
乳児期の赤ちゃんでも、寝る前や寝かしつけのときに絵本を読み聞かせると、メリットがあることをご存知ですか?「読み聞かせはいつからするのが良いのだろう」と思っているママやパパはぜひ赤ちゃんのときから絵本の読み聞かせをはじめてみましょう。
赤ちゃんの時期から絵本の読み聞かせをしていますか?
はっきりと目が見えていない赤ちゃんに読み聞かせをして意味はあるのだろうか?絵本の読み聞かせっていつから始めるのが良いのだろう、と思っているママたちもいると思います。
乳児期から絵本の読み聞かせをするメリット等を考えてみました。
絵本の読み聞かせは、いつからしても大丈夫です。
赤ちゃんのときに絵本を読んでも、視力もあまり見えてないし、内容も分からないから意味がないのではと思う人もいるかもしれません。ですが視力ははっきりしていなくても、聴力はよく聞こえているので乳児期からどんどん絵本を読んであげましょう。
まだ小さい乳児のときは、ママも隣に寝転んで読んであげるのも良いですし、おすわりができるようになったり、絵本に興味を示すようになったらママやパパの膝に座らせて触れ合いながら読むのもよいですね。
絵本の読み聞かせは、寝る前や寝かしつけの際に行うご家庭が多いようです。添い寝をしながらママやパパの声で読み聞かせることは、赤ちゃんにとって心地よく感じるのかもしれません。
また、毎日決まった時間に読み聞かせることで、「そろそろ寝る時間なんだな」ということを理解することもあり、入眠儀式のような役割もあるようです。
赤ちゃんはまだ視力がはっきりしていないため、カラフルな色合いで大きめの絵が出てくる絵本を選びましょう。文字よりも、絵が中心のものが良いです。
寝る前や寝かしつけの際は、星や月、眠りに関する物語などの穏やかな気持ちになれる絵本を選ぶのがよいでしょう。
絵本をそのまま読むのではなく、絵本の世界に対して、「きれいだね」「美味しそうだね」などママやパパが感じた気持ちを伝えることが大切です。絵本の内容よりも大好きなママやパパの声で呼んでもらうことで気持ちが安らいだり楽しい気持ちになるでしょう。
忘れてはいけないことは、ママとパパも楽しんで読むことなのかもしれません。
赤ちゃんの頃から読み聞かせをしていたママたちに、読み聞かせを通して感じたメリットを聞いてみました。
「絵本を読み聞かせているとき、登場人物が喜んでいるシーンでは嬉しそうに声をあげたりします。反対に、登場人物が泣いているシーンなどでは悲しそうに反応するようにもなりました。誰かの気持ちに共感して、寄り添ったりすることができるようになった気がします」
絵本の内容や場面に合わせて、ママが声色や表情を考えながら読み聞かせることが子どもの喜怒哀楽を育むことにつながっているのかもしれません。絵本にはさまざまな物語・登場人物がいるので、いろいろな世界に触れることで想像力を働かせたり、絵本に出てきたものに対して共感することもあるようです。
「絵本の読み聞かせを通して、多くの言葉がわかるようになった気がします。
たとえば、お水の絵が出てきたら手を洗う動作をしたりと、言葉に対する反応をよくするようになりました」
絵本の読み聞かせは、言葉の発達にも効果的だと言われているようです。まだ言葉の話せない赤ちゃんでも、繰り返し聞いたり、絵を見てママの声で聞いた言葉は蓄えられるでしょう。その積み重ねが言葉を話すことにつながっていくのかもしれません。
「絵本の読み聞かせは、大切な親子のコミュニケーションツールです。読み聞かせのときは子どもが膝に座るのでスキンシップもできますし、子どもの好物のフルーツが出てきたら、『〇〇ちゃんの好きなバナナだよ!』と声をかけてふれ合うこともできます」
絵本を読み聞かせするときに、赤ちゃんを抱っこしたり、寄り添いながら読むと自然とスキンシップにもなり、親子のコミュニケーションが取れるのも読み聞かせの良いところです。
大好きなママに触れたり、声が近くに聞こえれば、赤ちゃんも安心感を感じられるのかもしれません。
赤ちゃんに絵本を読み聞かせるとき、途中でページをめくってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、ページを戻して順番に読もうとはせずに、ぜひ赤ちゃんのめくったページや興味がありそうな箇所を読んであげましょう。
読み聞かせをいつから始めるのか、寝る前や寝かしつけの際に絵本を活用するなどは人それぞれですが、赤ちゃんにとってはママやパパに読んでもらう時間が大切なのです。
ぜひ絵本の読み聞かせを通して、親子でコミュニケーションを取ってみてください。
2017年07月24日
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