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2017年01月24日

子どもを叱るのは何歳から?うまく話せない小さな子どもへの叱り方

子どもがダメなことをしたとき、つい大声で「こらっ!ダメ!」なんて叱ってしまいがち。しかし、まだ言葉がわからない、または上手く話せない小さな子は、叱ったところで理解できるのでしょうか?何歳ごろから、どんな叱り方をすればいいのか、実際のエピソードも交えて考えてみます。

子どもを叱るということ

子どもの年齢による理解の仕方

子どもが親の言うことを理解するようになるのは、個人差もありますが平均して1歳~1歳半頃ではないでしょうか。かといって、それまでは叱っても意味がないというわけでもありません。赤ちゃんは4カ月頃からママの表情や声のトーンによって、自分が受け入れられているか感じ取ることができるようになり、少しずつ「◯◯をすると、ママは嫌な顔をする」と学習しはじめていくといわれています。

1歳くらいになると簡単な言葉も理解するようになり、自分が叱られていると少しずつわかってきます。2歳頃にもなると、おおよそ叱られていることも理解できますが、「あれはいいけど、これはしたくない」という抵抗や主張も出てくることが多いようです。

幼い子に、どんなことで叱る?

0歳から共通して叱るのは「危険なことをしたとき」です。特に赤ちゃんは、興味のあるものに何でも触れたり、口に入れてしまったりと、パパやママをハラハラさせますね。まずは我が子には何が危険なのかを知ってもらうため、ときには叱ることも必要です。

そしてもう一つは、「人に迷惑をかけること」をしたとき。社会に出て人に迷惑をかけないよう、自主的に社会的な行動がとれるよう、しつけをするために叱る方が多いのではないでしょうか。

覚えておきたい、大人の心構え

よく、感情に任せて「怒る」のは親の都合、「叱る」のは子どものためを思ってしつける、といわれます。みなさんはその違いに気づいていますか?でも現実的には、余裕のないときに予想外のことをされると、冷静になれないことも多いですよね……。この違いを頭に入れておくと、「これはただ怒っているだけ?」と、ときどきでも意識できることがあります。

叩くのは、ここぞというときは効果があるかもしれませんが、子どもが恐怖を感じて萎縮してしまう恐れもあります。原則は言葉で伝える方が良いでしょう。

また、同じことで叱るにも、日によって親の言うことが違うと、子どもの信頼が揺らいでしまいます。大人が言い訳をしていると、子どももだんだん言い訳のマネをすることも。親の姿は、子どもにしっかり見られています。叱るときは、できるだけ大人の気持ちがブレないように気をつけたいものですね。

子どもに伝わる叱り方

はっきりした区切りはありませんが、おおよその年齢別の叱り方の例です。どんな風に叱ったらいいのかを考えてみました。

0歳頃

0歳の赤ちゃんはまだ言葉はわかりませんが、先ほどにも述べたように、ママが嫌な顔をしていたら「受け入れられていない」、優しい顔をしていたら「受け入れられている」と感じ取ることはできます。むやみには叱らず、叱るときにはあまり大声は出さずに、短い言葉で危険なことなどを制止しましょう。びっくりしたり、泣いて抵抗したら、言葉はわからずとも優しく話しながら抱きしめる、ということを何度も繰り返していくうちに赤ちゃんも学んでいけると思います。

1歳頃

言葉を少し理解し始める子が多いようです。しかしまだ良いことと悪いことの区別もつきにくいため、特に好奇心の強い子には叱る回数が増えてしまいがち。止めに入ったら子どもの目線になり、短めにわかりやすく「〇〇で遊びたかったんだね。でもお友達からいきなり取ったらびっくりしてかわいそうだよ」のように理由を話してみましょう。お友達に謝ることができたらほめてあげたりして、愛情をもってフォローしたいものです。

2歳頃

イヤイヤ期といわれていて、こだわりが強くなる子も。また、行動範囲が広がってお友達との関わりが増え、ケンカも増えるかもしれません。おしゃべりが上手な子も多くなりますが、それでも自分の気持ちをうまく伝えることができないので、大人が間に入ることも必要です。また、子どもの行動にもそれなりの理由があるので、子どもの言い分も一旦聞いてから、ときには譲歩したりして子どもの意思を尊重していくことも大切かもしれませんね。

叱ったときのエピソード集

それでは、実際にどんな場面で子どもを叱ったのかのエピソードと、その対処方法を考えてみました。

授乳時に乳首を噛まれた(8カ月頃)

「筆者が赤ん坊の頃の話ですが、よく母の乳首を噛んでいたらしく、母は痛かったので、その度に鼻をつまむと口を離す、というのを何回か繰り返したらやらなくなったと聞かされました。そして私の息子も一時期、乳首を噛むことがあったので母と同じように鼻をつまんでみましたが、なかなかやめません。痛いからやめて!と怖い顔で怒って無理やり離したら、泣かれていました…」

鼻をつまむ、おっぱいを離すなどをして、噛まずに飲むようになったら「上手に飲めるね」と優しいママの表情に戻ると、赤ちゃんも安心します。ただ、あまり大げさに反応すると、かえっておもしろいと思われて止めなくなることも。

お友達を叩いた(1歳7カ月)

「家でお友達と遊ばせていたら、おもちゃの取り合いに。お友達を叩いてしまったときにまず私が謝って、子どもにも一緒に謝らせて、もうやらないでねと言い聞かせました」

叩いてしまった子どもに、なぜ叩いてしまったのかとその理由を聞いて、うまく言えなくてもいいので考えさせましょう。「お友達は叩かれて痛くて悲しい気持ちになってしまった」ということも伝えたいですね。

棒を振り回す子(2歳過ぎ)

「うちの子は落ちている木の枝などの棒が大好き。走ったり振り回したりして、万が一目や顔、喉などに刺さっては危険だと思い「危ないから置いていきなさい」と厳しく言ってもなかなか離さないので、ヒヤヒヤしてしまいます」

走ったり振り回すのは危険ということは何回もわかるまで伝えたほうが良いですが、砂に絵を描いたりじっと落ち着いて遊ぶ約束ができればいいよ、と妥協案を出してみてはいかがでしょうか。お互いが譲歩できると、信頼関係も強まり、話し合いの大切さも身につくかもしれません。

時には叱ることも必要です

子どもが小さくて言葉がうまく話せなくても、危険なことや迷惑をかけることをしたときには、叱ることも必要だと思います。子ども一人一人に個性があり、誰にでも当てはまる育児方法はありませんが、少しでも参考にしてもらえたらうれしいです。ただ怒るのではなく、愛情を持って叱れる親になりたいですね。

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