
双子の場合どのような補助金を受けられるのか、制度やサポートは何があるのか、具体的に知りたいママやパパも多いかもしれません。厚生労働省では「多胎児支援のポイント」を発表しています。今回はこの資料を参考に、双子を妊娠し、出産したママたちが気になる部分を調査しました。
双子を妊娠、出産しているママやパパの中には、出産に関わる制度や補助金がどう変化するのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
双子育児だからこそ気になる点や、どのようなサポートがあるのか知りたい方もいるかもしれません。
今回は厚生労働省などの資料を参考に、双子育児についてご紹介します。
双子を含む多胎分娩は1年間にどれくらいあるのでしょう。双子を妊娠、出産しているママやパパの中には気になる方もいるかもしれません。
厚生労働省の発表によると、双子を含む多胎分娩の件数は全体の役1%程度で、近年横ばいを続けているようです。2005年の1.18%をピークに、2017年では全体の1.04%、およそ9900件の出産が双子や三つ子などに関わる出産でした。
これだけ多くの双子や三つ子ママ、パパがいると思うと、心強く感じる場合もあるかもしれませんね。
双子や三つ子などを妊娠、出産した場合、他のママたちと何が違うのでしょう。支援や補助金など、知っておきたいポイントをご紹介します。
一般的に言われている産休とは、産前休暇と産後休暇を合わせた期間を意味します。産前休暇は出産予定日の6週間前からママが申請し取れる休暇ですが、双子などを妊娠しているママは出産予定日の14週間前から申請すれば取得できます。
出産の翌日から8週間は原則的に働いてはいけません。この期間が産後休暇です。ママに働く意思があり医者が認めた場合のみ、産後6週間からは働くことは可能です。
産後休暇は双子であっても休暇期間は変わりません。産前休暇と違うので覚えておきましょう。
出産手当金は、産前産後休暇を取っているママに対し支払われる補助金です。働いているママが勤め先の健康保険に入っている場合にのみ支給されるので、パパの扶養に入っているママや、国民健康保険に加入しているママは対象ではありません。
出産手当金は産休の日数によって支給額が変わります。双子や三つ子を妊娠しているママは他のママより産前休暇が長いため、多くの補助金を受け取れる可能性もあるようです。
産前休暇は自分から申告して取得する制度なので、取得するタイミングをどうするか予め考えておくとよいかもしれませんね。
出産育児一時金とは、子ども1人につき42万円(在胎週数が22週未満の場合などは40万4千円)が支給される補助金です。ママが加入している健康保険から支払われ、双子の場合は42万円×2人分=84万円が補助金として受け取れます。
ママが会社員や公務員として働くパパの扶養に入っている場合「家族出産一時金」と呼び名が変わるケースもありますが、子ども1人につき42万円という補助金額は変わりません。
国民健康保険に入っているママも、同額の出産育児一時金が受け取れます。
双子育児をしているママやパパたちは、どのような部分が気になっているのでしょう。乗り越え方などを厚生労働省の資料やママの声を参考にご紹介します。
子どもの成長については、全てのママが気になる部分かもしれません。双子のママは双子同士の成長の違いが気になる場合もあるようです。
厚生労働省の資料では、双子や三つ子であっても同じように成長するとは限らないと明記されています。
授乳回数や成長曲線などを確認しながら、気になる部分があれば小児科などを受診してみてはいかがでしょうか。
双子同士で風邪をうつしやすい場合もあるようです。いっしょに過ごす時間が長い分、風邪の感染もしやすいのかもしれません。寝る部屋は別々にしておくなど、家の中でも感染予防を意識できるとよさそうですね。
双子や三つ子などをもつママやパパを対象に、各自治体でさまざまな支援が行われているようです。
内閣府の資料によると、ホームへルパーを120時間無料で派遣している自治体もあれば、2万円を上限としタクシー利用権を配布している自治体、育児グッズの購入費用の補助を行っている自治体もあるようです。
周りのママからは、双子や三つ子などを持つママやパパ向けに子育て教室や子育てサロンが定期的に開かれているという声もありました。
双子や三つ子育児に不安や悩みがあれば、自治体に相談してみてはいかがでしょう。自治体独自の取り組みなどで、ママやパパの負担を減らせるかもしれませんね。
双子を妊娠、出産すると、受けられる制度や補助金が変わる場合もあるようです。
住んでいる自治体によっては、双子や三つ子だからこそ受けられるサービスを用意している可能性もあります。
双子育児を楽しめるよう、不安な点は自治体などに相談し早めに解決しておけるとよさそうですね。
※記事内で使用している参照内容は、2020年2月11日の記事作成時点のものです。
2020年02月11日
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