【魚屋さんが教える】夏休みのお昼に!鯛しゃぶのサラダ冷やし中華

【魚屋さんが教える】夏休みのお昼に!鯛しゃぶのサラダ冷やし中華

子どもに食べさせたいと思いつつ、「レパートリーがない」「なんとなく苦手意識がある」などの理由で食卓にのぼることが少ない魚料理。この連載では魚屋三代目の柳田昇さんが、親子で魚好きになる簡単で飽きのこない魚レシピを紹介します。

こんにちは、魚屋三代目です!

街の中華屋さんやラーメン屋さんの入り口に「冷やし中華始めました」と貼りだされる季節ですね。

そこで今回は、お魚を使って野菜もいっぱい摂れるヘルシーな冷やし中華を紹介します。

今回使うお魚は「真鯛(まだい)」。この真鯛のお刺身をお子さまが食べやすいよう冷しゃぶにして、チョレギサラダとともに冷やし中華にアレンジします!

鯛しゃぶのサラダ冷やし中華(3人前)

 

材料

・真鯛(まだい)の刺身6〜8切れ×3

・中華麺3玉

・グリーンリーフ(カール)などの葉物・レタス200g

・きゅうり…1/2本(縦半分に切り、斜めにスライス)

・トマト(スライス)お好みで

・きざみのりお好みで(今回は韓国もみのりを使用)

・いりごま(白)お好みで

<チョレギサラダのドレッシング>

・しょうゆ大さじ1

・ごま油大さじ2

・にんにくのすりおろし小さじ1/2

・砂糖少々

・塩少々

<冷やし中華のタレ>

・しょうゆ大さじ4

・酢大さじ3

・みりん大さじ1

・砂糖大さじ3

・水大さじ3

・サラダ油小さじ2

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作り方

1. チョレギサラダの調味料、材料をよく混ぜておく。

 

2. 小鍋にサラダ油を除いた冷やし中華のタレの材料を入れ、一煮立ちさせる。そのまま粗熱をとりサラダ油を加えて冷しておく。

3. 真鯛の刺身を準備する。お刺身をそのまま買ってきても良いし、サクの場合は気持ち厚めの削ぎ切りに。

4. 鍋にお湯を沸かし、日本酒(分量外)を少々加え、グツグツと沸騰させない状態で真鯛の刺身を1枚ずつくぐらせる。表面がうっすらと白くなればOK。

 

5. すぐに氷水にとって冷す。その後はキッチンペーパーなどでおさえ、しっかりと水気をとる。

6. 洗ってからよく水気を切ったグリーンリーフを手でちぎり、きゅうりと一緒にボウルに入れる。チョレギサラダのドレッシングを回しかけてざっくり和えたら、鯛しゃぶも加えてやさしく混ぜ合わせる。

7. 中華麺を表示通りに茹で、冷水でしめてしっかりと水気を切ったら器に移し、冷やし中華のタレをかけてよく和える。仕上げに鯛しゃぶチョレギサラダを乗せ、スライスしたトマトを添え、いりごまときざみのりを散らして完成。

料理のコツ・ポイント

真鯛をお刺身ではなくサクから切る場合は、少し厚めにするとしゃぶしゃぶした時に食感や熱の入りがちょうどよくなります。お子さまが食べられるよう、鯛をしゃぶしゃぶにし熱を入れましたが、大人用は生のままでも構いません。

冷やし中華のタレも、チョレギサラダのドレッシングも、お子さまが食べられるように仕上げています。冷やし中華のタレは酸味を抑えてやや甘めに。

チョレギサラダはニンニクを控えめにしています。大人用に作るのでしたら冷やし中華のタレには酢を大さじ1増やし、砂糖を気持ち少な目にすると良いでしょう。ニンニクの量を増やし酢を加えると、大人味になります。

時短ポイントとして、市販の冷やし中華のタレを使うのも手です。もちろん「ごまだれ」でも美味しく仕上がりますので、お好みでどうぞ。


魚屋さんが教える真鯛の目利き・選び方

iStock.com/suntakafk

お刺身でしたら身に透明感があるものを選んでください。皮目部分に赤いラインが入りますので、鮮やかなものを選ぶと良いでしょう。


魚屋さんが教える真鯛の豆知識

真鯛(まだい)の名前の由来には諸説あります。「平たい魚」が変化して「タイ」になったという説。お祝いに欠かさない「めでたい魚」から「タイ」となった説。魚の王様=「大位(たいい・位が高い様)」から名付けられた説などがあります。

監修

Profile

魚屋三代目・柳田昇

魚屋三代目・柳田昇

昭和49年 8月3日生まれ。 神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店『魚武商店(うおたけしょうてん)』の三代目。 父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。 その他、料理家としてレシピ本などの書籍やレシピ提案、レシピ提供、テレビ、料理教室など幅広く活動中。

<執筆、写真提供>柳田昇

<構成>KIDSNA編集部

2021.07.16

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