生きる上で欠かせない食の重要性を子どもたちに教え、さまざまな経験を通じて食に関する知識を身につけられる「食育」。今回は、そんな食育をクイズ形式でご紹介します。気軽に楽しく食育について学んでみませんか?
近年、文化が発達してきたことで、栄養バランスの偏った食事を摂ったり、朝食を抜いてしまったりする子どもが増えてきました。
食生活の乱れは心身の健康に悪影響を及ぼし、このままでは子どもたちの将来にも影響する恐れがあります。
食育とは、子どもたちに食への興味を持ってもらう教育法です。
まず、今では廃れつつある地域の産物を使った料理や、独自の料理法を使った郷土食など、食を通じて地域の理解を深めます。
同時に、昔から行われてきた行事に関する行事食といった食文化の継承を教えることで、自然の恵みや勤労の大切さを子どもたちに学んでもらうのです。
こうして食に関する知識を身に付け、子どもたちの健康と生きる力を育むことが、食育の目的と言えるでしょう。
2005年に制定された食育基本法を知っていますか?
食育基本法とは、国民が健康に生きていくために必要な食育を推進する法律です。
食生活の乱れが目立ちつつある近年、食を大切にする心を育てる国民運動として食育基本法は制定されました。
法律、と聞くとむずかしく感じる方も多いかもしれませんが、気軽に楽しく食育について学べるように考え出されたのが食育クイズです。
親しみやすいクイズをきっかけにして、あなたも子どもと一緒に食育について考えてみましょう。
まずは、初めての食事になる朝ごはんに関するクイズです。
1.勉強に集中できない
2.頭が冴える
3.元気に動ける
答えは、「1の勉強に集中できない」です。
朝から活発に動いたり、頭を使ったりするには、エネルギーが必要になってきますよね。
寝ている間もエネルギーを消費しているので、起きてから何も食べないと脳のエネルギーが不足して集中力が出てきません。
しっかり朝ごはんを食べて目を覚まし、気持ちのよい1日をスタートさせましょう。
1.おはよう
2.いただきます
3.ごちそうさま
答えは、「2のいただきます」です。
人間は、食事をすることで他の生き物の命をもらい、自分たちの命を養っています。
大切な命をいただいている、という感謝の心をこめて、いただきますと言っているのです。
また、作ってくれている人への感謝もこめられています。
1.みそ
2.しょうゆ
3.ソース
答えは、「1のみそ」です。
みそのそ、というわけですね。ちなみに、さは砂糖・しは塩・すは酢・せは醤油になります。
どうして醤油だけ使われてない文字が当てはめられているのかというと、昔は醤油をせうゆと呼んでいたためです。
意外と知らない料理のさしすせそ、あなたは知っていましたか?
1.春
2.夏
3.秋
答えは、「2の夏」です。
きゅうりは、6月~8月が旬の夏野菜と言われています。
旬のきゅうりはビタミンCが多く含まれ、とても美味しい野菜です。
ただ、身体を冷やしてしまう効能を持っているので、食べ過ぎには注意してくださいね。
1.約500粒
2.約3,000粒
3.約7,000粒
答えは、「2の約3000粒」です。
これは、稲の一株に相当します。
日本人に欠かせない米。まさか、お茶碗一杯に稲が一株分も入っているなんて驚きですね!
1.根っこ
2.茎
3.葉
答えは、「3の葉」です。
球根のようにも見えるタマネギ。実は、葉の根元の膨らんだ部分を食べていました!
葉鞘(ようしょう)という部分が、大きくなるにつれて厚くなり、誰もが知っている皮が幾重にも重なり合った球体になります。
だからこそタマネギはいくら剥いても種がなく、全部食べられるというわけですね。
最後は、大人でも難しい問題を出題!頑張って答えてみてください。
1.長崎
2.北海道
3.宮城
答えは、「3の宮城」です。
マグロと聞くと大間を想像するかもしれませんが、宮城のマグロ類漁獲量は13%で、日本国内のトップになります。
次に静岡、鹿児島です。
1.約30メートル
2.約60メートル
3.約90メートル
答えは、「2の約60メートル」です。
基本的に、草食動物は肉食動物に比べて腸が長くなっています。
牛で言うと、腸の長さは体長の20倍です。さらに言えば、日本人の腸の長さは約7メートルであることに対し、肉食が中心の欧米人の腸の長さは約4メートル。
こんなところでも、野菜を食べるか肉を食べるかで差が出ていることがわかりますね。
1.うずらの卵
2.あひるの卵
3.ハチドリの卵
答えは、「3のハチドリの卵」です。
実際には、マメハチドリという世界最小の鳥が生んだ卵になります。その大きさは、わずか6~7ミリメートル。
ウズラは2~3センチメートルですから、かなりの差があることがわかりますね。対して、あひるの卵は5~6センチメートルであるため、非常に大きいです。
どの卵も食用として食べられますので、機会があるようなら口にしてみてくださいね。
いかがでしたか?
食は、生活の基本とも言える大切なものです。同時にそれを学ぶ食育も、非常に重要だと言えるでしょう。
食からはたくさんの内容を学び取ることができますが、覚えるのはなかなか大変ですよね。
その点、クイズ形式なら楽しく覚えられ、子どもでも気軽に食育に触れられます。
これを機に、あなたも食育について考えてみてください。
そして仮に食生活に乱れや不安がある方は、今回ご紹介した内容を参考に生活を見直してみてはいかがでしょうか。
2016年09月24日
食べることの楽しさや、食事をすることで心身ともに健康でいられること、さらには食物を作ってくれている人への感謝など、食育から学べることは日々の生活をより豊かにしてくれます。今回は、子どものうちから「食」に関して知っておきたい知識を楽しく理解できる食育絵本10選をご紹介します。
子どもが健やかな食生活を送るためには、ただ“食べる”のではなく、“食の知識”や、“何を食べるか”という選択する力を鍛えていかなければなりません。今回は、子どもの「食育」を学ぶ記事をKIDSNA編集部がセレクトしました。
予測不可能な時代のいま、これまでの子育てや教育方法、暮らしについて考えるママやパパに向けて、KIDSNA編集部が全国の書店とコラボを実施。「子どもの未来を考える本」として子どもの明るい成長にプラスとなるような本をセレクト。今回は親子のカラダのテーマより「食べない子が変わる魔法の言葉」をピックアップ。著者の山口健太さんのコメントを紹介します。
家庭菜園やガーデニングをいつかはやってみたい!あるいは、育たず枯れてしまった経験があって一歩踏み出せない方もいるかもしれません。今回は、保育園のトマト苗植え体験をレポートを通して、おいしい野菜を育てるポイントとともに、植物を育てる「植育」についてお伝えします。
アース製薬株式会社
PR
幼児期の子どもに食育の絵本を使ってみたい、と思うパパママもいるのではないでしょうか。食育と言っても何から始めればよいのか、なにを教えることが食育につながるのか、と考えるかもしれません。今回は年齢別に伝えたい食育の内容、また絵本を読むときのポイントについて紹介します。
子どものおやつにどのようなものを用意するとよいのか気になっているママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、おやつの時間や量などの用意するときのポイントや、ママたちが手作りしたおやつ、子どもにおやつを用意するときに気をつけたいことを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
テレビや身近なところでよく耳にする食育。子どもの食育について、保育園や幼稚園の取り組み内容が気になるママやパパもいるかもしれません。今回は、食育のねらいや内容、保育園や幼稚園での食育への取り組み、家庭でできることについて、資料や体験談をもとにご紹介します。
子どもの食育を絵本ではじめたいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。乳幼児期の食育の絵本選びや読み聞かせの方法にも迷うかもしれません。今回の記事では、1歳児、2歳児頃からはじめられる絵本を通した食育や、3歳児、4歳児、5歳児など年齢にあわせた食育の絵本の選び方などを元保育士の筆者の経験からご紹介します。
食材の量や種類が豊富になった一方で、核家族や両親共働きの世帯が増えて、簡易な食事をとる傾向が強くなっています。乳幼児期の食事では、栄養面はもちろん、家族が料理する姿を見たり、家族で食卓を囲んだりすることも大切でしょう。子どもの食育の問題点と、企業の取り組みについて調べました。
食事マナーは子どもの頃から身につけておくことが大切でしょう。集団生活をするようになる3歳児から4歳、5歳の子ども、もうすぐ小学生になる6歳の子どもに焦点をあて、食事中のマナーやご飯の食べ方、お箸の使い方などマナーの教え方をご紹介します。