この春はじまる見守り改革!子どもを見つけるのは「親」と「地域」と「見守りタクシー」!?
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子どもが持ち歩かない防犯グッズは意味がない
さっきまで隣にいた子どもがいない!?保護者の方なら、きっとみなさん経験があるでしょう。
近所のスーパーや、車で出かけたショッピングモールで。昼間の公園、夏休みのキャンプ場で。シチュエーションを問わず、子どもは急にいなくなるものです。
その後すぐに見つかるのがほとんどですが、まれにそのまま行方不明となり、最悪の事態を迎えてしまう場合も。
そこで今回は、子どもが安心安全に暮らしていくための防犯対策を深掘りします。
意外と難しい防犯グッズの選びかた
子どもの防犯対策として、保護者が考えるのがGPSやキッズケータイを子どもに持たせることでしょう。しかし、河合さんはこう指摘します。
では、大人が使うスマートフォンを与えるのはどうでしょう。スマホであれば、さまざまなアプリやゲームが楽しめるので、子どもは喜んで持ち歩くでしょう。
しかし、「大人のスマホこそ危ない」と河合さんは警鐘を鳴らします。
大人が使うスマホを子どもに使わせると、新たなリスクが発生します。大人のスマホを使った子どもの約2割がなんらかのトラブルに巻き込まれたという報告もあります
リアルだけじゃない。デジタルでも必要な「見守り」
具体的には、ゲームなどへ高額課金してしまう。LINEスタンプ欲しさに要求されるまま裸の写真を送ってしまう。また、ゲームやSNSをきっかけに知り合った人に実際に連れ去られる事件も起きていると言います。このように誘拐された子どものほとんどが、フィルタリングのないスマホを使っていたと報告されているそうです。
GPSやキッズケータイは子どもが持ち歩きたがらない。大人向けのスマホには、デジタル特有のリスクがある。
さらには、地域コミュニティが機能していた時代に比べ、地域で子どもを見守るという意識も低下しています。防犯のために、と思って近所の子どもに声掛けするも、それがかえって不審者として扱われてしまうリスクもある時代です。
現代で子どもを守るためには、リアルとデジタルの両面から対策を練らなければならない。私はこれを「ハイブリッドセキュリティ」と名付けています
こういった中で、私たちはどのように子どもの安全を守れるのでしょうか。
子どもの好奇心とセキュリティを兼ね備えたファーストスマホ
子どもが持ちたがるデザインと機能、そして保護者が安心して子どもに与えられるセキュリティを兼ね備えたファーストスマホが、「Hamic MIELS(はみっくミエルス)」です。
※記事の一番下に「Hamic MIELSの見守りのカタチ」を分かりやすい動画にして公開中。
電源が切れても見守り続ける「otta(オッタ)」との連携
通常のGPSやスマホは、電源が切れると位置情報を確認できませんが、Hamic MIELSには電源が切れてからも電波を発信するビーコンを搭載しています。
その電波を検知するのは、Hamic MIELSの端末同士、あるいは見守りサービス「otta(オッタ)」を導入した自治体であれば、各地に設置された見守りスポット、個人のスマホにインストールされた「見守り人アプリ」、また全国3万台の検知システムを搭載した見守りタクシーなどです。
ビーコンを搭載した端末同士が近づくと、その位置情報をお互いに検知する仕組みですが、すれ違った端末にその情報は共有されませんし、他のユーザーにも見えないようになっています。あくまでも自分の子どもの位置情報だけが得られる仕組みになっているので、悪用される心配もありません。
GPSで子どもを見守れるのは家族だけですが、ottaは地域全体で子どもたちを見守ることができます。地域の見守り力低下を、ottaがデジタルで補う役割を果たし始めてます
防犯ブザーに加え人間の音声による警告音を採用
Hamic MIELSについているSOSストラップを引くと、防犯ブザーが鳴ります。しかも、ブザーと一緒に「録音します」「通報しました」と人の声で警告が流れます。
人間の声によるアナウンスは、人工的なブザー音以上に脅威となるため採用しました
また、SOSストラップが引かれると、その時の子どもの位置情報と録音された音声が、即座に保護者に共有されます。音声を聞けば、本当に危機的な状況にあるのか、あるいは間違って引っ張ってしまったかすぐにわかるのもポイントです。
この機能はこれまでのキッズケータイにはありませんでした
また、ブザーや警告音を鳴らさずに録音をする機能もあります。これは、音を出すとかえって危険な場面やいじめ被害を録音する場面を想定した機能です。
利用状況を見守る機能も充実
Hamicシリーズのユーザー同士はコミュニケーション用の「Hamicアプリ」を使ってお互いにメッセージをやり取りできます。この子ども同士のコミュニケーションは、保護者の端末から見守ることが可能です。
また、Google ファミリーリンクを搭載しており、利用時間、夜間使用やアプリ単位での利用制限など細かい設定が可能です。子どものスマホ中毒予防にもなるでしょう。
子どもの利用状況をモニタリングすることで、適宜話し合いながらスマホ利用のルールづくりをして、ネットリテラシーを育んでいけるのもポイントです。
さらに、アプリやデバイスが有害な動作を引き起こさないかチェックしてくれるGoogle Play プロテクトもインストールされています。
子どもの好奇心をくすぐる知育アプリ
とはいえ、制限ばかりで楽しく遊べる機能がなければ、子どもたちは持ち歩くのをやめてしまいます。
そこで、HamicMIELSには、子どもの好奇心を刺激するアプリを標準搭載。
植物や昆虫などの写真をアップすると、撮った季節と場所からその名前を判定してコレクションできる「Biome(バイオーム)」や、自分でゲームをプログラミングできる「Springinʼ(スプリンギン)」など、子どもの知的好奇心を刺激するアプリを採用しています。
親子で持ちたくなるデザイン
耐久性とデザインで大人にも大人気のiFaceケースを採用。カラーも、子どもたちの個性を表現する5色展開です。
ストラップは子どもが走り回っても落ちないように、肩掛けできるデザインです。また、子どもが首回りに不快感を感じにくい素材を採用しています。
位置情報は正確に把握できますが、だいたいの子どもはGPSをランドセルにつけっぱなしにします。GPSのついたランドセルを家に置いて遊びに行けば、意味がありません。
またキッズケータイは、位置情報がわかるだけではなく、連絡も取れるので便利ですが、多くの子どもはキッズケータイを持ち歩きません。保護者からの「いつ帰ってくるの?」「今どこにいるの?」といった連絡しかこないので、子どもにとってはわずらわしいだけなのです