子どもが1歳を過ぎたころ、多くのママが新たに抱える悩みのひとつにトイレトレーニングがあります。「オムツは蒸れるし費用もかさむし、できれば早くはずしてしまいたい」そんな思いから焦って始め、挫折してしまうママもいるようです。では、トイレトレーニングは一体いつから始めるのが理想的なのか。一般的な目安や、やり方やコツ、先輩ママの体験談をいくつかご紹介します。
トイレトレーニングとは、これまでオムツの中でしてきたおしっこやうんちを、トイレでできるようにトレーニングすることを言います。
ほとんどの子どもが4歳を迎えるまでには、オムツがはずれると言われています。なかでも、2歳半から3歳前後ではずれる子どもが多い傾向にあるようです。しかし、これは昼間のオムツの話。夜のオムツは、まだまだ時間がかかる子が多いようです。
夜のオムツがはずれるには、膀胱にある程度おしっこをためることができる必要があります。小学校入学ごろまで夜のオムツがはずれない子どもも珍しくないようなので、昼間のオムツはずれが成功したからといって夜も、と焦ってはずす必要はないでしょう。
よく、トイレトレーニングを始めるなら2歳の夏場が適していると言われています。これは、おしっこで失敗しても風邪をひきにくく、洗濯物も乾きやすいからと言われているようです。
1月から3月にかけてトイレトレーニングを始める家庭は、少ない傾向にあります。しかし、2歳ごろは言葉の発達など成長の個人差がまだまだ大きい時期でしょう。そのため、一般的な時期にこだわらず、子どもの発達に合わせて始めるのが成功率を高めるポイントとも言えそうです。
トイレトレーニングを始める時期は、子どもがひとりで歩ける、言葉を理解でき簡単な返事ができる、もしくは自分の意思を親に伝えることができる、これらを目安にしましょう。そして、おしっこの間隔が2~3時間以上あいていることも、トレーニングを始める目安となります。2歳を過ぎたからといって焦ってすぐに始める必要もないので、これらの発達をクリアできたら春や夏を待ってスタートさせるとよいのかもしれません。
まずは、トイレに興味を持たせることから始めてみましょう。大人がトイレに座る姿を見せることが、手っ取り早い方法かもしれません。トイレトレーニングを始めるころの子どもはマネっこが大好きなことが多いので、ママやパパのマネをして座りたがるかもしれません。
また、朝起きたときなど決まった時間にトイレに座らせる習慣をつけていきます。このときは、おしっこが出るかどうかよりも習慣づけを重視しましょう。「トイレでおしっこができたら褒める」を繰り返し、少しずつ成功体験を積み重ねていきます。
トイレでおしっこできる回数が増えてきたらオムツからトレーニングパンツに挑戦し、昼間だけオムツなしで過ごせる状態を目指すのが一般的です。夜はオムツで寝て、朝起きたときにオムツが濡れている回数が少なくなったら、夜もパンツに挑戦してみましょう。
言葉の発達も早く、2歳を過ぎてもあまりイヤイヤ期らしい反抗をしなかったので日中のトレーニングは比較的順調に進みました。
保育園に通っていましたが、2歳3カ月ごろには保育園の先生からパンツを持参するように言われ、保育中は普通のパンツで過ごしていました。
そして、パンツからオムツに履き替え忘れて帰ってしまった、ある日のこと。帰りはいつもオムツだったので、気のゆるんだ子どもが帰り道でおしっこを漏らしてしまいました。母としてもオムツを穿いていると思っていたので、大きな衝撃でした。しかし、その失敗を機に、漏らすことがなくなったのですトレーニングパンツよりもさらに吸収の悪い普通のパンツ。漏らすとズボンまでびしょびしょに濡れて気持ちが悪く、その不快感から漏らしたくないという意志が芽生えたのかもしれません。
園でのお兄ちゃんお姉ちゃんに刺激され、トイレへの興味が強かったのも成功した秘訣かもしれません。
多くのママがトイレトレーニングを楽しくするために頼っているのが、子どもが好きなキャラクター。補助便座やトイレの壁をお気に入りのキャラクターで装飾し、トイレを楽しい場所だと認識させることから始めるようです。
また、トレーニングパンツや普通のパンツも子どもが好きなキャラクターのものを選び、汚さないように声かけをするママもたくさんいます。おしっこが上手にできたときは、ママだけでなくパパもいっしょに褒めてあげると、より効果的かもしれません。
育児中は、他の家庭と比べて焦ったり落ち込んだりすることも少なくありません。しかし、一般的なトレーニングの開始時期はあくまでも目安です。いつかは必ず上手にできる日が来るので、いつから始めるのかにこだわるよりも、どんなやり方であれば子どもが楽しめるのかに意識を置いてみましょう。
母親が焦らないことが、成功のコツ。オムツしたかわいいお尻も、オムツがはずれるまでの貴重な姿です。しっかりと目に焼き付けておいてくださいね。
2017年08月03日
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