こちらの記事も読まれています
産前産後も上の子を保育園に預けられる?期間や保育料について
産休・育休中の利用可否や、申し込みに必要な手続きなど
2人目以降の赤ちゃんを出産するとき、産前産後に上の子を保育園に預けたいと考えるママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、保育園の産前産後利用について、申し込みから利用までの流れの他に、産休・育休中にも保育園は利用できるのか、産休中に保育園を利用した期間などについてもママの体験談を交えてご紹介します。
産前産後に子どもを保育園に預けられる?
2人目や3人目などの出産では、生まれてくる赤ちゃんのお世話に加えて、上の子も家で見ることは大変だと感じるママやパパもいるのではないでしょうか。周囲に頼れる身内がいない場合などは、特にそう感じるでしょう。
産前産後の産休中に上の子を保育園へ預けることはできるでしょうか?
それは、「場合によって可能」です。
では、産休中の保育園利用とはどのようなものなのでしょうか。
保育園の産前産後利用とは?出産をはさんで預けられる期間や保育料について
産前産後や出産のために入院するときなど、自宅で子どもを保育することが難しい場合、子どもを保育園で預かってもらうことができます。
ただし、その条件や制度は自治体によって多少異なるようです。
利用を希望する際には、まず自治体に確認してください。
ここでは実際に産前産後に保育園を利用したママやパパに、預けた期間や保育料について聞いてみました。
産休・育休中にも保育園利用はできる?
また、「産休・育休を取得する予定だけれど、その間も保育園を利用したい」「いま子どもが通っている保育園を、産休・育休中にも継続したい」と考えるママやパパも多いでしょう。
内閣府が定めている保育を必要とする事由に該当し、「保育の必要性の認定」を受けると産休・育休中にも保育園を利用することができます。
保育を必要とする事由には、以下のものがあるようです。
- 就労
- 妊娠、出産
- 保護者の疾病、障害
- 同居または長期入院等している親族の介護、看護
- 災害復旧
- 求職活動
- 就学
- 虐待やDVのおそれがあること
- 育児休業取得中に、すでに保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること
- その他、上記に類する状態として市町村が認める場合
産前産後の一定期間取得できる産休は「妊娠、出産」に該当し、育休は「育児休業取得中に、すでに保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること」に該当するようです。
中には下の子の出産で育休を取得すると、上の子が通っている保育園を退園しなければならないいわゆる「育休退園」を求められる自治体や保育園もあるようなので注意してください。
まずは自分の居住する自治体が産休・育休中の保育にどのように対応しているか、必要な手続きについて電話などで問い合わせるといいでしょう。
役所に電話する場合は、子ども保育課などの保育に関連する部署か、福祉関連の部署がよさそうです。
その上で、もし自治体の条件に合致せずに保育園を利用できない場合は、民間の託児所や認可外保育所を利用したり、幼稚園や認定こども園に転園したりといった手段も考えられます。
保育園の申し込みから利用までの流れ
産前産後に保育園を利用したママやパパに聞いた、申し込みから利用までの流れをご紹介します。
入園申し込み
20代ママ
30代ママ
役所の担当者に保育園の入園申し込みに必要な書類を電話で聞いて期日までに用意しておきました。産前産後の保育園の利用に関する申請書や母子手帳の写しなどを役所に提出したと思います。
出産前後の産休中に保育園に子どもを預けたい場合、申し込みの期限や必要な書類について早めに知っておくとスムーズに準備を進められそうですね。地域によっては、申し込みするときに収入や税額が確認できる書類の提出が求められる場合もあるようです。
入園内定後
20代ママ
保育園の空き状況などから、第2希望の園への入園が認められました。その後、預ける保育園に子どもと行って先生と面接するなかで、園での1日のスケジュールや持ち物の説明を受けたと思います。
申し込み後、保育園を利用することが認められると、認定証などが発行される地域もあるようです。
入園内定後に園で先生と面接する際には、子どもの食べ物の好き嫌いや好きな遊びなど普段の様子を聞かれたというパパの声もありました。
保育園での生活で不安に思っていることや保育の方針についての疑問など、事前にまとめておいて面接で先生に聞けるとよいかもしれませんね。
入園までの持ち物の準備
30代ママ
保育園に入園するにあたり、登園用のかばんや紐つきのハンドタオルなどさまざまな持ち物が必要でした。持ち物の他、服や下着などすべてに名前をつけるので、名前のスタンプやアイロンで貼る名前テープがあると便利だと思います。
保育園や預ける子どもの年齢によっても、持ち物は違うかもしれません。かばんやタオル類の他、オムツが必要な子どもは記名したオムツとおしりふきが必要だったというママの声も聞かれました。
産前産後に保育園を利用してよかったこと
産前産後に保育園を利用するとき、子どもを人に預けることが初めてというママやパパもいるのではないでしょうか。預けることに対して申し訳ないと感じることや、子どもが心配でたまらないという気持ちも胸の内にあるかもしれません。
産前産後に保育園を利用したママやパパたちは、どのようなことがよかったと感じたのでしょうか。子どもを園に預けてよかったと感じたことについてママたちに聞いてみました。
規則正しい生活
30代ママ
産前産後に保育園に入園させたことで、生活にメリハリができたと思います。朝の時間は持ち物の支度や子どものお世話で忙しいので、少し早めに起きて準備をするために夜は早く寝るようになりました。
産前産後に保育園を利用するようになって、早寝早起きの習慣がつくなど、メリハリのある生活が送れたことがよかったと感じたママがいるようです。
保育園で活発に遊ぶためか、子どもが夜早く寝るようになったというママの声も聞かれました。
子どもの成長
20代ママ
保育園で同年代の子どもや先生とかかわるなかで、息子は大きく成長したように感じます。入園したばかりの頃は毎朝泣いていたのですが、3週間ほどすると保育園でお友だちと遊ぶのを毎日楽しみにしているようでした。
産前産後に保育園を利用して、子どもが成長したことを嬉しく感じたママもいるようです。
家でも自分で着替えをするようになったなど、自分のことを自分でできるようになったというママの声も聞かれました。
子どもにとってママやパパと離れてすごすことは最初は寂しく感じることもあるようですが、その気持ちを乗り越えることでたくましくなっていくのかもしれませんね。
産前産後のすごし方を早めに考えよう
今回の記事では、保育園の産前産後利用とはどのようなものか、申し込みから利用までの流れの他に、産休・育休中にも保育園は利用できるのか、産休中に保育園を利用した期間やよかったことなどについてもママの体験談を交えてご紹介しました。
保育園の利用について早めに調べて、夫婦で産前産後の生活について話しあった家庭もあるようです。毎日の持ち物の準備や送迎の仕方など保育園入園後の生活について、事前にどのようにするか考えておくと安心かもしれません。
わからないことは役所の保育関連部署の担当者などに電話で確認し、それぞれの家庭にあった産前産後のサポートが受けられるとよいですね。
申し込みの期限を電話で問い合わせたところ、子どもを預けたい月の前月の10日までとのことだったので、早めに地域にある保育園をいくつか訪れてどこに入園させたいかを考えておきました。保育園利用の申し込み書には、第1希望から第3希望までを書く欄があったと思います。