
4歳の子どもの食事について考えたとき、食事の量が気になったり、食事中に遊ぶことや遊びながら食べてこぼす、食べるのが遅いなど食事マナーや食事時間が気になったりするママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、4歳の子どもの食事事情、食事をするときのポイント、レシピについてご紹介します。
4歳になると、1人でも箸やスプーンを使って食事をすすめられるような時期になるかもしれません。ママたちにこの時期に気になったことを聞くと、4歳の子どもの食べやすいレシピを知りたいといった声の他に、食べながら遊ぶ、こぼすときなどの食事マナーの伝え方や、ご飯を食べるが遅く食事時間が長くかかることに悩むというママの声もありました。
実際に、ママたちは4歳の子どもの食事をどのようにしているのでしょうか。
実際に、4歳の子どものご飯の量や食事にかかる時間はどのくらいなのかママたちに聞いてみました。
「普段子どもに出す食事の量の目安としては、子ども茶碗1杯とお味噌汁とおかずを大人の半分くらいの量にしています。日によって残すこともあったり、好きなおかずのときはおかわりをして食べることもあるので、まだまだ食べムラがあるなと思います」(30代ママ)
「うちの子の1食の量は、ご飯は子ども茶碗の半分くらいと、みそ汁、おかずは大人の半分より少ないくらいです。食事の途中で遊びだすとほとんど食べないので、量が足りているのか心配なときもあります」(40代ママ)
4歳の食事の量は、子どもによってさまざまなようでした。ママたちは、量の目安としてだいたい大人の半量くらいとすることもあるようです。ママのなかには、朝食は少ししか食べないが、夕食はたくさん食べることがあるので、量のバランスがとりにくいといった声もありました。
「普段の食事時間はだいたい20分くらいです。しかし食事中に遊びだすと食べるのに時間がかかることもあります」(20代ママ)
「うちの子は食べるのが遅いのか、普段から食事時間に40分くらいかかることがあります。時間はかかるのですが、完食するので食事の量はちょうどよいのではないかと思っています」(40代ママ)
4歳の子どもの食事時間はおおよそ30分くらいで、長くなると1時間ほどかかることもあるようです。4歳になり、子どもがひとりで食事を進められるようになったことでママたちの手間が少なくなる半面、子どものペースによって食事時間が違い悩むこともあるかもしれません。
ママのなかには、お兄ちゃんと競争するように食べるので、ご飯をこぼすことも多いことや、きちんと噛んで食べることができているのか心配という声もありました。
4歳の子どもにバランスよく食事をとってほしいと思うママのなかには、どのようなレシピにしたらよいのか気になるママもいるかもしれません。実際に、ママたちが作った食事のレシピをご紹介します。
「米を研いだら、普通にご飯を炊くより少し少なめになるよう水を入れます。細かく切った鶏肉、にんじん、こんにゃく、きのことめんつゆを適量入れて炊くとでき上がりです。普段から食べる量の少ない息子も炊き込みご飯はおかわりをして食べてくれます」(30代ママ)
いろいろな具材が入った炊き込みご飯が好きな子どももいるようです。具材を変えることで簡単にレシピをアレンジすることもできるので、その日の献立とのバランスや子どもに食べてもらいたい食材を使って作るというママの声もありました。
「カジキマグロを醤油とみりんで下味をつけ、片栗粉をまぶして油で揚げます。下味をつけるからか魚があまり好きでない娘も竜田揚げにすると食べてくれるので、鮭や鯖など他の魚で作ることもあります」(20代ママ)
下味をつけることで、魚が苦手な子どもにも食べやすいレシピのようです。竜田揚げは味がしっかりついているだけでなく、サクッとした食感も楽しめるので子どもも食べやすいかもしれません。
「みじん切りにした玉ねぎ、にんじん、ピーマンとひき肉、豆腐、卵、パン粉を混ぜあわせて小判型にまとめてフライパンで焼きます。普段は苦手であまり食べない野菜であっても、ハンバーグに混ぜ込むことで、子どもは気にせず食べられるのでよく作ります」(40代ママ)
苦手な野菜を食べてもらうための工夫として豆腐ハンバーグをアレンジしたレシピのようです。ママのなかには、食材のバランスを考え、ひじきの煮物やきんぴらごぼうなど入れて作ったというママもいました。
4歳の子どもと食事をするときに、どのようなことを意識したらよいか悩むママもいるようです。実際に、ママたちが意識したポイントについて聞いてみました。
「うちの子は、遊びながらご飯を食べるので食事が遅いのではないかと考え、食べることに集中できるよう食事の時間を区切るようにしました。食べ始めるときに時計を見て『長い針が6になるまでに食べようね』と声をかけるようにしています」(30代ママ)
食事のペースが遅いと感じるときに、時間を区切って子どもと時間を意識して食事をするようにしたようです。ママのなかには、子どもが時間を気にしすぎないように「ご飯は温かいうちに食べると、とてもおいしいんだよ」と声をかけるようにしたという声もありました。
「4歳になってお箸の正しい持ち方を教えるよう食事マナーを徐々に伝えていくよう意識しました。始めはうまく持てずご飯をこぼすことがありましたが、少しずつ上手に持てるようになってきました」(20代ママ)
「食事の前と後に手をあわせて『いただきます』『ごちそうさま』の挨拶をきちんとするといった食事マナーを習慣づけるようにしています。最近は、食事が終わったら自分が使った食器は自分で片づけようねと声をかけるようにもしています」(40代ママ)
お箸の持ち方や挨拶などの食事マナーをきちんと伝えるよう意識することもあるようです。他にも、食べるときの姿勢や音を立てて食べないといったことなどを伝えているというママの声もありました。
「テレビがついていると食事に集中できないようで、食べるスピードが遅い原因になると考えたので、テレビを消して食事をするようにしています。食事の途中で遊びだすということも減っただけでなく、見たいテレビがあるときは積極的に食事を進めようとすることもありました」(30代ママ)
「うちの娘は食事の時間がかかり途中で遊ぶこともあったので困っていました。そこで、料理の材料を型抜きしたり、かわいいピックを使って子どもが興味をもつような工夫をしたところ、食事へも興味をもったようで、徐々にしっかり食べてくれるようになってきました」(20代ママ)
子どもが気になってしまうものをしまったり、子どもが興味をもつようなご飯のアレンジをするなど食事に集中できるよう環境を見直したようです。ママのなかには、テレビを消すだけでなく、おもちゃも見える場所に置かないように意識したという声もありました。
4歳の子どもの食事について遊びながら食べることで食べるのが遅いなどの食事時間や、食事の量について気になることがあるようです。ママたちは、遊ぶことに興味が行かないような環境を作ることや、こぼすことなく食べられるような食事マナーを教えることをポイントとして考えるようでした。
レシピや子どもが好きな食事を作るなど工夫して、4歳の子どもと食事を楽しめるとよいですね。
2018年12月06日
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