
新生児から1歳以下の赤ちゃんの夜の寝かしつけ、そのかかる時間や方法について、授乳以外の方法や遅い時間の寝かしつけまで、ママたちの実際の体験を交えてご紹介します。
寝かしつけにかかる時間は赤ちゃんによってそれぞれ。寝つきのよい赤ちゃんもいれば、寝かしつけに何時間もかかってしまう赤ちゃんもいるようです。育児以外に家事などやらなくてはいけないことがあるのに、寝かしつけに時間がかかってしまうと疲れてしまいますよね。どうすれば寝てくれるのかと、寝かしつけに悩むママも多いようです。
赤ちゃんのタイプや月齢に応じて寝かしつけの方法は変わるものです。それぞれ月齢ごとの寝かしつけにどんな方法があるのかを確認してみましょう。
新生児から1カ月、生後2カ月、生後3カ月くらいまでの赤ちゃんは、まだ昼夜の区別がつかないこともあります。授乳やミルクでおなかがいっぱいになったら寝る、抱っこで揺られながら寝るなどの寝かしつけが多いようです。
まだまだ眠りが浅い赤ちゃんも多いかもしれません。ちょっとした刺激で目を覚ましやすいということもあるため、快適な睡眠環境を作ってあげるといいですね。
4カ月、5カ月頃を過ぎると、次第に体力もついてきて授乳や抱っこだけでは寝ないという赤ちゃんも増えてくるようです。
ママと赤ちゃんに合った入眠儀式を考えてみてもいいでしょう。入眠儀式で多いのは絵本や歌。寝かしつけのため絵本なら、ゆっくりと、ちょっと落ち着いた声を心がけるとよいかもしれませんね。
歌を歌って寝かしつけをしているママもいるそうです。寝るときはこの歌と決めて歌い続けていると、その歌を聞くと眠くなるという入眠儀式ができることもあるようです。
どの月齢でもできるだけ同じ時間帯に寝かしつけをし、少しずつでも生活リズムを整えるのがよいとされます。しかし、その日によってお昼寝の長さが違ったりお客さんが来たりと、どうしても寝かしつけが遅い時間になってしまう場面も多々あるはず。
そんなときはお風呂や寝かしつけ時間に影響がでてきます。遅い時間のお風呂は、赤ちゃんの生活リズムが不規則になってしまうかもしれないので、遅くても19時までには終わらせておくのが理想でしょう。
昼間の生活リズムが普段通りでなく、お風呂も寝かしつけも遅くなってしまいそうなときには、思い切ってその日のお風呂は中止するなどして調整するのがよいかもしれません。
他の家庭では、赤ちゃんの寝かしつけにどのくらい時間がかかるのでしょうか。ママたちに話をきいてみました。
「お風呂の後の授乳のあと、しばらくすると眠くなるうちの息子。眠くなるとグズり始めるので、薄暗くした部屋の中で抱っこしてゆらゆらしたり歩き回ったりして寝かせていました。同時に、入眠儀式が作れればと寝かしつけの時間帯に毎日オルゴールをかけるようにしていました。
30分以上時間がかかることもありましたが、平均すると10~15分の寝かしつけ時間でした。オルゴールをかけたら寝る時間、というすりこみができたのでよかったなと思っています」(生後2カ月・男の子ママ)
「眠そうにグズグズしているのに、なかなか寝てくれない娘。抱っこでしてようやく寝たかと思って布団に下ろすと泣き出すこともしばしばです。そうなると寝かしつけにかけた時間が無駄になってしまうため、最近ではもう寝たと思ってからソファーに座りトントンし、しっかり寝かしてから布団に下ろすようにしています。
平均1時間程度かかるので大変ですが、寝つきが悪いのも個性と思うことにしました。今のところ抱っこでの寝かしつけがお気に入りのようですが、夫に手伝ってもらったり、歌や絵本などいろいろ試行錯誤しています」(4カ月・女の子ママ)
「毎晩絵本を読んで寝かしつけをしています。薄暗い部屋で絵本を読み、読み終わったら電気を消しひたすらトントン。ゆっくりしたリズムを心がけています。
最近は、絵本を読んだら寝るという流れがわかってきたようです。もちろんそこからなかなか寝つけず1時間くらいかかる日もありますが、30分くらいで寝てくれる日が増えてきました」(7カ月・女の子ママ)
新生児から1カ月、生後2カ月、生後3カ月の、授乳や抱っこだけで眠ってくれることの多い時期や4カ月、5カ月、6カ月の体力がついてくる時期、そして7カ月以上と、それぞれの月齢で寝かしつけの方法は異なります。また、長時間の昼寝やそれによるお風呂の時間など、その日のリズムに応じた対応も必要です。
寝かしつけにかかる時間は赤ちゃんとのコミュニケーション時間だと考えて、大変ではありますが無駄な時間ととらえず、うまく眠れる方法が見つかるとよいですね。
2018年02月21日
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