子どもへの食育にぴったり。食べ物の絵本10選

子どもへの食育にぴったり。食べ物の絵本10選

2021.05.17

食べることの楽しさや、食事をすることで心身ともに健康でいられること、さらには食物を作ってくれている人への感謝など、食育から学べることは日々の生活をより豊かにしてくれます。今回は、子どものうちから「食」に関して知っておきたい知識を楽しく理解できる食育絵本10選をご紹介します。

食育の最初のステップに

生きる上で基本になる「食」。子どもが小さい頃から「食」に興味をもつことで、健康的な生活を営む力を身につけることができるかもしれません。絵本を通して楽しみながら食育の最初のステップを踏み出してみませんか?


やさいさん

絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、さまざまな分野で幅広く活動しているユニットtupera tuperaによる、しかけ絵本。子どもが喜びそうなキャッチーなフレーズの繰り返しとダイナミックなイラストが特徴的で、大人も夢中になりそうです。

いつも食卓に並んでいる野菜がどのように土から出てくるのか、遊びながら学べる一冊。


おにぎり

絵本を開くとそこはやさしさと愛情に満ちあふれた世界。おにぎりの湯気に心もじんわりあたためられそうです。

シンプルな内容で小さい子どもにもおすすめの一冊。また、はじめておにぎり作りに挑戦する子どもにもぴったりです。親子でおにぎりの魅力をたくさん感じて。

食べるって楽しい!

「個食」や「孤食」といわれるように、子どもがひとりで食事をする機会が多くなっている昨今。「食べることはこんなに楽しいんだ!」と実感できるとよいですよね。日々の食卓の風景が家族ですごす思い出のひとつとなりますように。


いただきまあす

ママやパパたちが食事のシーンで経験する、あるあるエピソードがこの一冊にぎゅっと詰まっています。ひとりで食べるのは難しいけれど、元気に楽しく、そして何よりもおいしく食べることが大切だというメッセージが伝わってきます。

子どもと笑いあいながら楽しめそうです。


おいしい おと

食事をするときの音といえば、どのような音を思い浮かべるでしょうか……

この絵本に出てくる噛む音や触感、温度はさまざまな擬音語で非常に豊かに表現されています。おいしさを味覚や視覚からだけでなく、聴覚で味わえる絵本です。

食卓を囲むとき、子どもと耳をすませてみてはいかがでしょう。

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好き嫌いをなくすきっかけに

子どもの好き嫌いをどうやってなくそうか悩んでいる方も少なくないでしょう。そんな悩ましい問題もちょっと機転をきかすだけで、子どもたちの大嫌いが大好きに変わるかもしれません。


ぜったいたべないからね

人気絵本シリーズ「チャーリーとローラ」。お兄ちゃんのチャーリーが妹のローラの好き嫌いにユニークなアイディアで対抗します。

子どものありのままの会話にくすっと笑えて、リズミカルで楽しさ満載のストーリー。好き嫌いが多い子どもといっしょにこの絵本を読むと、すんなり克服できるかもしれません。


たまねぎちゃん あららら!

どんな料理にも合う万能野菜、玉ねぎ。見た目や形を変え、子どもたちが大好きなカレーやハンバーグといったメニューで大活躍する様をユーモラスに描いています。

楽しいストーリーとリズミカルな歌、元気いっぱいのイラストで、子どもたちに驚きと発見を与えてくれる絵本です。

食べ物への感謝を

「いただきます」という挨拶は、食べ物への感謝の気持ちにつながっています。食卓に並ぶまでに、どれだけ多くの人が関わっていて、時間や労力がかかっているのかを知ることで、毎日当たり前のように食べている食材への見方もきっと変わってくるはずです。


14ひきのかぼちゃ

作物を育てる喜びや大変さを通して、わたしたちが食べている食物がいろいろなことを乗り越えて成長したこと、また、その野菜を懸命に育ててくれた方たちがいることを改めて知ることができます。

冒頭にある「命の粒だよ」というおじいちゃんのことばの意味とは……

たくさんのおいしい料理から生命のつながりを感じられそうです。


ソフィーのやさいばたけ

野菜畑の一年が描かれた絵本。

主人公のソフィーは田舎のおじいちゃんの畑仕事を手伝うことで、普段自分が食べている野菜がどんな風にできるのか、そして、手間をかけて育てられる野菜こそが本当においしいことを知ります。

美しいイラストと珍しい西洋野菜に、子どもだけでなく大人も夢中になれる一冊。

命のつながりを学ぶ

命のつながりというと、少し難しく感じる方もいるかもしれません。子どもたちにとって身近なものを通して、わたしたちが食べ物によって生かされているということを親子いっしょに考えてみましょう。


おべんとうさん いただきます

お母さんが作ってくれるお弁当のひとつひとつがどこからやってきたのか、丁寧なイラストと文章で子どもにも分かりやすい内容です。

命をいただいて、命をつないでいるということがやさしく伝わってくるだけでなく、「たくさんのいのち」を愛情を込めてお弁当につめるお母さんの姿に、ママやパパも見習いたくなるはずです。


しんでくれた

このショッキングなタイトルに、ドキッとしてしまう方もいるでしょう。ですが、この絵本は死に対して悲しむようなストーリーではありません。

わたしたちがたくさんの命をいただいているという、生きる上で非常に大切なことに気づかせてくれます。いろいろな視点から物事を見ることができる子どものうちから学ぶことで、日々の食事を大切に感じられるのではないでしょうか。


<執筆>KIDSNA編集部


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2021.05.17

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