ブースターシートとジュニアシートの違いとは?選び方のポイントや注意点をご紹介

ブースターシートとジュニアシートの違いとは?選び方のポイントや注意点をご紹介

ブースターシートへの切り替え時期や使い分け方

2019.05.21

ブースターシートを使いたいと思っているけれどジュニアシートとの違いがわからなかったり、いつから使えばよいか迷うママやパパも多いのではないでしょうか。今回の記事では、ブースターシートとジュニアシートの違いやブースターシートの使用時期、メリット、選び方のポイント、使用時の注意点をママたちの体験談を交えて解説します。それぞれの特徴をおさえ、毎日の送り迎えやドライブなど親子のカーライフを楽しめると良いですね。

ブースターシートとジュニアシートの違い

ブースターシートとジュニアシートの違いは「背もたれの有無」です。どちらも子どもの安全を守る目的は変わりません。まずは、それぞれの特徴をご紹介します。

ブースターシートとは

ブースターシートは背もたれのない学童用の座面のことで、車に乗る子どもの安全を守るアイテムです。

国土交通省のホームページによると、ブースターシートはチャイルドシートの一種で、学童用のチャイルドシートとして定義されており、体重15~36キロ、身長135センチ以下の使用年齢:4歳~10歳頃の子が使用するものとされています。

また、ジュニアシートの一種で背もたれがない座面としても認識されているなど、呼び方はさまざまですが、「座席を上げて背の高さを補い、腰ベルトの位置を子どものおしりにあわせることで、大人用の座席ベルトが使えるようにするもの」と覚えておくとよいでしょう。


出典:チャイルドシートの種類/国土交通省「チャイルドシートコーナー」

ジュニアシートとは

ジュニアシートは、背もたれつきタイプで使用年齢:3歳~4歳の身長100センチを過ぎた子どもに使うもので、シートベルトで首が締まらないように座席の高さをあわせる目的で使用されます。

ジュニアシートの中には背もたれを着け外しでき、ジュニアシート兼ブースターシートとして使用することができる製品もあります。

もし今使っているジュニアシートが背もたれが取り外しできる製品であれば、ブースターシートとしても利用できる可能性があります。


チャイルドシート
iStock.com/Tramino

ブースターシートのメリット

ブースターシートのメリットとして、製品にもよりますが1,000円~3,000円台など手頃な値段で購入できるものが多い点があげられるでしょう。一方でチャイルドシートやジュニアシートは、5,000円以上のものが多いです。

また、ブースターシートは軽いので持ち運びが楽で、座席への取り付けも比較的簡単に行えます。重いチャイルドシートと比べると、タクシーや帰省先で使う時も便利でしょう。

ブースターシートはいつから着用した?

ジュニアシートからブースターシートに変えるタイミングが難しくて悩んでしまうママも多いと思います。いつからブースターを使用すればよいのでしょうか。

ママたちにブースターシートを着用したきっかけを聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

窮屈になってしまったためか、子どもがジュニアシートを嫌がり自分から肩ベルトを外したり嫌がって車に乗らなくなってしまったのが購入のきっかけです

30代ママ
30代ママ

ジュニアシートをつけるギリギリの年齢になると窮屈そうなので背もたれを外すと着けている子どもも少し心地好さそうでした

チャイルドシートやジュニアシートを着用する2歳~3歳児でも、子どもが窮屈に感じた際には安全性を確保したうえでブースターシートを着用してもよいかもしれませんね。

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ブースターシートの選び方のポイント

ブースターシートはメーカーによって価格やデザインなどさまざまな製品があります。選び方のポイントをご紹介します。


座り心地がよいか

子どもの座り心地はブースターシートを選ぶ際のポイントになります。

車での移動は長距離になることもありますから、子どもが座り心地のよいブースターシートを選ぶとよいでしょう。


長く使えるかどうか

ブースター
iStock.com/maroke

長く使えるのも選ぶポイントのひとつです。

ブースタ―シートの適用年齢になるまではジュニアシートとして使用したいと思うパパやママもいるかもしれません。

その場合は、ブースターシートに変更できるジュニアシートを選べば長く使用することができるでしょう。


機能が充実しているか

メーカーや価格によっては、通気性が高い素材を使用したものや、取り外し可能なドリンクホルダーがついたものなど、子どものための機能が充実しているものもあります。

洗濯機で丸洗いできたり汚れがふきとりやすい素材を使用したものは、飲み物をこぼしてしまった時でも片づけやすくて安心ですね。


安全基準を満たしているか

Eマークが添付されている製品を選ぶ基準にしてみるのもよいでしょう。

Eマークとは安全基準を満たした製品に添付されるマークのことです。

中古で販売されているブースターシートの中にはEマークが添付されていない製品もあるようなので注意が必要です。


車に積み込みやすいか

肩ベルトなどがあるチャイルドシートやジュニアシートは装着するのが大変ですが、ベルトのないブースターシートは子どもを乗せるパパやママの負担も少なく済みそうです。

家の駐車場が狭い場合は、積みやすさを重視して選ぶとより良いでしょう。

ブースタシートを使用する際の注意点

実際にブースターシートを使用する際はどのような点に注意が必要なのでしょうか。注意点をご紹介します。


後部座席につける

ブースターシートは後部座席に取り付けましょう。取扱説明書をよく読み正しく使用しないと死亡事故など危険を及ぼす可能性もあるので、注意が必要です。

正しく使う

ブースターシートは車の座席の一番奥深くに置きます。シートベルトはブースターシートのツメの下を通し、バックルがカチッというまで差し込みます。

出典:ジュニアシートを正しく使おう/JAF「ジュニアシートはもう要らない?」

ブースターシートはいつまで使う?

道路交通法では6歳未満の子どもにはチャイルドシート、ジュニアシート、ブースターシートの着用義務があります。

ですが、JAFによると衝突事故を想定した検証の結果、子どもの身長が140センチになるまでは安全性を保つために、必ずジュニアシートの着用をするように呼びかけています。

6歳を超えても身長が140センチの基準を満たしていない場合は、ジュニアシートまたはブースターシートを正しい方法で使用しましょう。

出典:学童用チャイルドシートが必要な目安は身長140cmまで/JAF「JAFニュース」

子どもの成長に応じてブースターシートを使い分けよう

ベビーシート
iStock.com/kohei_hara

ブースターシートは子どもの安全性を担保してくれるアイテムです。

子どもがジュニアシートを窮屈に感じてしまう場合はブースターシートを利用して子どもが快適に過ごせるようにしてあげるとよいでしょう。

また、子どもの安全を確実に守るためにも、正しい使用方法を説明書で確認しておきましょう。


※記事内で使用している参照内容は、2019年5月15日時点で作成した記事になります。

2019.05.21

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