【魚屋さんの簡単お魚レシピ】夏バテ予防に!まぐろのニラ炒め温玉丼

【魚屋さんの簡単お魚レシピ】夏バテ予防に!まぐろのニラ炒め温玉丼

子どもに食べさせたいと思いつつ、「レパートリーがない」「なんとなく苦手意識がある」などの理由で食卓にのぼることが少ない魚料理。この連載では魚屋三代目の柳田昇さんが、親子で魚好きになる簡単で飽きのこない魚レシピを紹介します。

こんにちは!魚屋三代目です!

そろそろ本格的な夏の到来で、蒸し暑さに体力が落ちてしまう季節。夏バテ予防にもスタミナがほしくなりますよね。とはいえ、お肉ばかりだと胃腸への負担もカロリーも気になる……。

そこで今回は、スタミナがつくのに低カロリーでうれしい、まぐろのニラ炒め温玉丼のレシピをご紹介します。

ほどよく効いたニンニクとしょうゆとオイスターソースを合わせたコク深いタレ。これをまぐろのブツ切りとニラ&タマネギに混ぜて炒めれば完成。ご飯に乗っけて温玉を添えれば、夏の丼ものはこれで決まり!

まぐろのニラ炒め温玉丼(3人前)

 

材料

・まぐろのぶつ切り200g

・ニラ1/2束(5センチに切る)

・タマネギ1/2玉(繊維に沿って気持ち厚めにスライス)

・サラダ油大さじ1

・ごま油小さじ1

・いりごま(白)お好みで

・ごはん3人分

・温泉卵3個

<合わせ調味料>

・しょうゆ大さじ2

・オイスターソース大さじ1

・みりん大さじ1

・水大さじ1

・おろしニンニク小さじ1

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作り方

1. ボウルなどにまぐろのブツ切りとタマネギ、ニラを入れておく。

2. 合わせ調味料の材料を混ぜ合わせておく。

3. ボウルに入れた材料に、合わせ調味料をかけて混ぜ合わせる。

4. サラダ油を熱したフライパンに3.を加え中火〜強火で炒め合わせる。

火加減は中火〜強火で炒めるのですが、焦げないように調節してください

5. 仕上げに鍋肌からごま油を加え、さっと炒めて火を止める。

6. 丼にごはんをよそい、まぐろのニラ炒めを乗せ真ん中を窪ませたら温泉卵を落とす。お好みでいりごまをふって完成。

料理のコツ・ポイント

お子様でも食べられるように、味の濃さは少し控えめに作っています。大人用であれば、合わせ調味料のしょうゆ、オイスターソース、みりんの量を1.5倍にすると味が濃い目になります。

そして、このレシピに相性の良い食材がキムチ! 味を濃く作らなくても、丼にキムチを添えて一緒に食べれば最高です。一味や七味をかけても美味しいですよ。

まぐろは生食用のぶつ切りなので、中心が少しレアでも大丈夫! 逆に火を通し過ぎると硬くなるので注意です。焼きながら味見をしましょう。

まぐろにはお子様が成長するにあたってとても大事なDHAやEPAが豊富に含まれていますし、ニラには疲れや冷房による冷え性に効果的な栄養素が含まれています。


魚屋さんが教えるまぐろの目利き・選び方

 

まぐろのぶつ切りを選ぶ時、生食する場合は、筋が少なく色がくすんでいない鮮やかなものを選んでください。ドリップが少ないものも良いです。

逆に今回のように熱や火を通す場合は、筋が多いものでOK! 筋があるところは脂もある場合があり、旨味も強くなります。

しかし、なぜ筋があるものを選ぶのかというと、まぐろの筋などは熱や火を入れると溶けてしまうので、全く気にならなくなるからです。筋がある部位は安く売られていることが多いので、生食以外で使うのでしたら是非こちらを。


魚屋さんが教えるまぐろの豆知識

鮪(まぐろ)は何故「まぐろ」と呼ばれるようになったのか。

まぐろの語源は数説あります。眼が黒いから「眼黒=まぐろ」と名付けられたという説が代表的なもの。

他には、泳ぐ姿(背中)が真っ黒で「まぐろ」となったという説も。これはまぐろの代表格がクロマグロであるため、船上からその姿色を見て「まぐろ」と名付けられたと言うお話です。


監修

Profile

魚屋三代目・柳田昇

魚屋三代目・柳田昇

昭和49年 8月3日生まれ。 神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店『魚武商店(うおたけしょうてん)』の三代目。 父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。 その他、料理家としてレシピ本などの書籍やレシピ提案、レシピ提供、テレビ、料理教室など幅広く活動中。

<執筆、写真提供>柳田昇

<構成>KIDSNA編集部

2021.07.09

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