたり、悩みを相談できる場所があることが、ランキング上位になりました。
子どもを狙った犯罪を少なくするために、通学路で子どもを見守ってくれる地域の方の存在は重要と考えられているようです。
また、子育てに悩みはつきもの。悩みを相談したり、共有できる仲間が作れる場所があると心強いでしょう。そのほかにも、地域の伝統を伝えるお祭りや全員で参加できる行事があるとよいですね。家族の思い出が増えるだけでなく、地域の方と仲良くなれるきっかけにもなるため、より子育てがしやすくなるかもしれません。
子育てしやすいエリアは保育園・学童保育ともに待機児童が少ない傾向にあるようです。子どもの増加に応じて保育園の数や、定員を増やしたり、小学6年生まで対応できる学童保育を設けている自治体もありました。
また、放課後でも学校内で過ごせたり、学童クラブを新設する計画など、ニーズに応じて柔軟に対応していることが、待機児童の解消や、子育てのしやすさへとつながっているようです。
子育てしやすいエリアは手当や助成金が多いのも特徴。保育料を市が一部公費負担してくれる自治体もあります。
市外の認証保育所へ通う子どもには補助金を支給したり、助成金が払われたりすることもあります。
子育てしやすいエリアには公園が多いのが特徴。子どもがのびのびと遊べる公園がたくさんあると、親も安心できますね。
学校がたくさんあるのも重要なポイントです。学校選択制の自治体であれば教育方針によって学校を選択できるのもメリットになりそうです。
遊園地やレジャーランドがあると、休日に家族で出かける場が増えるので嬉しいですね。普段できない体験ができるのも魅力です。頻繁に通えなくても、特別な思い出作りにぴったりですね。
急な用事などでどうしても子どもの面倒が見られないときもありますよね。そんなときに助かるのが一時保育のサービス。
安価な料金で子どもを保育園などに預けることができます。自治体によっては、理由を問わず1時間まで無料で預かってくれるそうです。
共働き夫婦にとって病児・病後児保育を利用できるとありがたいですよね。小学6年生まで対応している上、安価で利用できる自治体があります。病児保育がいっぱいで利用できない場合、ベビーシッターの助成金が支払われる自治体もあるようです。
子育てをする上で頼りになるのが子育て支援センターです。子育てに必要な情報を提供してくれるだけでなく、土地柄に合わせた独自のサービスも提供。例えば、子どものショートステイや、夜間の仕事をしている親を対象にした夜間預かりなどを行っている自治体があります。1人で頑張らなくてもよいというのが、とても心強いですね。
子育てしやすいエリアは、治安を良くするための取り組みを実施。自治体ごとに防犯環境を整えるためのマニュアルを作成したり、地域住民が一丸となって見守り活動を行っています。
例えば、散歩や買い物をしながら見回りをする、一戸一灯運動をする、通学路の安全面を調査するなど、治安のよい街になるような努力を行っているようです。
子育てをしやすいエリアは、地域ぐるみで子どもを育てようとする取り組みがされています。子育てをするなら、親も子ども楽しみながら成長できる環境がよいですよね。よりよい環境で子育てをしたいと考えている方は、各自治体の取り組みをチェックしてみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年11月2日時点の情報となります。
2017年11月06日
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