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クワガタ用のエサについて。野菜など代用のエサや手作り方法、エサのやり方のポイントなど
クワガタを初めて飼う場合は、どのようなエサを用意したらよいのか、手作りできるのかなど気になることもあるでしょう。クワガタを飼い始めたものの、なかなかエサを食べず困っている場合もあるかもしれません。今回は、クワガタ用のエサの種類や手作り方法、エサを交換するタイミング、エサ皿の種類などをママたちの体験談を交えてご紹介します。
クワガタ用のエサは何をあげている?
ママたちに聞くと、子どもが幼稚園や保育園などで飼っているクワガタを目にしたり、昆虫図鑑でクワガタに興味を持ったなどの理由から、クワガタを飼い始めたという家庭もあるようです。
ただ、一口にクワガタといっても、コクワガタやオオクワガタ、チビクワガタなど、様々な種類があります。そのため、いざクワガタを飼うことになったとき、どのようなエサをあげればよいのか知りたいママもいるかもしれません。クワガタ用のエサはどのようなものがあるのか、どのようなエサをあげていたのかママたちに聞いてみました。
昆虫用ゼリー
「ホームセンターで昆虫用ゼリーを購入してクワガタ用のエサにしていました。昆虫専門店に行かなくても手軽に購入できるので便利です」(30代ママ)
「子どもがお世話をすることを考えると、カップのままエサ皿に置いておくだけでよい昆虫用ゼリーがあげやすいかなと思いました」(30代ママ)
昆虫用ゼリーは、カップの蓋を開けてエサ台やエサ皿に置くだけでよいので、簡単にクワガタにエサやりができます。昆虫用ゼリーはクワガタ専用ではないので、カブトムシなどにも与えることができます。
比較的安い値段で、昆虫専門店ではなくてもホームセンターや100円均一ショップなどいろいろな場所で売られているため、手軽に購入することができるでしょう。
野菜や果物
「昆虫用ゼリーがないときに、バナナきゅうりなどをゼリーの代用としてあげたことがありました」(30代ママ)
「熟した果物の匂いに寄ってくると聞いたことがあったので、バナナやりんごなどを切ってオオクワガタにあげることがありました」(20代ママ)
バナナ、りんご、きゅうりなどの果物や野菜をクワガタ用のエサとしてあげることもあるようです。水分の多いスイカやメロンなどの果物を食べるとおしっこの量が増えてしまい、土や昆虫マットを清潔に保つのが難しくなる場合もあるようなので、気をつけるとよいかもしれません。
手作りのエサ
「黒砂糖に焼酎を混ぜてよく煮詰めたものを、クワガタやカブトムシを捕るときのエサとして作ったことがあります」(40代パパ)
「コクワガタを飼っていましたが、樹液の代わりとして、はちみつを水で少し薄めて脱脂綿に浸したものをエサ皿にいれたことがあります」(30代ママ)
クワガタ用のエサは、黒糖や焼酎、ハチミツなど家にある食べ物を使って作れるようです。昆虫用ゼリーがないときの代用と考え、クワガタが何を好むのかを調べてから手作りするとよいかもしれません。
クワガタ用のエサの手作り方法
クワガタのエサは、黒糖やハチミツを使う以外にどのような食べ物を使って作ることができるのでしょうか。身近な食材を使った手作り方法をご紹介します。
バナナとヨーグルトを使ったエサ
- バナナを潰す
- 1と同量のヨーグルトを混ぜる
- 2に少量の焼酎を入れて混ぜ合わせる
バナナとヨーグルトで簡単に作れるエサの作り方です。ヨーグルトを入れることでタンパク質も含まれるので、栄養が偏りにくいかもしれません。
ゼリー状のエサ
- 鍋に寒天と水を入れて、沸騰させる
- 沸騰したまま2分ほど加熱し、しっかりと溶かす
- 2をボウルに移し、水またはジュース、焼酎、黒糖を加えて混ぜる
- 製氷皿などに入れて冷蔵庫で冷やし固める
寒天がない場合は、粉ゼラチンを作ってもよいようです。昆虫用ゼリーのように、ゼリー状のエサをクワガタにあげたいという場合は試してみるとよいかもしれません。
クワガタが食べるエサの量はどのくらい?
エサの量はクワガタによるので具体的には決まっていませんが、成虫になってすぐのクワガタはエサをあまり食べず、しばらく経つと食欲旺盛になると言われているようです。
また、産前前のメスはたんぱく質を摂るために食欲が増す傾向があり、クワガタの幼虫やオスのクワガタを食べてしまうこともあるそうです。昆虫用ゼリーがない場合は、牛肉の脂身やヨーグルトを多めに用意するとよいかもしれません。
クワガタ用のエサを交換するタイミング
クワガタ用のエサの交換はどのようにすればよいのでしょうか。エサを交換するタイミングについて、エサの種類別にご紹介します。
昆虫用ゼリーの場合
「ゼリーの量がカップの3分の1程度になったら交換するようにしていました。ゼリーが昆虫マットや土などで汚れてクワガタが全然食べないようなときも交換していました」(30代ママ)
クワガタに昆虫用ゼリーをあげる場合、ゼリーの残りの量や汚れ方などで判断して交換するとよさそうです。3日に1度、1週間に1度など、期間の目安を決めて交換するのもよいかもしれません。
果物や野菜の場合
「昆虫用ゼリーの代用としてバナナをあげたときは、ずっと置いていると匂いがしたり虫がわくこともあるので、一日で交換するようにしていました」(30代ママ)
果物や野菜は生ものなので、飼育ケースに入れたままにしておくと、ケース内の衛生環境が悪くなってしまうこともあるようです。変色や匂いを目安に、早めに交換をするようにするとよいかもしれません。
手作りの場合
「黒糖で作った手作りエサはドロドロしていて飼育ケースが汚れやすかったので、汚れたときは早めに交換していました」(40代パパ)
手作りのエサの場合も、土や昆虫マットの汚れ方などで判断し、こまめに交換するようにしたほうがよさそうです。
クワガタがエサを食べないときに気をつけること
クワガタがエサを食べないときは、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
エサの交換やエサ台・エサ皿の掃除をする
エサを交換するタイミングが遅く汚れている場合や、エサ皿やエサ台、その周辺などが不衛生な場合に、クワガタがエサを食べないことがあるようです。クワガタの食欲が出るように、定期的に掃除をしましょう。
食べやすい大きさにする
クワガタはノコギリのような顎の間に口があるため、エサの形状によっては、顎が邪魔になり食べられない場合があるようです。エサの大きさに気をつけると、よく食べてくれるかもしれません。
クワガタの好みのエサを探す
掃除や形状に気をつけてもなかなか食べてくれない場合もあるでしょう。クワガタはエサの好き嫌いがあるので、昆虫用ゼリーを変えてみたり、いろいろな食べ物を試してみたりしながら、好きなエサを探してみましょう。
クワガタ用のエサ台やエサ皿の種類や特徴
エサ台やエサ皿には大きく分けて、木製とプラスチックがあるようです。どのようなものを選べばよいのでしょうか。
木製
クワガタ用のエサ台やエサ皿には、天然の木で作られたものがあるようです。昆虫用ゼリーなどのエサがカップごとセットできる穴が開いており、クワガタが木によじ登ったりエサを食べているところを見ることができそうです。
エサ皿やエサ台にできそうな丸太を見つけたら、手作りでエサ皿やエサ台を作ってみてもよいかもしれません。どのようなエサ皿やエサ台にするか子どもと相談しながら作るのも楽しいでしょう。
プラスチック
クワガタのエサ皿やエサ台には、プラスチックでできたものもあるようです。見た目は切り株や丸太に似せたようなデザインをしており、エサを入れる穴があいています。プラスチック製のエサ皿やエサ台は、汚れたら気軽に洗うことができ、カビも防ぎやすいので、子どもでも管理がしやすいかもしれませんね。
一方で、プラスチックの素材のエサ皿やエサ台は、クワガタがエサを食べるときやケース内を移動するときに、つかまりにくいというデメリットもあるようです。
子どもといっしょにクワガタにエサやりをしていた?
クワガタを育てるときに、子どもとエサやりをすべきかどうか、悩むママもいるかもしれません。ママたちの体験談をご紹介します。
親子でいっしょに
「うちの子はクワガタに触れなかったので、私がエサやりをしていました。それでもクワガタが食べ物を食べる様子は気になるようで、遠くから見ていました」(30代ママ)
「子どもが小さかったので、親子でいっしょにエサやりをしていました。昆虫用ゼリーの蓋を取るのは親がやり、昆虫用ゼリーを選ぶ作業と、エサ皿にカップを乗せる作業は子どもがするようにしていました」(20代ママ)
まだ自分でエサやりができない小さな年齢の子どもでも、ママやパパといっしょにエサやりをすることで、クワガタに興味を持ったり、クワガタに親しみを持つようです。エサをあげた後は、クワガタがエサを食べる姿を興味津々な様子で見ていたというママの声もありました。
子どもに任せる
「子どもがオオクワガタを飼いたいと言って飼い始めたので、子どもが中心となってエサやりをしていました。エサやりの時間を楽しみにしているようでした」(30代ママ)
子どもが一人でエサやりができる年齢になると、子どもに任せるママもいるようです。子どもが忘れてしまうときなどは、声をかけてあげるなどしてフォローしてあげるとよいですね。
子どもといっしょに楽しくクワガタのエサやりをしよう
クワガタ用のエサは昆虫用ゼリーが一般的なようですが、ゼリーの代用として野菜やバナナ、はちみつ、手作りのエサなどをあげることもあるようです。
クワガタのエサやりは、エサの減り方や衛生面などを考えながら、定期的に交換してあげましょう。子どもといっしょにクワガタの成長を見守りながら、楽しく育てられるとよいですね。