子どもが3人いる家庭に必要な年収。知っておくべき手当やお金の管理方法

子どもが3人いるからこそのよさとは?

子どもが3人いる家庭に必要な年収。知っておくべき手当やお金の管理方法

子どもが3人いる家庭の年収について気になるママやパパもいるかもしれません。金銭面で不安に思うママやパパもいるでしょう。一方子どもが3人いる分賑やかで楽しいという意見や、児童手当が手厚いなど、助かることもあるようです。子どもが3人いる家庭がどのように生活費を管理しているのかなどご紹介します。

子どもが3人いる場合に必要な想定年収

子どもが3人いる場合、必要とされる年収はどの程度なのでしょうか。

厚生労働省と内閣府の資料を参考に、想定される必要年収がいくらになるかを紹介します。

・児童2人がいる4人家族1世帯当たりの年収は「739.8万円

・子ども1人にかかる年間費用は未就学児で「約104万円」、中学生になると「約156万円

以上から、子どもが3人いる家庭は、2人いる家庭の平均年収である739.8万円に加えて年間で100万円~150万円程度の子ども費用がかかることになると想定されます。

住んでいる地域や、貯蓄額によって必要年収は異なるかもしれませんが、これから3人目の子どもを考えている場合は、子どもが2人いる現状に加えて年間で100~150万円程度が必要となる場合に、どれほどの年収があれば事足りるのかを計算してみるとよいかもしれません。

出典:厚生労働省「平成 29 年 国民生活基礎調査の概況」
出典:内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」

子どもが3人いる家庭のお金のやりくり

子どもが3人いると、食費や学費などがかさみ、今よりも出費が増えることになるでしょう。

子どもが3人いるママやパパはどのようにお金の使い方を工夫しているのでしょうか。


おさがりなど買い足し不要なものは長く使う

こども服とおもちゃ
iStock.com/YelenaYemchuk

子どもが3人いると、服やおもちゃなどはおさがりを使うことができたり、マタニティグッズは一切買い足ししなくて済むなどやりくりすることができるようです。

衣料費は0歳~1歳の間がもっとも出費がかさむと言われていますが、兄弟がいることで、予想外に出費を抑えることができたというママの意見もありました。


固定費を見直す

スマホや、光熱費を見直すことで賢くやりくりをしている家庭もあるでしょう。

・スマホは格安スマホに乗り換える
・光熱費は電気、ガスを一本化する
・保険費用を見直す

など、固定費の削減は、年間で換算すると大幅な節約になるようです。

食費も固定費に含まれますが、栄養面を考えると、まずは食費以外の削減から検討したいというママの意見もありました。


家計簿をつける

子どもが別の保育園や幼稚園に通っていたり、小学校、中学校に通うことになると、出費先が複数になるでしょう。

子どもが3人いる分お金の出口が増えるため、家計簿をつけて正確に家庭の出費を把握することが節約に繋がるようです。

家計簿をつけたとたんに無駄を削減することができて、貯蓄する意識が高まったというママの意見もありました。

家計簿は続けることで効果が出るようです。家庭にあった家計簿のつけ方を実践するとよいかもしれません。


その他、細かいお金も賢く管理するために、ポイントが貯まりやすい会社のクレジットカードを使ったり、電子決済サービスを使っているという意見もありました。

お金を管理したり貯蓄するなど、さまざまな方法で金銭面の工夫をしているようです。

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子どもが3人いるからこそ助かること

子供部屋
iStock.com/evgenyatamanenko

子どもが3人いると金銭面で大変なことがあるかもしれませんが、助かることもあるようです。


賑やかで楽しい

子どもが3人いると家の中が賑やかで楽しいというママやパパの意見があるようです。

特に上の子が下の子の面倒をみてくれることで、ママやパパが思ったより育児に苦労せずにすむこともあるかもしれません。

特に共働きの場合は、育児に時間をかけづらいこともあるかもしれません。兄弟で遊んでいてくれることで子どもに寂しい思いをさせないですむのは、子どもが3人いるからこその安心材料なようです。


自治体によっては3人目の保育料が優遇される

3人目の子どもは保育料金を優遇してもらえる場合があります。

大田区を例にとってみると、保育園や幼稚園など、小学校就学前の子どもが2人以上いる場合、3人目以降は、保育料が無料になるようです。

自治体によって優遇が変わるため、事前に各自治体ホームページを確認しておくとよいでしょう。

出典:大田区「保育料の決定方法、お支払い」

児童手当が手厚い

児童手当は国から家庭に支給される補助金です。0歳~中学校卒業までを持つママ・パパが対象となります。


通常、3歳未満の子どもに一律15,000円、3歳以降から中学校卒業までの間に10,000円が支給されますが、3人目以降の子どもの場合、児童手当は3歳以降も小学校修了前まで、15000円の支給を受けることができます。


子どもが3人いると何かと大変なイメージもありますが、その反面、家族仲が深まったり、手当を活用できるなど助かることもあるようです。

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子供が3人いる家庭の必要年収は家庭によってさまざま

リビングでくつろぐ家族
iStock.com/kohei_hara

3人目の子どもを考えると、年収はいくら必要なのか気になるママやパパもいるでしょう。

貯蓄額や住んでいる地域によって差はありますが、今の支出に加えて、年間100~150万円程度かかる想定をして、必要年収を考えてみるとよいかもしれません。

子どもが3人いる家庭は、出費が増えるため、おさがりを使ったり、家計簿をつけて無駄遣いを減らすなど工夫しているようです。

3人目の子どもを考えると、金銭面での苦労をイメージするママやパパもいるかもしれませんが、子供が3人いるからこその楽しみや、活用できる手当もあるようです。

各自治体や国の仕組みを活用し、お金のやりくりを工夫することで楽しくすごすことができるかもしれません。

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2019年08月13日


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