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ブランクありの主婦の再就職は難しい?事前準備や成功のコツ
再就職に有利な資格やスキルはある?
結婚や出産などをきっかけに仕事を辞め、主婦になったママのなかには子育てが落ち着いたタイミングや家計のために再就職を考えている人もいるのではないでしょうか?長期間ブランクがある場合、再就職に苦労するのでは?と不安な人も多いでしょう。そこでこの記事では、主婦が再就職を目指すとき何から始めればよいのか、専業主婦の経験を活かせる職種はあるのか、どのような働き方からスタートするのがよいかなどママたちの体験談からご紹介します。
ブランクがある専業主婦が再就職するのは難しい?
一口に「再就職」といっても、フルタイムの正社員を目指すのか、週2~3のパートを目指すのか、未経験の職種にチャレンジするのかなどによって難易度は異なります。やりたい仕事や働き方があったとしても、家族の状況によっては実現が難しいことも珍しくありません。夫の勤務状況や子どもの年齢など、主婦の就職活動には自分の状況以外の要素も影響するため、何が最善なのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そのため、ブランクがある専業主婦が再就職を目指すときは漫然と就職活動を始めるのではなく、事前に準備を行ったうえでスタートするのがもっとも効果的といえます。
ブランクがある専業主婦が再就職するためには何から始める?
子育てなど理由があるとはいえ「社会から離れブランク期間があるのは不利なのでは?」「仕事と子育ては両立できるのか」など再就職に不安を感じているママもいるのではないしょうか。専業主婦が再就職するためには、まず何から始めたらよいのか、働きながら子育てしているワーキングママたちのアドバイスを聞いてみました。
自分にできること・どんな職種に再就職したいかを考える
30代ママ
家事や子育てに専念していた期間はビジネスパーソンとしてはブランクにも見えますが、その間身につけたスキルもあるでしょう。また前職の経験やスキルは、再就職するにあたり強みになることは間違いありません。再就職をするタイミングで、まずは自分がどのような仕事をしたいのか、どういった領域であれば自分のスキルを活かせるのかを考えてみるのもよい方法です。自分の好きなことを仕事にできると働くモチベーションにもなり、長く続けることができるかもしれません。
家族の理解を得る
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30代ママ
夫は私が働くことに反対していたので、夫の理解を得ることから始めました。子どもの教育資金を貯めたい、家族旅行のための貯金をしたい、子育ては楽しいけれど社会との繋がりを感じられない不安があることなどをじっくり話しました。
ママが再就職するときは、家族で話し合うことが大切です。なぜなら、これまで家事や育児に専念していた主婦が働くとなると少なからず家族にも影響があるからです。なぜ働きたいと考えているのか、働く時間はどれくらいか、パパに協力してほしいことなどをしっかり話し合ってみましょう。
子どもの預け先を探す
30代ママ
再就職するとき、1番心配だったのは子どものことです。働きたいと思ってから子どもの預け先を確保するまで半年近く掛かってしまいました。
子どもが小さい場合、子どもの預け先の確保は重要な問題でしょう。預け先を確保できていないと、就職が難しいケースもあります。自治体が運営している認可保育園、民間団体が運営している認可外保育園、夕方までの預かり保育を実施している幼稚園、ベビーシッターサービス、両親にサポートをお願いするなど、子どもの預け先を確保しておきましょう。
毎日いっしょに過ごしていたママと離れることは、子どもにとって大きな変化となります。子どもの性格に合った預け先、楽しく過ごせる場所をパパといっしょに検討してみましょう。子どもの預け先が見つかるまでの間は在宅ワークをしていたというママもいました。
専業主婦が仕事を探す方法
専業主婦が再就職するときに仕事を探す方法は、ハローワークや自治体の求人案内、インターネットの求職サイトや転職エージェントに登録するなどがあります。また最近では、女性の再就職を支援してくれる公的機関や民間のサービスも充実していますので、活用してみるとよいでしょう。
専業主婦の再就職を成功させるコツ
「専業主婦はブランクがあるため、再就職は難しいかも」と考える人は多いと思いますが、アピールの仕方や事前準備によっては前向きに受け入れてもらえることもあります。ここでは、ワーキングママたちのアドバイスをもとに再就職を成功させるためのコツをご紹介します。
資格取得やスキルアップのために勉強する
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再就職するにあたり、やりたい仕事に従事したり、職種の幅を広げるために資格取得やスキルアップのために勉強するのはよい方法です。資格取得を目指す際は、手あたり次第に受けるのではなく「なりたい仕事」に合った資格を選びましょう。企業側に「実務経験はなくとも、即戦力になるかも」と感じてもらえるかもしれません。「簡単なPC操作ができる方」「ワード・エクセルが使える方」など、求人広告の応募資格や歓迎要件などの記載をしっかり読み込み、希望する仕事には、どのような資格や勉強が必要かを考えてみましょう。
履歴書の自己PR欄を充実させる
再就職するにあたり、履歴書は必ず必要になります。自分自身の強みをしっかりと伝えられるように履歴書の自己PR欄の記入は念入りに行いましょう。求められる知識やスキルは企業によって異なりますが、採用側の目線に立ち、どのような点で貢献できるのかをしっかりアピールすることが大切です。
また、小さな子どもがいる場合は、子育てが仕事に支障をきたさないことを具体的に説明できる1文を自己PR文に交えるのがよいとのママの声がありました。
雇用形態にこだわらない
結婚や出産で退職し数年のブランクのあるママが始めやすいのは、パートやアルバイトでしょう。パートやアルバイトはフルタイムの正社員よりも勤務時間の融通がききやすく、採用間口が広い傾向にあります。仕事によっては、在宅ワークや業務請負、内職など自宅でできる仕事もあります。
まずは、雇用形態にこだわらず、1日2~5時間程度のパートからスタートし、ママ自身や家族が「ママが働くこと」に慣れることから始めてもよいかもしれません。パートやアルバイトとはいえ、経験を積むことでその分野への就職がしやすくなることもあります。フルタイムでの再就職を目指す前に実績作りとしてパートやアルバイトを始めるのもよいでしょう。正社員登用を行っている企業であれば、頑張りに応じてキャリアアップする可能性もありますよ。
面接の受け答えは正直に行う
ママが働ける環境はそれぞれ違うでしょう。子どもが病気のときに両親のサポートがあるママや、近くに頼める環境がないママもいますよね。
面接を受ける際、子どもの体調不良のときの対応について聞かれることもあるかもしれません。面接では、できることできないこと正直に話すようにしましょう。
「もしかしたら、休ませて頂くこともあるかもしれませんが、病児保育とベビーシッターサービスに登録をしているので、ご迷惑をお掛けしないように務めます。」など子どもに万が一のことがあった場合の対策を具体的に伝えると、自分のリスクを分かっている人、危機対策や解決方法を採れる人という印象を与えることができるでしょう。
ブランクがある専業主婦の再就職は事前準備が肝心!正社員以外の道も検討して
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専業主婦の自分が再就職するのは難しそうと考えるママもいるかもしれませんが、ブランクがあるママでも活かせる経験はたくさんあります。再就職をスムーズに進めるためは、履歴書を丁寧に書くことや仕事に必要な資格取得やスキルを磨くなど、今できることに取り組むようにしましょう。
そのほか1人で就職活動をするのが不安であれば、担当者が就職活動をサポートしてくれる転職エージェントもおすすめです。無料で利用できることが多く、ママ向け、40代向けなど自分に合ったサービスを選ぶといいですよ。
また、正社員の採用率をアップさせるためには、パートやアルバイト、在宅ワークなどで実績を積む方法も有効です。10年後、20年後の未来をイメージしてなりたい自分を目指してみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照内容は、2025年8月20日時点で作成した記事になります。
専業主婦から再就職するにあたり、自分にできることやどんな仕事をしたいのかを書き出し整理してみました。