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0~3歳の子どもと乗る初めての飛行機。座席の選び方や機内での過ごし方、年齢別の注意点
子どもが飽きない遊びや快適な寝方とは
0~3歳の子どもと初めて飛行機で旅行するとき、何歳まで膝の上に乗せてもよいのか、シートベルトは必要かなど機内での過ごし方が気になる方がいるかもしれません。オムツ替えはどうしたらよいのかやトイレ事情など、予習をしておいたほうが安心でしょう。今回は、飛行機の座席予約の際のポイント、おもちゃの活用、おすすめアイテムなどを体験談を交えながらご紹介します。
0~3歳の子どもの飛行機デビューで気になったこと
旅行などで子どもの飛行機デビューの際に、長時間のフライトに備えた準備やアイテムなどについて予習をしておきたい方もいるかもしれません。実際に、0~3歳の子どもを持つ保護者が気になることを聞きました。
「初めて2歳の子連れで飛行機に乗るときに、座席の予約で戸惑いました。大人の膝の上に乗せることはできるかや、子ども料金などを知りたいと思いました」(20代ママ)
「海外旅行で国際線の飛行機を予約したとき、フライト時間が長いので1歳の子どもと静かに遊べるおすすめのおもちゃや、シートでの寝方が気になりました」(30代ママ)
「もうすぐ娘が3歳で飛行機デビューします。トイトレが終わりかけで普段はパンツで過ごせていますが、いつもと違う環境なのでオムツを履かせたほうがよいか、トイレ事情が気になっています」(20代ママ)
0~3歳の子どもと飛行機に乗るとき、座席の確保や機内での過ごし方が気になったという声がありました。ほかにも幼児向けの機内食や飲み物があるのかが気になった保護者もいるようです。
飛行機の子ども料金や場所の選び方
0~3歳の子どもが飛行機に乗るときには、座席は必要なのでしょうか。0~3歳の幼児と飛行機に乗った経験がある保護者に、子ども料金や席の予約について体験談を聞いてみました。
子ども料金
iStock.com/spooh
「2歳の子と初めての飛行機での旅行の際、子どもの座席が必要なのかを知りたいと思って、航空会社に聞いてみました。3歳以上の幼児は大人の膝の上に乗せることができず、子ども料金での座席の予約が必要ということでした」(30代ママ)
「予約した航空会社は、3歳になると国内線でも国際線でも大人の半額の料金が子ども料金としてかかるとホームページに書いてありました。ただ、3歳になるとずっと膝に乗せておくのは大人も子どもも辛いので、席を確保してよかったと思います」(20代ママ)
3歳以上は国内線でも国際線でも大人の膝の上に乗せることはできず、座席の予約が必要だったという声がありました。子ども料金や座席の予約については航空会社によって異なるので、子連れ旅行の場合は早めに問い合わせておくのがよさそうです。
場所の選び方
「フライト中、子どもから『トイレに行きたい』と言われたときにもすぐに連れて行けるように、飛行機の予約時には後方の通路側の座席を予約するようにしています」(20代ママ)
「シートベルト着用サインが出ているときは席を立つことができないので、1歳の子どもが飽きにくい座席を予約したいと思いました。飛行機での子連れ旅行が初めてだったこともあり、景色がよく見える窓側の席を選びました」(30代ママ)
どの場所の座席を選ぶかについてはさまざまなようです。この他にも、飛行機の前方にある大きなモニターの前の席は足元が広く、幼児がおもちゃで遊んだり足を伸ばしやすかったりするので子連れにおすすめといった声もありました。
子どもが席を立ちたがるときは、他の方に迷惑をかけないように、通路側の席を選ぶというママもいるようです。
【年齢別】飛行機に乗るときの過ごし方のポイント
0~3歳の子どもと飛行機に乗って国内旅行に行くとき、機内でどのような遊びをさせたらよいかなど過ごし方を知りたい方がいるのではないでしょうか。0~3歳の子連れで飛行機に乗った方に、国内線に乗るときの過ごし方のポイントを聞いてみました。
0歳が飛行機になるときのポイント
「娘が生後2か月で飛行機に乗ったときは、機内で泣かないかどうかがとても不安でした。お昼寝の時間と授乳の時間をあらかじめ逆算して、フライト中はずっと寝かせることに成功しました。」(30代ママ)
「息子が生後9カ月のときに帰省で飛行機に乗りました。フライト中に泣いてしまったらどうしようと思っていましたが、赤ちゃん用のお菓子を食べられるようになっていたので、助かりました。固くてなかなか減らないビスケットを持参したため、長い間静かにしてくれて安心しました」(30代ママ)
0歳の赤ちゃんと飛行機に乗るときは、赤ちゃんが泣いてしまわないかが気になるようです。授乳、お昼寝、赤ちゃん用おやつなどの時間をうまく使うことがポイントのようです。
1歳が飛行機に乗るときのポイント
「国内線で2時間半ほど飛行機に乗ることになりました。機内で長時間座っていても子どもが疲れないように、やわらかい素材の服に着替えさせてあげたところ、初めての飛行機でも緊張することなく過ごせたようです。飛行機でもらったおもちゃで遊んだり、飲み物をお代わりしたりしていたら、あっという間に着いた気がしました」(20代ママ)
「1歳の子を膝に抱っこして飛行機に乗りました。機内は狭いので、前の座席を蹴ったりしてしまうのが心配だったので、座席を予約するときに、足元が広そうな席を取りました。」(20代ママ)
1歳の子どもが飛行機に乗っている時間に過ごしやすいように意識して着替えを用意したという声や、座席を選ぶときに広い席を探したという声がありました。他にも、機内での空調対策に幼児用の上着やタオルを用意したという声もありました。
2歳が飛行機に乗るときのポイント
「初めての飛行機で緊張してしまわないように、子どものお気に入りのおもちゃを用意しました。周囲に迷惑をかけないよう、音の出ないおもちゃを選びました」(20代ママ)
「息子が2歳で飛行機に乗ったとき、新しい絵本やシールブックを機内に持ち込みました。小さな声で読み聞かせをしたり、シールブックでいっしょに遊んだりしていたら、子どもも騒ぐことなく落ちついて過ごせました」(30代ママ)
子どもが機内で飽きずに過ごせるように、子どものお気に入りのおもちゃや本を用意したママがいました。おもちゃは音の出ないものがよいようです。
航空会社によっては、幼児向けに飛行機のおもちゃなどをもらえることもあるようなので、手持ちのおもちゃや本と組みあわせるのも楽しい過ごし方のひとつかもしれませんね。
「機内に持ち込める携帯式の子ども用ベッドがあると聞いたので用意しました。足を伸ばしやすいのがよかったようで、狭い機内でも気持ちよさそうに眠っていました」(20代ママ)
1歳くらいまでは、ママやパパの抱っこでも眠れることが多いですが、2歳以上の子連れフライトでは、狭い飛行機の機内での子どもの寝方が気になった方がいるようです。長時間のフライトでは疲れをためないことも大切と考えて、エア枕やブランケットを用意するなど、飛行機内で快適な寝方ができるような工夫をしたという声もありました。
3歳が飛行機に乗るときのポイント
「子どもが機内で飽きてしまわないように、普段はあまり食べないような特別なお菓子を何種類か用意しました。アメは子どもの耳抜きにも使えたのでよかったです」(30代ママ)
子どもが退屈しないように、また耳抜き対策として、お菓子を用意した方もいるようです。おもちゃやシール入りのお菓子を用意したことで、食べ終わった後もご機嫌で遊んでいたので便利だったという声もありました。
「航空会社のホームページに幼児用の機内食の案内が載っていたので、事前に予約をしておきました。3歳の子どもは、『すごいね、お子様ランチみたい』と大喜びで食べていました」(30代ママ)
航空会社によっては長時間のフライトに備えて、幼児用の機内食を事前に予約することもできるようです。機内食をしっかり食べたことで、目的地についてからも元気いっぱいだったという声もありました。
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子どものトイレ事情をどうする?
子どもが2~3歳の場合、ちょうどトイトレ中の子や、普段はパンツを履いていても、出かけるときには不安だと感じるママもいるようです。トイレ事情に関するママたちの体験談を集めてみました。
トイトレ中はオムツを履いてもらう
「子どもが2歳半のときに飛行機で沖縄旅行に行きました。3時間くらいのフライトでしたが、うんちがまだトイレでできないので念のためオムツを履かせていました。オムツの中でおしっこをすることはなく、トイレに行きたいときは教えてくれました。飲み物がお代わり自由なため、たくさん飲んでいたので、念のためにオムツを履いているのは安心でした」(30代ママ)
「うちの子はオムツが外れるのが遅く、3歳半のときに海外旅行に行きましたが、まだオムツを履いていました。飛行機の中のオムツ替えシートは3歳には狭かったので、トイレの個室で立ったままオムツ替えをしましたが、かなり大変でした」(30代ママ)
トイトレ完了後はトイレ近くの席にする
「3歳のときに海外旅行で10時間以上のフライトを経験しました。当時トイトレがほぼ完了し、昼間も夜もパンツで過ごすことができていました。本人もオムツを履くのはイヤだと言っていたので、いつでも行きやすいように、トイレ近くの通路側の席を予約しました」(30代ママ)
多くのママは飛行機でのトイレ事情に不安を抱えていたようです。心配な場合は、子どもと相談したうえで、オムツを履かせてもよいかもしれませんが、2~3歳の子どもにとってはオムツ替えはスペースが狭いため、大変なこともあるようです。
国内線/国際線に乗るときのそれぞれの過ごし方のポイント
国内線と国際線では、フライト時間が異なりシートベルト着用サインが出ている時間も違うため、機内で快適に過ごすための準備がそれぞれにあるようです。0~3歳の子連れで国際線に乗る場合はどのような工夫をまとめてみました。
国内線の場合はだいたい1~3時間くらいのフライトになるので、飽きずに過ごせることや、リラックスしてフライト時間を楽しめるかどうかが需要かもしれません。おもちゃやお菓子、服装に気を付けてみましょう。
国際線はフライト時間が長いケースが多いため、食事や睡眠をどうするかをしっかりと考えて準備するとよさそうです。幼児用の食事は事前に予約できる場合もあるそうです。また睡眠に関しては、0歳の赤ちゃんは事前にバシネットを予約しておくと、子どもも寝やすく、ママやパパも少し楽になるでしょう。1歳以上の子どもの場合は、携帯式の子ども用ベッドもおすすめです。
0~3歳が初めて飛行機になるときのおすすめアイテム
これまで紹介したポイント以外でも、0~3歳の子連れ旅行でフライト中におすすめのアイテムを教えてもらいました。
タブレット
「3歳と初めて子連れ旅行に行ったとき、シールブックなどのおもちゃも持っていきましたが、それだけでは間が持たないかなと思ったので、タブレット端末を持っていきました。お絵描きや簡単なゲームアプリを集中して遊んでくれたので、安心しました」(30代ママ)
飛行機デビューでは、子どもがフライト中に飽きてしまったときのために、タブレットを持って行ったという声が多かったです。
おやつがこぼれないケース
「1歳で飛行機に乗ったとき、おやつを多めに持っていきましたが、こぼすと拾うのが大変だし周りの席の方にも迷惑をかけてしまうので、ひっくり返してもおやつがこぼれないケースを持参しました。周りを気にせずに済んだので、おすすめです。」(30代ママ)
子どもがおやつをこぼしにくいようなケースがおすすめという意見がありました。
子ども用ヘッドホン
「2歳の飛行機デビューは海外旅行だったので、フライト時間が長いのを心配していました。飛行機についているモニターで好きな動画を見るときに、耳が痛くならないように、子ども用のヘッドホンを購入し、旅行前から慣れさせておきました」(20代ママ)
飛行機で動画などを見る際に、耳が痛くならないようなヘッドホンがおすすめというママの意見がありました。
赤ちゃんのお気に入りのもの
「生後7カ月の娘と飛行機に乗ったとき、当時娘がお気に入りだったタオルと、おしゃぶりを絶対忘れないように持っていきました。安心アイテムのタオルとおしゃぶりがあることで、初めての場所でも泣かずに過ごすことができました」(20代ママ)
子どもが0歳の場合は、お気に入りのアイテムやおしゃぶりがあると、安心して過ごせるようです。出かけるときに焦って忘れないように、事前に準備をしておけるとよいですね。
0~3歳の子どもと飛行機での旅を楽しもう
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0~3歳の子連れで飛行機に乗るとき、座席の予約や機内での過ごし方が気になったママがいるようです。3歳以上の場合は国内線でも国際線でも座席が必要な場合が多く、大人の膝の上に乗せずに、子どもの席を子ども料金で予約するケースが多いようです。
機内ではシートベルトを着用する時間も長いため、子どもが快適に過ごせる座席を選んだり、お気に入りのおもちゃなどのアイテムを持ち込むなどして飽きないよう工夫した保護者の方もいるようです。ぜひ本記事で予習をして、機内での耳抜きや寝方などにも工夫して、子連れ旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。