幼児期の勉強は必要?親子での取り組み方の工夫や遊びとのバランス

勉強方法の種類や子どもとの関わり方

幼児期の勉強は必要?親子での取り組み方の工夫や遊びとのバランス

幼児期の勉強は必要かどうかや、教材などを使った勉強方法以外にも、遊びと勉強時間とのバランスなどが気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、幼児期に取り入れた勉強方法や子どもとの関わり方、教材や勉強机を用意するなど工夫したことについてママたちの体験談を交えてご紹介します。

幼児の勉強は必要?

子どもの成長に喜びを感じるとともに、将来的に大きくなったときのことを考えると勉強が好きな子になって欲しい、勉強ができる子になって欲しいと親として願うこともあるのではないでしょうか。

また、親としてできることにはどのようなことがあるのか悩むこともあるかもしれません。ママのなかには、幼児期に勉強は必要かどうか気になるという声や、子どもの勉強方法や関わり方が気になるという声もありました。

今回は、幼児期の勉強方法や関わり方、工夫したことについて1歳から6歳の子どもを育てているママたちの声を集めてみました。

幼児期に取り入れた勉強方法

幼児期にできる勉強方法にはどのような種類があるのでしょうか。ママたちが取り入れていた勉強方法について聞いてみました。


幼児教材を使う

幼児教材
iStock.com/dolgachov
3歳児ママ
3歳児ママ

英語のDVD教材は、0歳のときから長く楽しめると聞き、早めに購入して家で見るようにしていました。最近は、英語の歌もいくつか歌えるようになってきて子どもも楽しいようなので、もう少し大きくなったら習い事につなげていきたいと思っています。

2歳児ママ
2歳児ママ

子どもの歯磨き嫌いやトイレトレーニングに悩んだときに、おもちゃといっしょに絵本やDVDが届く幼児教材を申し込みました。私自身も育児で勉強になることも多く、子どもといっしょに楽しんで使っています。

英語に親しみやすいDVDなどの幼児教材や、生活習慣などが学べる月毎に届く通信教材もあるようです。幼児教材のなかには資料を請求すると、サンプルなどが届くものもあるようなので、お試しで使ってみるのもよいかもしれませんね。


習い事をする

7歳児と5歳児のママ
7歳児と5歳児のママ

上の子が小学1年生からそろばんを習いだしたのですが、下の子も行きたがったので思い切って習うことにしました。少し不安もありましたが、2人で楽しく通っているようです。

そろばんなどの習い事に通うという方法も、幼児期の勉強方法の1つかもしれません。小さいうちから習い事を始める場合は、子どもの様子にあわせて親がサポートすることが大切になってきそうですね。


体験学習に参加する

6歳児ママ
6歳児ママ

親子で参加できるプログラミング教室の講座の案内を子どもに見せると、『やりたい』と興味をもったので参加してみました。真剣に話を聞き、積極的に参加する子どもの姿を見て、子どもの可能性をどんどん伸ばしていきたいなと思いました。

子どもの体験学習や講座には、勉強以外にも工作や実験、料理やキャンプなど種類も豊富にあり、参加方法も親子や子どものみなどさまざまなようです。子どもの興味を探りながら、参加する機会を作ってみるのもよいかもしれません。

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日常の生活のなかで、子どもの学びや興味を広げていきたいと思うことや、勉強する楽しさを感じてほしいと思うこともあるかもしれません。ママたちが意識した子どもとの関わり方について聞いてみました。


遊びのなかに取り入れる

4歳児ママ
4歳児ママ

子どもが小さいうちは、おままごとやごっこ遊びのなかで、数の数え方などを伝えるようにしていました。最近ステップアップして足し算を教えるときには、ボードゲームなどの点数計算で楽しみながら学べるように工夫しています。

遊びのなかに勉強を取り入れることができると、子どもも楽しみながら学ぶことができそうですね。子どもが興味を示さない場合でも、ママやパパと楽しく遊ぶなかで自然と覚えていくこともあるかもしれません。


子どもの「なぜ?」を大切にする

考え事をしている男の子
iStock.com/LeoPatrizi
2歳児ママ
2歳児ママ

子どもが2歳頃になると、私に対してさまざまな質問をしてくるようになりました。ときどきびっくりするような質問をすることもありますが、曖昧にせずなるべくその場で調べて伝えるようにしています。

小さな疑問でも、答えがわかることで、発見があったり喜びを感じてくれたりすることもあるかもしれません。子どもが大きくなるとステップアップして、いっしょに考えたり調べたりするようにしているというママの声もありました。


子どもの好きなことから広げる

4歳児ママ
4歳児ママ

幼稚園に通うようになると、虫に興味をもつようになりました。昆虫図鑑をプレゼントしたり、夏休みには家族でカブトムシをいっしょに育てたりしながら、子どもの世界が広がるように意識しています。

子どもの好きなことや興味をもっていることに対して、本や体験などを通して視野が広がるよう意識しているママもいるようです。日々の子どもの姿を見ながら、どのようなことに興味があるのかアンテナを張って見つけてみるのもよいかもしれませんね。

子どもの学習のために工夫したこと

子どもが成長し大きくなると、小学校生活に向けて簡単な読み書きや計算などの勉強を家庭で取り入れたいと考えることもあるかもしれません。子どもの学習のためにママたちが工夫したことを聞いてみました。


環境を整える

6歳児ママ
6歳児ママ

小学校入学を控え、子ども専用の勉強机をプレゼントするととても喜び、張り切ってひらがなの練習をしていました。今は目の届くリビングに置いていますが、将来的には子ども部屋に移そうと思っています。

子ども専用の勉強机を用意することで、自分の机で勉強をやりたいと張り切ってくれることもあるかもしれませんね。他にも、勉強机周りを片づけたり、テレビを消したりするなど集中できる環境を作るようにしているというママの声もありました。


時間の使い方

5歳児ママ
5歳児ママ

勉強時間が多いと子どもが嫌がってしまうので、遊びとのバランスを考えながらペース配分を考えるようにしています。うちの子は、長い勉強時間を取るよりも、細かく区切るようにすると集中しやすいようです。

勉強時間と遊びの時間のバランスをとりながら、子どもが勉強が嫌にならないよう時間の使い方を工夫することもできるようです。ママのなかには、勉強と遊びの切り替えをしっかりしながらメリハリがつくようにしているという声もありました。


親子で向きあう

4歳児ママ
4歳児ママ

子ども1人でドリルをしていたとき、わからない問題があってつまらなかったのか、嫌がるようになってしまったことがあります。私も子どもの隣に座って、『すごいね』と褒めたり、わからない問題にいっしょに向きあうようにしています。

まだ勉強に慣れないうちは、子どもが勉強をするときに親もいっしょに向きあうことも大切かもしれません。子どもが勉強に集中できるようになったタイミングで、必要に応じてフォローをするなど段階を踏んでいけるとよさそうです。

学ぶ楽しさを子どもと見つけよう

勉強する親子
iStock.com/JohnnyGreig

幼児期に取り入れることができる勉強方法には、DVDや通信教材などさまざまな種類があるようです。

勉強や学習を遊びのなかに取り入れる他にも、子ども用の勉強机の用意や、必要に応じてサポートするなど勉強時間の取り方を工夫しているというママの声もありました。

子どもの興味や気持ちを大切にしながら、親子でいっしょに学ぶ楽しさを見つけていけるとよいですね。

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2020年01月23日


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