1歳の子どものご飯。献立のポイントやレシピ、食べないときの工夫

子どもと食事を楽しむコツやアイデア

1歳の子どものご飯。献立のポイントやレシピ、食べないときの工夫

1歳のご飯の量やご飯の硬さの他にも、献立のことや味付けなどが気になったり、食事にかかる時間や、椅子に立つ、ご飯を投げる、出すなど遊んで食べないことに悩むこともあるかもしれません。今回の記事では、献立を考えるときのポイントやレシピ、子どもが食べないときの工夫についてママたちの体験談を交えてご紹介します。

1歳児のご飯について気になること

子どもが1歳頃になると、ご飯の量や1日3回の献立をどのように考えるとよいのか悩むこともあるかもしれません。1歳頃の子どものご飯について気になることを聞いてみました。

「離乳食が3回になり、朝昼晩のご飯の量をどれくらいにすればよいのか気になっています。日によってご飯を食べたり食べなかったりと食べむらがあるようなので、食事の時間やリズムがつかめず悩んでいます」(30代ママ)

「うちの子は、1歳半頃から遊び食べをするようになり、食事時間が長くなることや、椅子から立って遊んで食べないこともあります。機嫌が悪いときは、ご飯を投げる、吐き出すということもあるので対応に悩んでいます」(20代ママ)

1歳児のご飯の量がつかめないことや、遊んで食べないことの対応など、ママたちの悩みはさまざまなようです。厚生労働省の資料によると、12カ月頃から18カ月頃は離乳食の完了期になることから、1歳児のご飯の量や献立だけではなく、離乳食の卒業についても気になる時期なのかもしれません。

出典:「Ⅱ離乳編」/ 厚生労働省

献立を考えるときに意識したこと

1歳の子どものご飯を作るとき、どのように献立を考えるとよいのでしょうか。ママたちが食事を作るときに意識したポイントを聞いてみました。


食べやすい形状や硬さにする

味噌汁とごはんとおかず
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「子どもが1歳をすぎた頃から、ご飯やおかずは少し硬めや大きめにしています。食べにくそうなときには、細かくするなどそのときの状況によってご飯の硬さなどを調節するようにしています」(40代ママ)

子どもの様子にあわせて食べやすいご飯の硬さや大きさを意識していたママもいるようです。他にも、子どもがさまざまな食感が楽しめるような献立を取り入れるようにしているというママの声もありました。


食材の味を活かした味付けにする

「1歳のときは、大人といっしょの味付けは濃いかもしれないと思いました。大人の料理から取りわけて味付けをしたり、煮物などは味が染みる前に取り出したりしながら、食材そのものの味が感じられるような薄味を意識しています」(30代ママ)

1歳の子どもの献立を考えるときに、食材の味が活きるような薄い味付けを意識するのもポイントの1つかもしれません。旬の野菜を使ったり、さまざまな味付けを楽しめるように献立を工夫するのもよさそうです。


完食できるご飯の量にする

「子どもが小さいうちは、完食できる喜びをまずは味わって欲しいと思いました。子どものおかずやご飯の量は少なめによそうようにして、足りない場合はおかわりするなど子どもが食べ切れるご飯の量になるように工夫しています」(20代ママ)

子どもの食事を作るときに、ついたくさん盛ってしまうこともあるかもしれません。子どもが食べ切れるご飯の量にしたり、好きな献立を取り入れたりしながら、完食できるように工夫するのもよいかもしれませんね。

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1歳の子どもに作ったご飯のレシピ

ママたちは1歳の子どもにどのようなご飯やおかずのレシピを作っているのでしょうか。子どもによく作っているお気に入りのレシピについて聞いてみました。


ひじきとにんじんの炊き込みご飯

「水から戻したひじきとにんじんを細かく刻みます。研いだお米に、少量のしょうゆや酒を入れて、炊飯器で炊くと完成です。細かくした鶏肉などを入れると一度にいろいろな食材が食べられるので、朝ごはんやお昼ごはんによく作っていました」(30代ママ)

ひじき入りの炊き込みご飯は、しょうゆの風味がついていることから、子どもも食べやすいかもしれません。ご飯の硬さが気になる場合は、柔らかめに炊いたり、おじやにしたりするなど子どもにあわせて調節できるとよさそうです。


ツナとじゃがいものおやき

「じゃがいもはやわらかく茹でてつぶし、ツナと片栗粉を加えてボールで混ぜ、フライパンで両面焼くと完成です。おやきを作るときは平べったくすると、子どもが手づかみしやすいようでたくさん食べてくれました」(40代ママ)

子どもが手づかみ食べしやすいおやきは、混ぜる具材を工夫することで、レシピの幅も広がるかもしれません。おやきを作るときにご飯を使えば、主食としても取り入れることができそうですね。


肉団子のスープ

肉団子のスープ
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「玉ねぎなどの野菜をみじん切りし、鶏のひき肉と少量のしょうゆ、片栗粉を混ぜて丸めます。鶏ガラスープに肉団子を入れて火が通れば完成です。スープに肉団子を入れると、食感がふわふわになるので、子どもも食べやすくお気に入りのようです」(20代ママ)

鶏肉を使った肉団子をスープに入れることで、食感がやわらかくなり子どもも食べやすくなるようです。スープの味を洋風や和風にアレンジすれば、さまざまな味付けを楽しむこともできそうですね。

ご飯を食べないときの工夫

子どもが1歳頃になると、ご飯を食べないことや、食べ物を投げることや口から出すなど遊びながら食べるといったシーンもあるかもしれません。ママたちの対応や工夫について聞いてみました。


集中できる環境を作る

「食事に集中できないのか、椅子から立ち上がるなどしてご飯を食べないときがありました。テーブルの上や目に入るおもちゃなどはしっかり片づけて、食事に集中できる環境を作るようにしています」(20代ママ)

子どもが食事に集中できるような環境作りを意識したママもいるようですです。子どもが食事に飽きてしまわないように、1回の食事の時間を決めて区切るようにしたというママの声もありました。


生活習慣を整える

「食事時間が日によって違うときは、遊んで食べないことや口に入れたご飯を出すことがありました。毎日同じ時間にご飯を食べるようにしたり、お腹が空くように外遊びや散歩に積極的に行ったりしながら生活リズムが整うように工夫しています」(30代ママ)

子どもの食事のリズムを考えて、食事時間や日中のすごし方を工夫していたママもいるようです。子どものお腹が空いていないと感じるときには、食事前に飲む水分やおやつの量などを見直してみるのもよいかもしれません。


大人といっしょに楽しく食べる

「我が家では、子どもの食事の時間にあわせていっしょに食卓を囲むようにしています。『すごいね』『おいしいね』と声をかけながら食べることで、子どもも食事の時間を楽しみにしてくれるようになりました」(40代ママ)

大人がおいしそうに食べる姿を見せることや、いっしょに楽しく食卓を囲むことで、子どもに食事の楽しさが伝わることもあるかもしれません。家族揃って楽しく食べる経験を通して、食事マナーなども伝えていけるとよいですね。

子どもと食べる楽しみを見つけよう

ご飯を食べる子ども
© aijiro - Fotolia

1歳の子どものご飯を作るとき、子どもが完食できるご飯の量や食べやすいご飯の硬さ、薄い味付けを意識しているママもいるようです。子どもが椅子から立つ、ご飯を投げる、出すなど遊んで食べないときは、環境を見直しながら食事時間などの生活習慣を意識するとよいかもしれません。

さまざまな献立を取り入れながら家族で食卓囲むなかで、食事の楽しさを子どもに伝えられるよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年1月8日時点で作成した記事になります。

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