こちらの記事も読まれています
みずみずしいから生でもおいしい。春野菜の特徴と種類、選び方
Profile
タレント/モデル/民間保育士
タレント/モデル/民間保育士
タレント/モデル/民間保育士。岩手県出身。保育サービスkidscare_fluffy代表。医療事務1,2級、医療秘書3級、秘書検定2級、日本農業技術検定3級など、多数の資格を持っている。
春は芽吹きの季節。春にしか見られない様々な野菜たちが顔を出し始めます。春野菜の特徴と選び方について、日本農業検定を取得し「子ども食堂」に携わっているタレントのあゆかさんに書いていただきました。
春野菜の特徴
春野菜は身がみずみずしくて柔らかく、生でも食べられるものが多いです。また、古くから
『春苦味、夏は酸酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え』
と、言われているように春は春野菜独特の苦味を味わうと良いとされる季節です。
春野菜は、大きく成長して栄養が広がる前の新芽を食すことが多いため、栄養も凝縮されているのも特徴です。
春野菜の種類
春野菜にはどのようなものがあるのでしょうか。種類別に代表的なものをまとめてみました。
葉物野菜
お肉の付け合わせなどにぴったりのクレソン。
柔らかいレタスや春キャベツは、春野菜として知られていますよね。あしたば、クレソン、セロリなど、香りが強い野菜もあります。あしたばは、セリ科の野草です。
土野菜
新じゃがいもは水分も多く、加熱するとほくほくになります。
新じゃがいも、新たまねぎなどが春の土野菜の代表です。ちょっと珍しい野菜では、ウドがありますね。全体が白っぽいのを「軟白ウド」と、緑色なのが「山ウド」とよばれています。
豆類
子どもと一緒にそらまめをむくのも楽しいですよね。
グリーンピース、さやえんどう、そらまめなどが春の豆野菜です。ちなみに、スプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」はえんどうの若芽です。
春野菜の選び方
では、選ぶ際にはどのようなものを選べば良いのでしょうか?以下の3つを確認してみてくださいね。
・ハリ・ツヤがあるもの
・身がしっかりとしていて重く、引き締まっているもの
・色が鮮やかでみずみずしいもの
春野菜は水分を多く含んでいるため、手に取った時に重量があるものの方がみずみずしくておいしいです。
春キャベツ、アスパラガスなど
みずみずしいというのがよくわからない、いう際には茎、株の切り口を見てみましょう。栄養を吸い上げてきたストローのような部分にあたるので、黒ずんでいたり形が悪いものは身へバランスよく栄養が行き渡っていなかったり、中身がスカスカであったり、乾燥していたりするものが多く見受けられます。
新たまねぎ、にんじんなど
葉付きの野菜の場合は葉が切り落としてあるもの、または葉がついていてもパンと張ったものを選ぶのがおすすめです。葉が付いている野菜は基本的には葉の方へ栄養や水分が流れていってしまうため、保管する際にも葉は切り落としておくのが良いとされています。
子どもにもぜひ春野菜を
お湯で茹でたり、油で揚げたり、ハムやウインナーといった少し味の濃いものと和えてあげると苦味が軽減されて子どもにも食べやすくなるかと思います。今しか食べられない旬の春野菜は栄養価も味も抜群。今だけの苦みもぜひ楽しんでみてくださいね。
著者:あゆか
タレントとして活動をする傍ら、実家岩手で農業をやっていたことから、農業に興味を持ち、日本農業技術検定を保持。都内で自ら畑を借りて農業に慈しみながら、最近、日本各地で開催されている「こども食堂」にて、主に恵比寿・東村山・川口等の地域で子どもと一緒に体験しながら野菜をおいしく食べるイベント等に携わる。また、地元愛が溢れることから、『希望郷いわて文化大使』も務めている。
Profile
2017.04.10