イヤイヤ期の子どもの対応に役立つ絵本の読み聞かせ

イヤイヤ期の子どもの対応に役立つ絵本の読み聞かせ

イヤイヤ期の子どもにはどのように対応したらよいのでしょうか。今回は2歳や3歳のイヤイヤ期の子どもの対応が必要だと感じたシーンや心がけたこと、役に立った絵本について紹介します。

イヤイヤ期とは

2歳や3歳前後の子どもを育てているママやパパのなかには、子どもが「イヤ!」という場面が多いと感じている方もいるかもしれません。子どもの成長に伴い、自分の感情や意思を主張するようになる時期のことを「イヤイヤ期」と呼ぶそうで、ママやパパのなかには対応に悩む方もいるようです。

イヤイヤ期の子どもを育てているママやパパたちからは、子どもがよくないことをしたとき、どのようなしつけをすればよいかという悩みも聞かれました。

今回は、イヤイヤ期の子どもへのしつけについてご紹介します。

対応が必要なシーン

イヤイヤ期の子どもを育てているママやパパたちは、どのような場面のときに対応が必要だと感じたのでしょうか。

危ないことをしたとき

3歳児パパ
スーパーの駐車場で息子がふざけて、車の前に飛び出そうとしたことがあります。「血がいっぱい出てパパやママに会えなくなっちゃうんだよ」と言って、2度と同じことをしないように伝えました。
どういう行動が危険につながるのか、幼い子どもにとってはまだ想像しにくいかもしれません。パパやママたちからは、命の危険に関わることや、ケガにつながりそうな行動をとったときに注意をしたという声が聞かれました。

周囲に迷惑をかけたとき

2歳児ママ
砂場で遊んでいたとき、娘がお友だちの方に向かって砂を投げたときにしつけが必要だと感じました。公園や電車など、周囲に人がいる場面でよくない行動をしたときは、周囲の人に迷惑がかかることを伝えるようにしています。
人との関わりのなかでよくないと思う行動をしたときに、子どもにしつけが必要だと感じたママもいるようです。お友だちのおもちゃを勝手に取ってしまったり、叩いてしまったりなど、子ども同士の関わりのなかで教えが必要だと感じたシーンがあったというパパの声も聞かれました。

イヤイヤ期の対応で心がけたこと

イヤイヤ期の子どもを叱ったときに、子どもが聞こうとしないこともあるかもしれません。パパやママたちに、対応時に心がけたことを聞いてみました。

子どもの気持ちに寄り添う

子どもを見つめる親
szefei/Shutterstock.com
3歳児ママ
子どもがよくないことをしたら、まず理由を聞くようにしています。3歳になりたての頃はうまく話せないこともあり、息子の言葉を拾いながら「そうか、〇〇したかったんだね?」と気持ちを代弁してあげるような声がけを意識しました。
2歳児ママ
娘が食事を床に投げつけたときに、つい感情的に怒ってしまったことがあります。後で反省し、『ママわかってあげられなくてごめんね』と伝え、『食べたくないときはお口で言ってくれるとママも嬉しいな』と言ったところ、娘も『ママごめんね』と反省しているようでした。
子どもの気持ちに寄り添う言葉がけを意識しているママもいるようです。子どもも自分の気持ちをわかってもらえたと感じることで、話を聞く姿勢に変わることもあるのかもしれませんね。お互いに落ち着いて気持ちのやり取りができるよう、ひと呼吸おいてから伝え方を考えられるとよいかもしれません。

夫婦で協力する

3歳児パパ
子どもの様子が気になるとき、対応について夫婦で話したことがあります。どのような場面でしつけをするのかなど夫婦で意見を出しあいました。
夫婦で話しあって、パパとママそれぞれで対応がブレないようにしている方もいるようです。他には、パパが子どもを叱っているときは、後で自分が慰め役に徹するように意識したというママの声も聞かれました。

イヤイヤ期の子どもに読む絵本

2歳や3歳の子どもを育てているママやパパたちのなかには、イヤイヤ期を題材とした絵本などを読み聞かせた方もいるようです。イヤイヤ期の子どもにどのような絵本を読んだのか、ママやパパたちに聞いてみました。

イヤイヤ期をテーマにした絵本

本棚
Rawpixel.com/Shutterstock.com
3歳児ママ
息子のイヤイヤに困っていたときに、絵本の主人公が『いやだ』ばかり言う絵本を読み聞かせました。息子は絵本を見ながら「いやだばかり言ってダメだね」と言っていたので、少しは気づいてくれたのかなと思います。
イヤイヤ期の子どものような人物が出てくる絵本を読み聞かせたママからは、登場人物の言動が自分の子どもにそっくりで、読みながら笑ってしまったという声が聞かれました。イヤイヤ期を題材にした絵本は、子どもだけでなく絵本を読むママやパパにとっても、客観的に子どもや自分を見つめ直すきっかけになるかもしれませんね。

着替えをテーマにした絵本

3歳児パパ
3歳の娘は主人公のクマが着替えるシーンを描いた絵本が大好きです。Tシャツをズボンと間違えてはいてしまう場面があるのですが、娘に『どうしたらいいのかな?』などと話しかけながら読みました。
イヤイヤ期の子どもを育てているママやパパのなかには、なかなか子どもが着替えたがらないという悩みをもつ方もいるかもしれません。間違えながらも自分で着替えようとしている登場人物を描いた絵本で、子どもの「自分で着替えてみよう」というやる気を引き出したいと考えたパパもいるようです。

食事をテーマにした絵本

3歳児ママ
3歳になる少し前から、食事に対して好き嫌いを言うことが多くなったように感じます。サラダやお味噌汁、ご飯と、ページをめくる毎においしそうに描かれた料理が出てくる絵本を読み聞かせたところ、子どもは普段食べなさそうな料理にも興味を示し、絵本に手を伸ばして食べる仕草をしていました。
イヤイヤ期の子どもを育てているママやパパのなかには、子どもが特定のものしか食べないという悩みをもつ方もいるようです。子どもの食に対する興味を広げられるように、食事をテーマにした絵本を読むのもよいかもしれません。

にこにこしながら絵本の料理を食べるまねをしている様子を見て、日頃の食卓も子どもが笑顔を見せてくれるような楽しい雰囲気づくりを心がけたいと、気持ちに変化のあったママもいるようです。

イヤイヤ期の子どもの成長を見守ろう

外にいる親子
zhu difeng/Shutterstock.com


2歳や3歳のイヤイヤ期の子どもを育てているママやパパたちからは、気持ちに寄り添うことや、一度心を落ち着かせてから伝えるようにしたという声が聞かれました。ママやパパのなかには、子どものイヤイヤに付きあって、気持ちが疲れてしまう方もいるかもしれません。絵本を活用しながら大らかな気持ちで子どもの成長を見守れるとよいですね。

2020年05月15日

  • 「黒人」のイメージはどう作られた?【親子で学ぶ差別/前編】
    エンタメ
    取材レポート

    「黒人」のイメージはどう作られた?【親子で学ぶ差別/前編】

    親子で「差別」について考える連載。コミックエッセイストのハラユキさんといっしょに、さまざまな専門家の方々に疑問を投げかけ、子どもへの伝え方を学んでいきます。第3回目は、一橋大学大学院社会学研究科でアメリカ社会史を教える貴堂嘉之さんが登場します。

  • 「常識を疑え」アート思考と子育ての共通点【末永幸歩】
    エンタメ
    取材レポート

    「常識を疑え」アート思考と子育ての共通点【末永幸歩】

    「アート思考」という言葉を聞いたことはありますか?「自分なりのものの見方」や「自分だけの答え」を大切にするこの思考プロセスは、実は子育てにもつながる部分があるのです。『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)の著者であり子育て真っ最中の末永幸歩さんに話を聞きました。

  • 【ケロポンズがアドバイス】音で楽しくお風呂の習慣づけ「この音がお風呂の合図!」
    ライフスタイル
    レクチャー

    【ケロポンズがアドバイス】音で楽しくお風呂の習慣づけ「この音がお風呂の合図!」

    ノーリツの給湯器の「お湯はりの完了メロディー」は多くの日本人にとってなじみがあるのではないでしょうか。実はこのメロディー、音商標も取得していて多くの人の「お風呂の音」になっていると思います。今回の記事では「音」で楽しい保育を実践しているケロポンズのお二人に、お湯はりメロディーをお風呂の習慣づけに楽しく活用する方法など、上手な生活習慣の身につけ方について教えてもらいました。

    株式会社ノーリツ

    PR

絵本の関連記事

  • 子どもにはたくさん本を読んでほしいと思うママやパパは多いですよね。一方で、本選びはどのようなポイントで選ぶと良いか迷うもの。今回の記事では、子どもの好奇心がぐんぐん広がるおすすめの本をご紹介します。

    株式会社エムディエヌコーポレーション

    PR

  • お年玉のシーズンになると、子どもにどのようにお金をあげていくのがよいのか、管理はどのようにしたらよいのか、毎年悩むママ・パパもいるかもしれません。今回は、お金の概念やお金の価値、また働いてお金を稼ぐことについて学べる絵本を紹介します。親子で絵本を楽しみながら、お金のことを知れるとよいですね。

  • 小さいうちから世界の名画を見て、アートな感性を育ててほしい、そう願うママ・パパもいるでしょう。しかし有名な作品をいきなり見せても子どもにはピンとこなかったり、退屈と感じるかもしれません。そこで、絵本を通して名画に触れられる8冊をセレクトしました。先入観のない子どもの目にはどのように見えるのでしょうか

  • 11月8日は「いい歯の日」。歯みがきが苦手な子どもは多く、毎日きちんと歯みがきをさせるのは難しいときもありますよね。どうしたらむし歯になってしまうのか、なぜ歯みがきが大切なのか、大人の歯と子どもの歯の違いとは。絵本の世界で知ることができたら、歯みがきを少し好きになってくれるかもしれません。

  • 赤ちゃんにとって絵本は見る・聞くだけではなく、手でさわって感触を楽しむこともあります。最初はじっと見つめるだけの子も、だんだんと手を伸ばしてさわったり、感触をたしかめようとすることが増えるでしょう。絵本のストーリーが理解できる子も、さわれるしかけがあることで、より想像力をふくらませそうです。

  • 「わんわん」「とんとん」「おぎゃー」など身の周りにある音や、言葉がもつ耳に心地の良いリズムなど、子どもは絵本を通して「音」を楽しむことが大好きです。今回はそんな「音」に注目し、赤ちゃんから大人まで楽しめるとっておきの12冊を紹介します。読みながら体を動かしたり、笑ったり、親子で楽しめる絵本です。

  • もうすぐハロウィーン。近年では日本にもハロウィーンが浸透し、子どもたちの仮装や「トリックオアトリート」という言葉もポピュラーなものになりました。今回はそんなハロウィーンをもっと楽しむため、本場海外のハロウィーンの雰囲気を味わえる絵本や、ハロウィーンをより身近に感じられるような絵本を紹介します。

  • 芸術の秋。子どもには小さいうちからアートに触れさせたいという保護者も多いのではないでしょうか。今回は「色」に注目した絵本を集めました。美しい色彩の絵本を読み聞かせることは、子どもの感性を刺激することでしょう。赤ちゃん向けの絵本から、大人の心に響く絵本まで、とっておきの12選を紹介します。

  • 10月はスポーツの秋、運動会シーズンがやってきます。運動会の日が近づいてくると、運動が好きな子も苦手な子も、ちょっとソワソワと落ち着かない気持ちになっているかもしれません。そんな運動会への気持ちを盛り上げたり、不安な気持ちは少しでもやわらげるような12冊の絵本を紹介します。

  • 子どもに野菜を食べさせたい、野菜好きになってほしい……そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。食欲の秋に子どもがすすんで食べられるよう、野菜がいきいき描かれた絵本を読み聞かせてみませんか?好き嫌いが生まれる前に親しみをもてる絵本から食育になるような絵本まで、年齢別にご紹介します。

  • 子どもはみんな好奇心にあふれています。身近なことに「どうして?」と感じはじめる幼児期に、絵本を通してサイエンスの魅力を伝えてみてはいかがでしょう。子どもの読み聞かせや、いっしょに実験や観察を行うおともとして持っておきたい絵本11選をご紹介します。

  • 子どもたちにとって頼れる存在であり、どんなときも味方でいてくれる、おじいちゃんとおばあちゃん。敬老の日は、そんなおじいちゃんとおばあちゃんに感謝と尊敬の気持ちを伝えたいですね。いつまでも大切にしたいというあたたかい思いが伝わってくる、祖父母との絆を深める絵本12選をご紹介します。

カテゴリ一覧
連載記事
連載一覧へ