音楽系の習い事を始めたいとき。費用の目安や選び方のポイント

音楽系の習い事を始めたいとき。費用の目安や選び方のポイント

2021.03.22

子どもが音楽や楽器に興味を持ったことをきっかけに、音楽系の習い事に通わせようかと検討している家庭もあるかもしれません。そこで今回は、人気のある音楽系の習い事の種目やその費用の目安、習い事を選ぶときのポイントについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

音楽系の習い事とは?種目と費用の目安

子どもを音楽系の習い事に通わせようかと検討している家庭もあるでしょう。習い事を始める前に、教室の月謝や楽器を購入する場合の費用の目安について知っておきたいというママやパパもいるかもしれません。

音楽系の習い事にはどのような種目があるのか、またその費用の目安について、ママたちの体験談を交えてご紹介していきます。


ピアノ

子どもに習わせたい習い事ランキングで常に上位に位置しているほど人気のピアノ。音楽系の習い事と言えば、ピアノを浮かべる方も多いのではないでしょうか。ピアノを習っている子どもの様子から、音感が自然と身につく、集中力が高まる、楽譜が読めるようになるなどのメリットを感じているというママの声も多くありました。

ピアノのレッスン代は、子どもが通う教室によって異なり、設定されたレッスン時間が同じであっても、講師の考え方や経歴により値段が違うケースも多いようです。幼児向けレッスンであれば4000~7000円程度の月謝が相場のようで、成長するにつれてカリキュラムやレッスン時間も変化していくため、レッスン代は徐々に上がっていくとされています。

また、基本的には自宅でも練習をするために、ピアノの購入が必要になるでしょう。ピアノにはさまざまな種類がありますが、価格、音色、大きさが全て異なります。おおよその価格は、アップライトピアノは80万円前後、グランドピアノは100万円から、電子ピアノは15万円程度からが相場のようです。住宅の環境や予算などの制約も踏まえて、子どもと相談しながら検討するとよいでしょう。

さらに、月々かかるレッスンの月謝とは別に、入会料、教材楽譜代、発表会の衣装代なども必要になることが多いようです。ピアノ教室への入会を検討する場合は、事前の情報収集をしっかりと行い、何にどれくらいの費用がかかるのか細かく把握しておく必要があるでしょう。

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バイオリン

バイオリンも、ピアノに次いで人気のある音楽系の習い事のひとつのようです。バイオリンは、正しく音を出すまでにテクニックが必要で、小さい頃から始める方が身につきやすいと言われています。マンツーマンレッスンができる楽器教室のほかに、グループでアンサンブルができる教室など、レッスンの形態は教室によって異なるようです。

費用の目安は、入会料の相場が5000~13000円、個人レッスンの場合の月謝の相場が8000円~13000円程度と、ピアノと比べると少し高い教室が多いかもしれません。月謝や入会費が高い教室の場合、なかには楽器をプレゼントしてくれるというケースもあるようです。

それなら、ピアノより費用を抑えられるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、バイオリンは子どもの体の成長に合わせて買い替えが必要。購入する際の価格は、40000円~が相場のようです。長く続けることを考えている場合は、合計で4回程度は買い替えが必要になることに加え、玄や弓といったパーツなどの消耗品にかかる費用も加算されていきます。

zhu difeng/Shutterstock.com
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ギター

ギターは幼児期から性別問わず習うことができ、音が楽しめる人気の習い事。ギターを習い始めるきっかけは、テレビや生ライブなどでギターの演奏を見た子どもが興味を持ったり、園や小学校で習う鍵盤楽器よりも、触れる機会の少ない楽器を習わせたいと考えてという声がありました。

ギター教室の場合、費用は月謝制と時間制があるようです。月謝制の教室では、グループレッスンと個人レッスンが設定されている場合があり、地域や教室によっても差がありますが、グループ制で月4回7000円~12000円、個人レッスン制で10000円~15000円程度。1時間のレッスンで1回ごとにレッスン料を支払う、時間制の教室に通っているというママの声もありました。

購入する場合のギターの相場は、20000円~程度のようで、購入するまではギターを貸し出してくれる教室もあるようです。たくさんの種類があるため、どれを購入するかはギターの習い事がある程度続いてから、先生にアドバイスしてもらうのがよいかもしれません。その他の費用として、1000~3000円程度の教材楽譜が必要になる教室もあるようです。

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なかには、子どもが歌の習い事に通っているというママも。歌のレッスンは初歩的なボイストレーニングから、ダンス、演技など幅広いジャンルを学ぶことができるようです。子どもの頃から歌を習うことにより、感情表現が豊かになったり、人前で何かをすることへの自信にも繋がったりするかもしれません。

月謝は、グループレッスンの場合5000円前後、個人レッスンの場合10000円前後が平均のようです。将来、歌手やミュージカルなどで活躍することを目指す子どもには、個人レッスンがよいかもしれません。歌は自分の声を使って楽しむ音楽であるため、楽器代などの月謝とは別にかかる費用が少ない点を魅力と感じるママもいるようです。

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ダンス

学校の授業にも導入されたことで、最近では人気の習い事となっているダンス。一言でダンスと言っても、ヒップホップやジャズダンス、フラダンスなど、さまざまなジャンルのスクールがあるようです。

入会料は5000円前後が多く、月謝は週に1回のレッスンで6000~7000円程度が目安のようです。カリキュラムや講師によっては、1クラス2000円程度で行っている場合もあるようなので、比較してみてもよいでしょう。レッスンのユニフォームやシューズに指定がない場合も多く、ほかの音楽系の習い事に比べると費用が抑えめと感じるママもいるようです。

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バレエ

バレエは、女の子の習い事としてのイメージが強い方もいるかもしれませんが、最近では男の子の習い事としても注目されつつあるようです。

教室や先生により費用は変わってくるようですが、入会料は10000円前後、月謝は週に1回のレッスンで8000~10000円前後が目安となり、なかにはチケット制でレッスンを受けられるという教室も。加えて月謝とは別に、レオタードやタイツ、バレエシューズなどの練習着代が合わせて7000~10000円程度のほか、発表会費用などもかかる場合があるようです。

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音楽系の習い事を選ぶときのポイント

たくさんある音楽系の習い事のなかで、子どもに合った教室を選ぶには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。


子どもの意思を尊重する

習い事を始めるには、予算や場所、時間の問題など、考えなければならないことがたくさんありますよね。子どもの希望を全て聞けるわけではありませんが、習い事を検討するときは、まずは子どもが何をしたいのか気持ちを聞いてみるとよいでしょう。

どれだけママやパパがさせたいと思っても、子どもが乗り気でなかったり、嫌々通ったりするようであれば、すぐに辞めてしまうということにも繋がるかもしれません。将来のため、こうなってほしいなどの親の想いは押し付けるのではなく、あくまで習い事の選択肢のひとつとして考えておくとよいですね。


無理なく通えるかどうか考える

音楽系の習い事は、上にも挙げたように、月謝のほかにも入会料や楽器代、発表会の衣装代などの費用が必要となるものもあるようです。教室を選ぶ際は、何にどれくらいの費用がかかるのか細かく把握し、家庭の予算内に収まるのかどうか考えること重要かもしれません。

習い事は、平日の夕方に設定されていることもあるため、無理なく通える時間帯かどうかをポイントに選ぶことも大切でしょう。習い事でスケジュールが埋まってしまい、ゆっくり遊ぶ時間がないということにならないよう、習い事の頻度や個数も考えて決められるとよいですね。

また、幼児期の子どもの習い事には送迎が必要なこともあるため、自宅から通いやすいかどうかも重要なポイントのようです。小学校入学後も長く続ける予定であれば、子どもがひとりで通うようになることも考え、送迎バスがあるかどうかなども事前に調べておくとよいかもしれません。

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子どもが楽しく通える音楽の習い事を

ucchie79/Shutterstock.com
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子どもが通う音楽系の習い事には、ピアノやバイオリン、ギターなどの楽器の習い事、歌やダンス、バレエなど、子どもが自分の声や体を使って行う習い事があるようです。楽器を使用する習い事の場合は、自宅練習のために楽器の購入が必要となるケースが多いため、教室に入会する前に、何にいくらかかるのかをあらかじめしっかりと把握しておきましょう。

習い事を選ぶときは、ママやパパの希望を押し付けるのではなく、子どもの意思を尊重できるとよいですね。その上で、費用が家庭の予算内に収まるか、無理なく通える時間帯や頻度かどうか、自宅から通いやすい立地かどうかなどをポイントに決められるとよいかもしれません。

子どもが楽しめる音楽の習い事に出会えるよう、親子のペースでじっくり探してみてはいかがでしょうか。

2021.03.22

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