トイトレはいつから始める?進め方や夜のトイトレ、オムツなど便利グッズ

トイトレはいつから始める?進め方や夜のトイトレ、オムツなど便利グッズ

2018.10.13

トイトレはいつから始めるとよいのかや、進め方などに迷っているママやパパもいるのではないでしょうか。夜のトイトレのやり方やオムツを外すタイミングなどに悩むこともありますよね。今回の記事では、トイトレの進め方やポイント、いつからトイトレを始めたのかなどを元保育士の筆者とママたちの体験談も含めてご紹介します。

トイレトレーニングとは

子どものトイトレをいつから始めようかタイミングを迷っているママやパパもいるのではないでしょうか。うまくトイトレを進めることができるのか、不安に思うこともあるかもしれません。

今回は、トイトレを始めるときにした工夫やトイトレの進め方を、実際にママたちがトイトレを始めた子どもの年齢やきっかけ、そのときに感じていたことなどもあわせてご紹介したいと思います。

トイトレはいつから始めた?

実際、ママたちはいつからトイトレを始めていたのでしょうか。その年齢やきっかけなどを聞いてみました。

「2歳ごろからトイトレを始めました。子どもがオムツだとかぶれてしまうことがあったのでパンツに変えようとおもったのがきっかけでした。また、まわりのお友だちもトイトレを始めていたり、すでにオムツを卒業している子もいたので始めてみようと思いました」(6歳男の子のママ)

「1歳半ごろから始めました。いつから始めようか迷いましたが、自分が子どもの頃にそのくらいの年齢でオムツがはずれていたようで、親にトイトレを始めたらどうかと提案をしてもらったのがきっかけでした」(10歳女の子のママ)

トイトレを始める年齢やきっかけはそれぞれのようです。保育園でトイトレが始まり、家でも始めたという家庭もありました。子どもの普段のトイレの様子や回数、量などを見てトイトレをいつから始めるのか考えてもよいかもしれませんね。

トイトレを始めるときの工夫

トイトレを始めるとき、どのような工夫があるのでしょうか。


トイレに興味を持てるようにする

おまるに座っておもちゃで遊ぶ子ども
iStock.com/romrodinka

まずは、子どもがトイレに興味を持てるように工夫してみてはいかがでしょうか。トイレに関する絵本や映像、おもちゃなどを通して、トイレはどのように使うのか、どのようなときに行くのかなどを知ってもらうことで、トイレに興味を持つきっかけになるかもしれません。実際にトイレに行って便座やおまるに座ってみるのもよいかもしれません。


トイレの環境を整える

トイレを子どもが「行きたい!」と思えるような環境にすることも大切なポイントかもしれません。トイレの壁に子どもの好きなキャラクターの写真や絵を貼ったり、子どもが興味を示すような小物を飾るなどして、トイレをたのしい場所に変えてみてはいかがでしょうか。

保育園では、トイレの壁に画用紙で作ったかわいい動物の絵を貼るなどして「うさぎさんのトイレに行こう!」などと声をかけていました。


行きやすい場所におまるを置く

おまるを使用する場合は、子どもが自分で行きやすく、見えやすい場所におまるを置くとトイレが身近になるかもしれません。今まで家になかったおまるがあると、興味を示す子どももいるのではないでしょうか。

「これはおしっこをするときに使うんだよ」と教えてあげることで、少しずつおまるやトイレの意味を理解していくかもしれませんね。

トイトレの進め方

実際のトイトレはどのように進めるとよいのでしょうか。実際にママたちや筆者が保育園で行っていたトイトレの進め方をご紹介します。


時間を決めて誘導する

「最初は数時間おきにトイレに連れていき、座るだけでもよいのでトイレの環境に慣れるようにしていました」(10歳女の子のママ)

トイレをしたいという感覚がつかめるようになるまでは、決まった時間にトイレに誘導する進め方もよいかもしれません。保育園では、外に行く前、ご飯を食べた後など時間を決めてトイレに行くようにしていました。


トイレに座ってみる

「最初は補助便座に座らせるところから始めました。怖いのかなかなかトイレはできませんでしたが、4歳くらいから保育園では自然と昼間はオムツがはずれるようになりました」(10歳女の子のママ)

「おまるを購入して、遊びのなかでまだがることができるようになればと挑戦中です。好きなキャラクターのついているおまるなので、喜んでまだがってくれています」(3歳女の子のママ)

まずは便座に座るところから始めたというママの声が多くありました。補助便座を準備して、子どものサイズにあわせたというママもいるようです。

保育園では、トイトレの初めは「おしっこが出なくても10秒トイレに座ってみよう!」などと約束を決めて、いっしょに数を数えるなどしてたのしみながらトイトレを行っていました。


子どもの好きなパンツを用意する

子どものパンツ
© margostock - Fotolia

「子どもの好きなキャラクターの柄が入ったトレーニングパンツを購入しました。好きなものであれば、履きたいという気持ちから頑張ってくれるかなと思い準備しました」(6歳男の子のママ)

子どもが自分からオムツでなくパンツに変えたいと思うように、好きなキャラクターや絵の入ったパンツを用意するのもよさそうです。

「トイレでおしっこができるようになったら履こうね」など、約束をすることで子どもの頑張るきっかけにもなるかもしれませんね。


子どもの様子にあわせる

「子どもの体調が悪いときや、嫌がるときには無理にパンツを履かせようとせずオムツで過ごしていました。数日してからまたトイトレを再開するなど、子どものペースに合わせた進め方も大切ではないかと感じました」(5歳男の子のママ)

その他にも、トイレができたら褒めるなどして子どもの頑張りを認めてあげていたというママの声もありました。子どものペースにあわせた進め方をしたママが多いようでした。

こちらの記事も読まれています

夜のトイトレのコツやポイント

昼はトイトレが完了したのに、夜はなかなかうまくいかないということもあるのではないでしょうか。昼とは違い、いつから始めようかタイミングなどにも迷いますよね。ママたちや筆者が保育園で行っていた、夜や寝るときのトイトレのコツやポイントをまとめてみました。


寝る前にトイレに行く

寝る前にはトイレに行かせていたというママの声が多くありました。夜はオムツを履いている場合でも、トイレに行くようにすることでパンツへの切り替えもしやすいかもしれません。寝る前にはトイレに行くという習慣をつけられるとよいですね。


水分をとりすぎない

夜寝る前にたくさん水分をとると、どうしても寝ている間におしっこが出ることもあるかもしれません。夜寝る前の水分は、量を多くとりすぎないように調整してみるのもよいのではないでしょうか。


最初はオムツにする

オムツとパンツ
iStock.com/kasjato

筆者が保育園でもお昼寝の時間に行っていた方法のひとつです。

トイトレを始めても、慣れるまでは無理をせず夜はオムツで過ごすのもよいかもしれません。朝、オムツが濡れていなかったらたくさん褒めてあげると、子どももうれしい気持ちになりそうですね。

夜や寝るときのトイトレは、昼のトイトレよりもむずかしく感じていたママが多いようでした。まずは昼のトイトレを行い、慣れてきたら夜のトイトレも始めるなど順番に行ってもよいかもしれません。

おねしょパッドなどの夜のトイトレグッズを使用するのも方法のひとつなのではないでしょうか。

トイトレの便利グッズ

トイトレをするときに、あると便利なトイトレグッズをご紹介したいと思います。


補助便座や踏み台

おとな用トイレに取りつける補助便座や踏み台も販売されています。

おとな用トイレではサイズが合わず落ち着かないことからトイレが進まなかったり、足が床に届かないことから怖がる子どももいるそうです。

子どもが落ち着いてトイトレを行うことができるように、補助便座や踏み台を使用してみるのもよいかもしれません。おまるから補助便座になるものや、ハンドルのついた補助便座など種類も豊富なようです。


おしっこシート

便器のなかに敷き、おしっこで濡れると絵が浮かび上がるおしっこシートがあるようです。好きなキャラクターや絵が現れることで、子どももよろこんでトイレでおしっこをしてくれそうですね。

使ったシートはそのまま流せるものがほとんどのようなので、片づけも簡単にでき、たのしみながらトイトレを進めることができるのではないでしょうか。


トイトレ用オムツやトレーニングパンツ

通常のオムツよりも濡れた感覚がするトイトレ用のオムツもあるようです。また、濡れた感覚を知りながらもおしっこを吸収してくれるトレーニングパンツもあります。

まずは、おしっこが出て濡れたという感覚をつかむことが大切かもしれません。保育園でも、最初はトレーニングパンツを使用する家庭が多くありました。


ご褒美シールやステッカー

トイレが成功したときや、トイレに行くことができたときにご褒美としてシールやステッカーを貼ることのできるグッズもあるようです。

トイレに行くごとにシールなどが増えていくことで、達成感を覚えることもできそうですね。シールブックになったもの、壁に貼るものなど種類も多いようなので、子どもが喜ぶものを選んでみてはいかがでしょうか。

トイトレ中にママたちが感じたこと

トイトレ中には、トイトレがうまくいくのかなど不安に思うこともありますよね。ママたちが、トイトレ中に感じたことを聞いてみました。

「トイレを嫌がったり、パンツがかっこいいという感覚もなかったようでなかなかトイトレが進みませんでした。

しかし、保育園で少しずつパンツで過ごせるようになってきて、慌ててトイトレをしなくてもよいかなと思いなおしました」(6歳男の子のママ)

「初めはトイレが怖くて泣くことも多く、一度中断したりと時間がかかりました。でも時期は個人差があると思い、子どものタイミングにあわせてトイトレを行うことが大切だと感じました」(10歳女の子のママ)

「2歳が近づいてくると焦る気持ちもありましたが、保育園の先生にも焦る必要はないと声をかけてもらい、ゆっくりやろうという気持ちになりました。

保育園では先生に誘われてトイレに行ったり、帰る前にいっしょにトイレに行ったりと、成長も感じています」(3歳女の子のママ)

周囲のトイトレの進み具合や子どもの様子から、不安になった経験のあるママは多いようです。しかし、トイトレの進みには個人差があるようなので、少しずつ子どものペースで進めていくことが大切かもしれませんね。

子どものペースに合わせてトイトレを進めよう

トイトレ中の親子
iStock.com/globalmoments

トイトレは、いつから始めるのかや進め方など迷うこともあるかもしれませんが、子どもの様子やトイレの状況に合わせて進めていくとよいかもしれません。

夜のトイトレにも迷うかもしれませんが、最初はオムツにするなど工夫をしながら進めてみてはいかがでしょうか。子どものペースに合わせて、トイトレが進められるとよいですね。

子ども用おまるの使い方や補助便座との違い。トイトレの手順や嫌がるときのコツ

子ども用おまるの使い方や補助便座との違い。トイトレの手順や嫌がるときのコツ

2018.10.13

しつけカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。