約束や時間を守る、靴を揃えるなど子どものしつけ。善悪の判断は

約束や時間を守る、靴を揃えるなど子どものしつけ。善悪の判断は

親は、子どもが大きくなっても困らないように、いろいろなことを躾(しつけ)たいと思うのではないでしょうか。そこで今回は、約束や時間を守る、靴を揃えるなどの基本的な子どもの躾について考えてみました。子どもにとって善悪の区別は難しいかもしれませんが、長い目でしつけを進めていきたいですね。

5歳、6歳の子どもの躾(しつけ)

5歳、6歳の子どもは、約束や時間を守ることなどが少しずつできる時期ではないでしょうか。また、やって良いこととやってはいけない善悪の区別も、ちょっとずつ理解し始める時期ではないでしょうか。しつけの内容ごとに、どのように子どもに伝えたらよいのか考えてみました。

時間を守る

躾
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時間を守ることは大切なこと。まずは、子どもに時間を意識させるよう心掛けましょう。おでかけ準備が必要な朝の出発の時間や、お片付けなどが絡む寝る時間などから時間を決めてしつけを行ってみてはいかがでしょうか。


朝の出発時間

子どもが自分で考えながら登園準備ができるように、朝の出発時間を伝えてみましょう。親が全部準備してしまってはしつけにならないので、「次に何をすればいいのかな」と次の行動に移るように促してあげるといいかもしれません。


寝る時間

子どもを就寝モードに切り替えてあげるためにも、寝る時間をしっかりと伝えてあげましょう。また、寝る時間までにどんな行動をすればいいか、親子で考えるのもひとつのポイントです。何時までにお部屋を片付けて歯磨きをするなど、細かく時間を区切って決めてあげると時間を守ることが身につきやすいかもしれません。

約束を守る

友達や家族との間で約束事をする場面もあります。お互いの信頼関係をつくるためにも、約束を守ることを躾(しつけ)てみてはいかがでしょうか。時間を守ることにつながりそうですね。


やるといったことはやる

子どもはやってみたいことがあると、積極的になります。例えば、お部屋のおそうじ。ママが掃除機や拭き掃除をしているのを見て、やりたいと言うことがあります。

しかし、おもちゃなどに興味が移ってしまうと、やると言ったことを忘れて遊び始めたり、おそうじをやらないと言ったりすることがあるでしょう。また、やってみたけどできなかったという場合に、途中で投げ出してしまうかもしれません。最後まで責任を持ってやるということを身につけるためにも、一度やると言ったことは最後までやるようにがんばらせるようにしてみましょう。


大人も気をつける

大人は子どものお手本になる存在です。大人が約束を破ると、子どもは理不尽さを感じたり、相手によって約束を破っていいと感じたりするかもしれません。子どもに約束をしっかり守らせるために、大人もどんな小さな約束でも守るように気をつけてくださいね。時間を守ることも同様かもしれませんね。

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善悪の区別

善悪の判断は
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5歳、6歳の子どもは、日々の生活の中でいろんなことを学習しています。その中で善悪の区別もだんだんとついてくるので、いけないことはいけないと伝えることが大切です。


お友だちの悪口を言わない

お友だちと遊んでいると、嫌だと感じることをされることがあるかもしれません。嫌だった気持ちを人に伝えることは悪いことではありませんが、お友達の悪口を言うことはよくないことだという基本的な善悪について伝えてあげたいですね。


手を出すことは絶対にNG

子どもの中には怒ったときや思い通りにならなかったときに、相手に手を出してしまうこともあるのではないでしょうか。善悪の判断の準備段階として、叩かれた方は痛い思いをしたりショックを感じたりするということをしっかり伝えてあげましょう。

靴を揃える

靴を揃えることは、基本的な躾(しつけ)のひとつなので、幼いころからちゃんと伝えておきたいですね。


よそのおうちに行ったとき

よそのおうちに行ったときでも、自然と靴を揃えられるように常日頃から躾(しつけ)るようにしましょう。また、脱いだ靴をそのままにするのはよくないことだということも教えてあげましょう。


家族の分も揃える

家族の靴が揃っていないときは「靴が揃っていないね。どうすればいいのかな」と子どもに聞いてみましょう。「靴を揃える」と答えることができたら、「じゃあ、靴が揃っていないときは、ちゃんと揃えてあげようね」と促すといいかもしれません。大人がその都度靴を揃える姿を見せてあげたら自然に身につくのではないでしょうか。


ついでに玄関のそうじ

靴を揃えて玄関がすっきりするということを子供が理解できたと感じたら、次のステップとして、玄関のそうじを任せてみてもいいかもしれません。ちょっとした掃き掃除ができるようになると、子どももやりがいを感じてくれるかも。みんなの靴を揃えるのは子ども、ほうきをするのは親、など担当を決めることで、玄関のそうじも楽しく行うことができるでしょう。

時間、約束を守る躾(しつけ)は大人になっても役立つ

子どものしつけ
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善悪の区別や相手の気持ちを理解できるようになったら、約束や時間を守ることを子どもにしつけるいいタイミングではないでしょうか。また、靴を揃えるなどの基本所作は大人になっても役に立つので、どんなときでも自然に行えるようしっかりと躾(しつけ)をしておくといいかもしれませんね。

2017.12.27

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