義母に子どもを預けるときのマナー。子どもへの教え方や説明について

義母に子どもを預けるときのマナー。子どもへの教え方や説明について

仕事や所用で、義母に子どもを預けることになった場合のマナーにはどのようなものがあるのでしょうか。事前に義母に説明しておくべきことや、預ける前に子どもに伝えておきたいマナーの教え方について考えてみました。

子どもを預ける前にママが気をつけたいこと

まずは、子どもを義母に預ける前にママが気をつけたいマナーを紹介します。


日程の確認

いくらかわいい孫のためとはいえ、祖母にもいろいろな事情や予定があるでしょう。どんな場合でも直前に依頼せず、相手の都合を聞いてから預ける日程を立てる、などの順序とマナーを忘れないようにしたいですね。


準備しておくもの

着替え、オムツ類、飲み物、お菓子、おもちゃなどは分かりやすく渡すように心がけましょう。

普段接していない人でも分かるように、お世話に必要なグッズを子ども用のリュックやマザーズバックなどにまとめて渡すとよいでしょう。
それぞれのグッズの説明も忘れずにしておくと安心ですね。


食べ物に関しての説明

預ける相手である義母は、今のママの世代とは子育ての常識が異なることがあるかもしれません。ガムやチョコレートなど普段食べさせないようにしているものは事前に説明しておくと無難かもしれません。

指示するような教え方にならないためにも、紙に書いて「よろしくお願いします」と一筆をそえて渡しておくのもよいでしょう。メールで伝えるのもひとつの方法ですね。


常に連絡はつくようにしておく

子どもの説明も
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子どもは急な体調不良やケガなど、いつ何が起こるかわかりません。すぐに連絡がつくようにしておけば、お世話をする義母にとっても預ける側のママにとっても安心です。連絡がない場合でも、折を見て連絡しながらお互いの状況説明をしておくと安心でしょう。


必要となりそうな金額を渡しておく

預けている間に食事をする可能性がある場合は、外食になる場合などを考えて、必要となりそうなお金を渡しておくとよいかもしれません。

子どもを預けた後にママが気をつけたいこと

子どもを預かってもらったら、ママとしてはとても助かりますよね。どのように義母に感謝を伝えたらよいのかについて考えてみました。


しっかりお礼を言う

普段子どもと接する機会が少ない義母が子どもといっしょに遊んでくれたら、普段より疲れることもあります。ママや子どものために預かってもらって助かったこと、嬉しかった気持ちを義母にしっかり伝えることは、子どもを預けるときのとても大切なマナーです。

ときにはお菓子や小物など、お礼の品を準備してもよいかもしれませんね。


子どもへのフォロー

子どもへのフォローも忘れないようにしましょう。その際は「寂しい思いをさせてごめんね」のようなマイナスの言い方ではなく、「おばあちゃんと遊べて楽しかったね」など、義母への好意的な表現をするとよいかもしれません。

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事前に子どもに伝えておきたいマナー

預かってくれる義母に負担をかけないためにも、ママが事前に子どもに伝えておきたいマナーがいくつかあります。


おねだりしすぎない

孫には甘くなりがちな義母を困らせないためにも、また普段の子どもとのルールを乱さないためにも、「欲しいものを見つけたら、誕生日やクリスマスに頼もうね」などのような説明しておくとよいかもしれません。


急に走り出さない

子どもへの教え方
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普段から走って追いかけるのに慣れているママと違って、義母は子どもを追いかけるのも大変かもしれません。子ども自身の安全のためにも、外出時のマナーとして伝えておけたらよいですね。


迷子になったときのルール

外出先で迷子になった場合どうしたらよいかを、事前に子どもに伝えておくと安心です。迷子になったらお店の人に言う、はぐれてしまったその場で待つ、など具体的な教え方をしておきましょう。義母にもそれを説明しておくとよいかもしれません。

子どもを義母に預かってもらった体験談

実際に子どもを義母に預かってもらった先輩ママの体験談をご紹介します。

「3歳になる上の娘が通う幼稚園の参観日に行く際に、9時から12時までの間、10カ月になる息子を義母に預かってもらいました。身軽で行けたおかげで、思う存分お遊戯に参加することができて、娘も喜んでいたようです。離乳食を準備して渡していたので、息子は帰ったらいい子で昼寝をしていてくれました」(3歳女児と0歳男児のママ)

「毎週水曜日にヨガ教室に通うために、徒歩圏内に住む義母に9時から14時までの間、2歳の娘を預かってもらっています。お昼ご飯はお弁当を準備して渡しておくと、義母も準備しなくてもよいので楽なようです。私は教室の後でランチをさせてもらっています。週に一度の息抜きができるので、優しい義母には感謝です」(2歳女児のママ)

「持病の手術のために短期で入院することになったとき、平日昼間の三日間、義母に子どもを預かってもらいました。事前に預けることが決まっていたので、義母の家で使うために子どものグッズを購入しておき、食事のことなどを説明しておきました。夫も仕事を休まずに済んで、子どもと義母の距離も縮まりました。子どものグッズを買ったおかげで、そのあともたまに子どもを預かってもらえています」(3歳男児のママ)

このように、子どもを預かってもらうのは、事前の準備や説明をしておくのがマナーですね。

子どもを預けるときは事前準備とマナーが大事

子どもを預けるマナー
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自分の母親とは異なり、義母に子どもを預けるとなるとママも少し遠慮してしまう場合が多いようです。でも、ちゃんとマナーを守って事前に説明や子どもの好みをわかりやすい教え方で伝えておいたら、義母も孫を預かるのは嬉しいと感じてくれるかもしれませんね。

2017.12.13

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