太鼓や木琴など音の出る楽器系おもちゃ。子どもの年齢別のおすすめと遊び方

太鼓や木琴など音の出る楽器系おもちゃ。子どもの年齢別のおすすめと遊び方

子どもが赤ちゃんのうちから楽しめるおもちゃは、どのようなものを選べばよいのか悩んでいるママ・パパもいるのではないでしょうか。楽器系のおもちゃは、子どもが楽器の奏でる音に反応する姿を見たり、成長と共に自分で音を出せるようになったり、微笑ましい成長を感じることができる一つかもしれません。今回は年齢別に遊べる太鼓などの楽器系おもちゃとその遊び方について紹介をしていきます。

新生児から1歳向けの楽器のおもちゃ

太鼓

太鼓はバチで叩いて音を出す楽器のイメージがありますが、新生児から1歳頃を対象とする赤ちゃん向けの太鼓には、手で叩いて音を出すタイプのものも多いようです。

太鼓のデザインは使う子どものことを考えた仕様となっていて、木のぬくもりが感じられるナチュラルカラーのタイプ、淡い色合いがかわいらしいパステルカラーのタイプ、鮮やかな色合いが目を引くポップなカラーのタイプなど、さまざまなデザインの太鼓があります。

子どもが自分で音を出せるようになるまでは、ママやパパもいっしょに音を出して聞かせながら、太鼓とふれ合う楽しさを教えてあげるとよいかもしれません。


マラカス

マラカス
Gritsana P/Shutterstock.com

マラカスは振るだけで音が出るので、子どもの年齢(月齢)が小さくても比較的扱いやすい楽器なのかもしれません。

自分の力でものを持てるようになってきた赤ちゃんでも、簡単に音を出せるところが魅力。子どもが自分で手に取りやすいよう、手元に置いておくと自然と遊びやすくなります。

振り回して落としても壊れない素材を選んだり、持ち手が持ちやすいマラカスを選んであげると、長く楽しく遊べるかもしれませんね。


さまざまな楽器の一体型おもちゃ

新生児から1歳頃の子どもにどんな楽器を使わせたらいいのか迷ったら、太鼓や鈴などの楽器が一体になっているタイプのおもちゃを選んでみるのもよいかもしれません。

1つのおもちゃでいろいろな楽器の遊びを楽しめるので、さまざまな楽器をいくつも用意しなくても飽きずに遊べるでしょう。

他のおもちゃも同様ですが、初めて使うときは、ママやパパが使い方のお手本を見せてあげましょう。どんな音が出るおもちゃなのか、子どもに見せながら楽器とふれ合う時間を楽しむことで子どもも積極的に遊んでくれるかもしれませんね。

さまざまな楽器
Serhii Krot/Shutterstock.com

先輩ママの体験談

「子どもの初めての楽器系おもちゃとして、さまざまな楽器の一体型おもちゃを選びました。太鼓、鉄琴、鈴の音が出るのですが、今は子どもが小さいので大人が音を出して聞かせています。ぐずりはじめたときに鳴らすとご機嫌がよくなることもあり、しばらく使えそうです」(28歳/専業主婦)

2歳〜3歳向けの楽器のおもちゃ

タンバリン

姉妹でタンバリン
liza54500/Shutterstock.com

楽器を楽しめるようになりはじめてくる2歳から3歳頃の子どもには、簡単に大きな音が出るタンバリンで遊ばせてみるのもよいかもしれません。太鼓のように楽器の中心を手で叩いて音を出す、楽器全体を振って音を出す、といった2パターンの楽しみ方があります。

この年齢の子どもは好みが出てくる子もいるので、お気に入りのカラーやキャラクターデザインのタンバリンを選ぶのもよいでしょう。楽器への興味の第一歩になるかもしれません。


息を吹き込んで音を出す笛は、呼吸のリズムによって音に変化をつけられるので、2歳から3歳頃の子どもなら音を出すだけでもじゅうぶん楽しめますが、ママ(パパ)が呼吸のリズムを使ってお手本を見せると聞いたことのある音を再現できる子もいるかもしれませんね。

好奇心が旺盛になりはじめる年齢なので「どうやって違う音を出しているんだろう?」と疑問を持ったり、いっしょに笛を吹いて遊ぶことを楽しく感じるでしょう。


木琴・鉄琴

バチで叩く場所によって音が異なる木琴・鉄琴は、音の違いを知ることができる楽器です。木琴はやわらかい音色、鉄琴は響きのある音色が特徴。子どもといっしょに実物を見ながら、子どもが喜ぶ音色がでるものを選ぶとよいかもしれません。

木琴・鉄琴のデザインは、楽器全体が生き物のかたちになっているタイプ、子どもに安全な塗料を使ったカラフルなタイプ、他の楽器と一体になっているタイプなどがあります。


先輩ママの体験談

「うちは子どもが長く使うことを考えて、シンプルなデザインの木琴を選びました。子どもにとってはキャラクターものの方が喜ぶのかもしれませんが、インテリアにもなじむのでリビングに置いて親子で楽しんでいます」(30歳/2歳児のママ)

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4歳から小学校入学まで

カスタネット

カスタネットは手軽に楽しめる楽器のひとつです。体の動きと連動させながら演奏することもできますね。

はじめは基本の使い方をママ(パパ)といっしょに行い、慣れてきたら手足などの動きに合わせて音を出してみましょう。ゲーム感覚で体を動かしながら、親子で演奏を楽しめるでしょう。


鈴は動かし方によって音色が変わります。鈴を持っている手を反対の手で軽く叩いたり、鈴を揺らたりして音を出して、ママやパパ、お友だちといっしょに演奏を楽しむことができるでしょう。

幼稚園や保育園に通っている子どもなら、音楽界やお遊戯会などのイベントに使われたりします。


鍵盤ハーモニカ

鍵盤ハーモニカ
MIA Studio/Shutterstock.com

多くの幼稚園や保育園でも使われている鍵盤ハーモニカは、親子でいっしょに練習すると楽しさが増すでしょう。子どもが好きな音楽のメロディをママやパパが鍵盤ハーモニカで弾いてあげると、子どもも楽しくなって真似をしてくれるかもしれません。


先輩ママの体験談

「子どもが幼稚園で使った鈴を気に入っていたので、自宅用に購入しました。うちではテレビアニメの歌に合わせて踊りながら音を出したり、日常的に楽しんでいます」(31歳/4歳児のママ)

子どもの月齢に合った楽器のおもちゃを

楽器と子ども
DONOT6_STUDIO/Shutterstock.com

子どもの楽器おもちゃは、ママやパパが協力することでもっと楽しいものとなるでしょう。初めは音が出せなくとも、ママとパパで鳴らしているのを見て聞いてもらいながら、だんだんと慣れていくことで、普段耳にしているテレビの音などを再現できるようになるかもしれません。最初は太鼓やマラカスなどのシンプルに音が出るものからはじめていき、楽器の楽しさを子どもにも感じてもらえたらよいですね。

2017.10.23

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