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幼児のパスポートを申請する際に必要な書類とは。手順をご紹介
0歳児からでもパスポートは必要
子どもと海外旅行に行くことをきっかけに、幼児のパスポートの申請方法について知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。写真や本人確認証、戸籍謄本など、幼児に用意するパスポートの申請、更新の際に必要なものや受け取り方法について、外務省の資料を参考にご紹介します。
パスポートは0歳児から必要
家族で海外旅行に行く際はパスポートの準備が必要になります。
パスポートは1歳に満たない乳幼児の赤ちゃんの場合も必要で、ママやパパが代理申請することができます。
速やかにパスポートを発券できるよう、申請方法や必要な書類をご紹介します。
幼児・乳幼児のパスポート申請に必要なもの
幼児・乳幼児がパスポートを申請する際に必要な書類をご紹介します。
一般旅券発給申請書(5年用)
一般旅券発給申請書はパスポートの申請を予定している窓口で配布されているようです。
近くのパスポートセンターやパスポート窓口を事前に調べた上で一般旅券発給申請書を取りに行くとよいでしょう。
事前に自宅で記入したい場合は、ダウンロードすることもできるようです。
戸籍謄本(または戸籍抄本)、住民票の写し
戸籍謄本や住民票の写しは、6カ月以内に作成されたものが必要なようです。
なお、住民基本台帳ネットワークシステムを利用する方、住民登録をしていない都道府県で申請をする場合は、住民票が不要となる場合があるかもしれません。
申請先のパスポートセンターに事前に確認しておくとよいでしょう。
パスポート用の写真
写真は子ども本人のみが写っており、6カ月以内に撮影した背景のない写真が必要です。
[縦45ミリメートル×横35ミリメートル]のふちなしのものを用意しましょう。
申請者本人と確認できる書類
幼児・乳幼児のパスポートを申請する場合、ママやパパが代理で申請する場合がほとんどでしょう。代理申請する場合、幼児・乳幼児と代理申請者、それぞれ本人確認証が必要になるようです。
- 幼児・乳幼児はマイナンバーカード1点、または健康保険証や母子手帳など特定の組み合わせ条件を満たした2点
- 代理申請者(親)はマイナンバーカード、運転免許証いずれか1点、または健康保険、年金手帳、会社の身分証明書など計2点
以上の提示が必要となります。
各市区町村によって提出すべき書類が異なる場合があるようですので、事前に確認しておくと安心でしょう。
なお、未成年がパスポートを申請する場合、親権者である両親のいずれか一方が、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に署名をする必要があるようですので、署名を忘れないように注意しましょう。
幼児のパスポートを申請しにいく場所
申請に必要な書類を揃えたら、住民票登録している市町村のパスポート申請窓口に提出する必要があるようです。
場所や時期によってはパスポート申請窓口が混み合い、長い間待つ必要があるかもしれません。
長時間同じ場所で待ち続けると、子どもがぐずってしまうこともあるため、時間に余裕を持って申請するとよいでしょう。
ママの中には、受付番号が呼ばれるまで外出をして時間をつぶしていたという意見もあるようです。
幼児のパスポートを受け取る際の流れ
パスポートを受け取る際はどのような流れになるのでしょうか。
外務省のホームページによると
- 申請の時に渡された受理票(受領証)
- 手数料(必要額の収入証紙及び収入印紙を受領証に貼る。)
以上を持って申請をした窓口に提出する必要があるようです。
受理票(受領票)に、受け取り日が記載されているため、事前に確認しておきましょう。パスポートは受け取り可能日から半年をすぎると受理できなくなるため注意が必要です。
12歳未満は以下の手数料が必要となるようです。
受け取り時は代理申請した場合でも、ママやパパといっしょに子どもも窓口に出向く必要があるようですので、注意が必要でしょう。
幼児のパスポートを更新する際の手続き
一度発行した子どものパスポートを更新する場合はどのような手続きになるのでしょうか。
有効期限前のパスポートを持参する場合と、期限切れのパスポートを持参する場合で必要書類が異なるようです。
有効期間中のパスポートを持参する場合
- 一般旅券発給申請書(5年用)
- パスポート用の写真
- 有効旅券(有効期間中のパスポート)
上記の3点が必要となるようです。
ただし、住所が変わったり、写真が判別できないなどの破損があった場合は、申請日前6か月以内に発行された戸籍謄(抄)本が必要となる場合もあるかもしれません。
受け取り時は新規発行時と同様の手数料(6,000円)が必要となるようです。
期限が切れたパスポートを持参する場合
パスポートの期限が切れた後に更新をする際は、新規でパスポートを申請する際と同じ手続きの手順で発券することになるようです。
パスポートが切れてしまってから更新すると、用意する書類が増えてしまうため、有効期限前に更新手続きをするとよいかもしれません。
パスポートを紛失してしまった場合の対処法
パスポートを無くしてしまった場合は速やかに警察署に届出をし、紛失の届け出を証明する書類を受け取りましょう。
その後、国内であればパスポート申請窓口に、海外であれば在外公館に
- 紛失一般旅券等届出書
- 写真1枚(4.5×3.5センチメートル)
- 住民票の写し
- 警察署が発行した紛失・盗難の届出立証書類1通
- 身分証明証
を提出、提示することで紛失したパスポートが失効されるようです。
パスポートを無くした場合、旅行に行くことができない可能性や、最悪の場合偽造をはじめとした犯罪に利用される可能性もあるかもしれません。
そのためパスポートを受け取った後は、大切に保管し、旅行先では盗難や紛失を防ぐために工夫する必要があるでしょう。
幼児・乳幼児のパスポートは余裕を持って申請しよう
幼児や乳幼児のパスポートを申請する際はママやパパが写真や本人確認証、戸籍謄本などを準備することになるでしょう。
特に海外旅行では準備する持ち物が多いため、直前でパスポートを申請するよりも余裕をもって申請しておくと、スムーズに海外旅行の準備ができるかもしれません。
代理申請する場合は、代理者の本人確認書類も必要になることや、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に署名をすることを忘れないように注意が必要です。
一度発券したパスポートは紛失、盗難を防ぐために工夫して管理するとよいでしょう。