2020年に英語が小学校の正式教科になることから、今子どもの英語教育に関心が集まっています。確かに、日本語の読み書きと違って、親なら誰でも教えられるというものでもないので、不安を持つお母さんたちも多いことでしょう。今回は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、0歳からの子どもの英語教育では日本語と英語のどちらが先が効果的なのかというお話をします。
筆者は以前から「英語教育は早いほどいい」と、0歳から英語のかけ流しなどをお勧めしています。
そこでママたちが持つであろう「幼児期から英語を学んで日本語に影響はないのか」という不安については、前回の記事でいくつかの事例を挙げてお話しました。
筆者は、30年以上に亘る子どもの英語教育の経験から、幼児期に英語を学んでも日本語への影響はまったくないと断言できますが、では英語を習わせたいと思った場合はどうでしょうか?今では0歳から通える英語教室もたくさんできていますが、子どもに英語を習わせる場合、まだ、日本語も話せない状態で、英語教室に行って効果があるのでしょうか?
あくまでも日本に住んでいることが前提ですが、日本人同士の夫婦のご家庭の場合、生まれたばかりの赤ちゃんは、ほぼ全員最初に日本語を聞くことになりますね。まずはお医者さんや看護師さんの言葉かもしれません。
そして、おそらくおなかにいるときも、お母さんの日本語を聞くことになるでしょう。日本という環境にいる限り、日本語がまず赤ちゃんの耳に入ります。その上で、英語を習うということで言えば、
日本語が分からないうちの方がいい
と言えます。
なぜなら、日本語が分かるようになってから英語を学ぶと、どうしても日本語から英語に訳すという状態になるからです。筆者は、日本人が英語が苦手な大きな原因が、この訳すという癖だと思っていて、これについては、次回詳しくお話しようと思います。
0歳でまだ日本語がわからないような状態で、英会話を習って効果があるのかと言えば、答えは“YES”です。
0歳児は、まだ耳が軟らかく、世界の何語でも話せる能力を持っています。英語の周波数は、2000~15000ヘルツですが、日本語の周波数は1500ヘルツ以下です。ですから幼児期に日本語しか聞かないでいると、1500ヘルツ以上の音を聞き取る、すなわち英語を聞き取るのは非常に難しくなると言えます。
0歳からの英語教育の方法はいろいろありますが、親子英語教室や英会話に通うのも良し、自宅で動画やTVなどの教材を利用して英語番組を見せたり、英語のかけ流しをするのも良し、もちろん親が英語ができるならば、英語で話しかけるのも良しです。
幼児期にどんなに英語に触れさせようとしても、日本にいる限り、一歩外へ出れば聞こえてくるのは日本語ですから、やり過ぎるということはないと思います。
日本語が先か英語が先かというより、英語を聞かせる量が問題です。一週間に一回1時間くらいの親子教室に通ったくらいでは、即効性は期待できません。自宅でも英語が耳に入る環境を作ってあげることがとても大切です。
元日本航空CA。外資系英語スクールマネージャーを経て、1988年子ども英語スクールを開校。現在、英語プリスクールで、3歳から6歳までの子ども達を、幅広い視野と思いやりを持ったバイリンガルに育てている。また、スクール経営の傍ら、長年欧米文化に触れてきた経験から、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家として活動。フジテレビ『ホンマでっか!?TV』 に子ども教育評論家として出演。また、英語やしつけに関する記事を多数執筆。著書に『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』(アマゾン)
2017年08月21日
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