岡山の諺「大人しい者ほど屁が臭い」を思い出した…前橋ラブホ市長(42)の"明らかなウソ"に作家が感じた恐怖
自分は決してしくじらないという過信
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群馬県前橋市の小川晶市長の「ラブホ疑惑」が注目を集めている。作家の岩井志麻子さんは「彼女の『一線は越えていない』はやっぱり無理がある。せめて嘘つきと呼ばれない対応はすべきだったのではないか」という――。
前橋市長の「ラブホ密会」は長引く予感
政治家の性的スキャンダルは極めて稀ということはなく、といって芸能人のそれのようにしょっちゅうニュースや噂になるものでもない。
「前のアレが忘れかけられた頃、新しいのが来た」という感覚、間隔だ。
しかし今回の前橋市長の騒動は、思いのほか長引くかもしれない。
すでに辞職した女性国会議員の場合、不倫相手との逢瀬に使っていた自家用車が目立ちすぎ、「赤ベンツ不倫」と称された。ある男性党首は、不倫相手の「ぴちぴちタイトな服装にミニスカ」も揶揄されることとなった。アイドルから国会議員になった女性は、不倫相手の市議とあからさまな雰囲気の手つなぎ場面を撮られても、「一線は越えていない」と釈明した。今回、前橋市長もその言葉を使ったが、元祖は元アイドルの議員なのだ。
いったん風化しかけても、新たな政治家スキャンダルが出ると蒸し返され比較されるのは、赤ベンツやぴちぴちミニスカ、一線越えといった、インパクトあるビジュアルや発言があった場合だ。今回も、かなりその要素に満ちている。
NEWSポストセブンによれば、部下に当たる市役所の男性職員と、2カ月に9回もラブホに行っていた。