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子どもとの列車移動でグリーン車を利用すると快適な理由
グリーン車に子どもと一緒に乗車できたら快適なのではないかと考えたり、子どものグリーン車の料金について知りたいママやパパもいるでしょう。幼児を膝に乗せない場合は料金がかかるのでしょうか。今回の記事では、JR東日本のホームページの情報をもとに、普通列車や特急列車、新幹線のグリーン席を幼児が利用するときの料金やグリーン券の購入方法などについてお伝えします。
グリーン車に乗車するにはグリーン券が必要
グリーン車とは、普通車に比べて1人あたりの座席や足元のスペースが広くなっており、ゆったりと乗ることのできる特別車両を指します。子どもを連れて特急列車や新幹線に乗車するとき、グリーン車を利用して列車移動をしたいと考えるママやパパもいるでしょう。
今回の記事では、幼児がグリーン車に乗るときの料金やグリーン券の購入などについて、JR東日本のホームホームーページの情報をもとにご紹介します。
JR東日本では、快速列車などの普通列車、急行列車、特急列車、新幹線にグリーン車が備わっています。
グリーン車を利用するときは、乗車券以外に下記の券が必要となります。
普通列車 | 普通列車グリーン券 | ※全席自由席 |
---|---|---|
急行列車 | 急行券、グリーン券 | ※全席指定席 |
特急列車 | 特急券、グリーン券 | ※全席指定席 |
新幹線 | 特急券、グリーン券 | ※全席指定席 |
JR東日本では、乗車券の購入に必要な料金を「運賃」と定め、急行券や特急券、グリーン券を購入する際の「料金」とは分けて説明をしています。
グリーン券の購入方法
今回の記事では、普通列車グリーン券の購入について主にご紹介します。普通列車グリーン車のグリーン券の購入方法は以下の4つがあります。
- モバイルSuica、Apple PayのSuicaでのSuicaグリーン券の購入
- グリーン券売機でのSuicaグリーン券の購入(カードタイプのSuicaを利用している場合)
- JRE POINTをSuicaグリーン券に交換
- グリーン券売機でのグリーン券(紙のきっぷ)の購入
Suicaグリーン券を購入するとSuicaグリーン料金が適用され、グリーン券(紙のきっぷ)よりお得に購入することができるようです。Suicaグリーン券とは、モバイルSuicaやカードタイプのSuicaにグリーン券情報を記録して利用するタイプのものをいいます。現金やクレジットカードなどで購入が可能なようです。
なお、JR東日本では、Suicaグリーン券だけでなく、スマホで購入できるチケットレス特急券や新幹線eチケットなどもあるようです。
子どもを連れて普通列車グリーン車を利用する場合は、あわてないよう事前にグリーン料金表などを確認しておくといいかもしれませんね。
運賃や料金における子どもの年齢設定
JR東日本では、子どもの年齢設定について以下のように定めています。
子ども | 6歳から12歳の小学生 |
---|---|
幼児 | 1歳以上6歳未満の未就学児 |
乳児 | 1歳未満の子ども |
子どもの年齢や就学状況により料金設定が異なり、同じ6歳でも小学生なら「子ども」、未就学児なら「幼児」の対象となります。年齢と就学状況から、どの料金区分の対象になるのか確認してみましょう。
子ども・幼児の運賃とグリーン車の料金
「子ども」の乗車券、特急券、急行券は「大人」の半額
「こども」の乗車券、特急券、急行券、指定席券は「おとな」の半額となるようです。ただし、5円の端数は切り捨てられます。
ただし、新幹線のファーストクラスといわれるグランクラスに乗車の場合など、子ども料金が大人の半額とならない場合もあるので、利用する前に事前に確認しておくとよいでしょう。
「子ども」のグリーン券は「大人」と同額
子どものグリーン券は大人と同じ金額で設定されています。なお、グリーン券については土日祝日などの利用日によらず、同じ金額で利用することができます。グリーン料金表については、JR東日本のホームページをご確認ください。
したがって、子どもが全席自由席の普通列車のグリーン車を利用する場合は、乗車券は大人の半額、普通列車グリーン券は大人と同額が必要となります。また、子どもが特急列車や急行列車、新幹線のグリーン車を利用する場合には、乗車券は大人の半額、グリーン券は大人と同額になるほか、特急券や急行券は大人の半額が必要となります。
このようにグリーン車の子ども料金は、快速列車などの普通列車を利用の場合と、特急列車や新幹線利用の場合とで料金設定に違いがあります。
グリーン券が土日祝日も同じ金額だと、週末のおでかけでも活用できそうですね。
幼児のグリーン車利用は基本的に無料
大人といっしょにグリーン車を利用するときは、幼児を大人の膝に乗せれば、基本的に無料で乗車できます。新幹線や特急列車のグリーン車の場合も、幼児の席を大人と別に必要としなければ無料で利用できるのはうれしいですね。
ただしいっしょに乗車する大人や幼児の人数、席の利用の仕方によっては、幼児もグリーン車の運賃や料金がかかります。具体的には、以下で詳しく見てみましょう。
幼児のグリーン車利用で運賃や料金が必要となる場合
基本的に幼児のグリーン車利用は無料ですが、以下の場合は幼児の席として運賃や料金が必要となります。
大人や子ども1人に対し、3人以上の幼児や乳児を連れている
大人または子ども1人に対し、幼児や乳児の人数が3人以上になると「子ども」の運賃と料金が必要となります。
例えば、大人1名がグリーン車を利用する場合、無料で利用できる幼児や乳児は2名までとなります。大人1名と小学生1名がグリーン車を利用する場合は、無料で利用できる幼児や乳児は4名までとなります。
幼児が1人でグリーン席に座る
大人1人で幼児2人を連れてグリーン車に乗る場合、幼児2人を膝に乗せるのは難しく、幼児の分も席を確保したいときもあるでしょう。大人の膝に乗せず幼児が1人でグリーン席に座ると、「子ども」の運賃と料金がかかります。
ただし、普通列車グリーン車を利用する場合は、普通列車の普通車利用と同じ扱いとなり、幼児2人までなら1人で座席を利用しても無料になります。
幼児とグリーン車に乗るときの注意点
幼児期の子どもといっしょにグリーン車に乗るとき、子どもが落ち着いて乗車できず周りに迷惑をかけないかと心配なママがいるかもしれません。
特に、新幹線や特急列車など乗車時間が長い場合は、子ども用のお菓子や飲み物、おもちゃなど、子どものお気に入りのアイテムを用意しておきましょう。乗車する前に子どもを遊ばせておき、電車に乗ったら子どもを寝かしつけるのもひとつの方法かもしれません。
子どもが泣いたり騒いだりした場合は、一度子どもといっしょに座席を離れて新幹線や特急列車などのデッキへ移動するなど、周りの方が快適にすごせる配慮が必要でしょう。なお、グリーン車の座席に座れずデッキに立ち乗りの場合でも、通常のグリーン車利用と同じ料金が必要です。普通列車グリーン車の場合は注意が必要かもしれません。
幼児との列車移動でグリーン車を利用すると快適な理由
特急列車や新幹線のグリーン席は、普通車に比べて足元が広く設計されており、リクライニングシートも深めに倒せる設計になっています。子どもを膝に乗せても前の座席とのスペースに余裕ができるのはうれしいですよね。
座席には足を乗せられるフットレストも備わっているので、子どもを膝に乗せて抱っこするときにも足が疲れにくいかもしれません。
特急列車と新幹線のグリーン車には一部の列車を除きコンセントがついています。グリーン車の座席に乗りながら電子機器を使用できるので、子どもといっしょに動画を見るなど、列車での楽しみ方が増えそうですね。
また、特急列車や新幹線のグリーン車では、ブランケットの貸し出しサービスがあります。子どもが乗車中に眠ったときは布団の代わりにも使えそうですね。
幼児とグリーン車を利用するときは事前に料金などを調べよう
今回の記事では、JR東日本のホームページの情報をもとに、普通列車や特急列車、新幹線のグリーン席に幼児が乗車するときの料金やグリーン券の購入方法などについてお伝えしました。
幼児といっしょにグリーン車に乗車するときの料金は、利用状況や乗車する列車の種類によりさまざまなようです。事前にJR東日本のホームページを参考にし、幼児のグリーン車の料金について調べておくとよいでしょう。
普通車に比べるとグリーン車は比較的混雑しない傾向にあるようです。子どもといっしょに列車で旅をするときや朝の通勤時間帯に乗車するときは、親子で快適に座れるグリーン席を利用してみてもよいかもしれませんね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年10月2日の記事作成時点のものです。