こちらの記事も読まれています
妊娠中に夫が仕事を辞めたいと言ったとき、家族としての向き合い方
赤ちゃんができることは、夫婦にとって嬉しいできごとですよね。そのタイミングで夫が、仕事を辞めたいと言い出した場合、これから先の出産や子育てでお金がかかるのは目に見えているなかで、妊娠中に不安になるプレママも多いかもしれません。そんな不安を拭い去るために、どう対処すればよいのかご紹介します。
夫の話をよく聞く
まずはどうしてその結論に至ったのか考えや思いを聞くなど、夫の話しっかりと聞いてみましょう。思いつきで決断してしまったのであれば、妻として将来の母としてしっかりと話し合って考え直してもらう必要もあるでしょう。
反対に仕事をするのがつらいなど、切羽詰まった状態であれば、将来を見据えて対策を練る必要があるでしょう。どんな点に注意して話を聞いた方がよいのでしょうか。
辞めたいと思った理由は何か
まずしっかりと確認しておきたいのは、辞めたいと思った理由でしょう。
ただ仕事がつらいと一言で言ったとしても、長時間労働をしていたり、職場環境に問題がある場合もあるかもしれません。仕事を辞めることを反対するだけではなく、どうして辞めたいのか、その原因を取り除くには辞めるしか選択肢がないのかなど、しっかりと夫婦で話をしてみましょう。
転職の意志があるのか確認
辞めるとしても、その先ずっと無職では家計が厳しい状態になってしまう可能性もあるかもしれません。納得できる理由で辞めるとしても、きちんと次への見通しが立っているのかどうかは大事なポイントになるでしょう。
そもそも転職をする考えを持っているのか、すでに当てがあるのかなど、しっかりと話をして確認しておきたいところですよね。仕事をしながら転職活動ができれば、次が決まってから辞めるので不安もなくなるかもしれません。夫側としても、次に向けて気持ちを切り替えられるかもしれません。
休職期間をどの程度と考えているのか
転職する気持ちがあったとしても、少し休ませてほしいと言い出す人もいるかもしれません。心と身体の休息が必要な場合もあるでしょう。その場合、休職の期間をどれくらいと考えているのか具体的な期間を聞いてみることも必要でしょう。
期間を決めておけば、次の収入までのやりくりをどうするのか、具体的な対策を練ることができるでしょう。また仕事復帰までの期限が決まっていれば、それまでは気兼ねなく充分に休めることもでき、夫婦や家族の時間を満喫することもできます。
両家実家への相談は早まらない
具体的に何も決まっていない状態で親に頼っても、混乱を招いてしまう可能性もあります。まだ辞めたいと言い出しただけの段階であれば、親への相談は早まらない方がよいかもしれません。もし親に話すのであれば、まずは夫婦でしっかりと話し合って、今後の道筋を立ててからのほうが、心配をかける度合いも半減できると思われます。
経済的な見通しを立てる
夫が辞めることを前提に、次の収入までの生活の見通しを立てる必要があるでしょう。妊娠中は仕事をセーブしたりと収入が減ったりする可能性があるので夫が転職するまでの期間、休職する場合には復職までの期間を決めて、それまでの生活をどうするべきか考えていきましょう。具体的に何をすればよいのか、いくつか方法をご紹介します。
夫婦2人の貯金を確認する
夫が仕事を辞めた場合、今までのような収入が見込めなくなるでしょう。やりくりをするにしても、貯金を切り崩す必要が出てくるかもしれません。夫婦共有の口座、それぞれの口座にどれだけの蓄えがあるのか確認が必要でしょう。今後発生する出産や準備にかかる費用を除いて、どれだけ残っていて、どれだけを生活費として使えるのか計算をしてみるとよいかもしれません。
失業給付について調べる
サラリーマンであれば、雇用保険に加入している場合が多いでしょう。雇用保険に加入していれば、仕事を辞めたあと一定期間「失業給付」を受給できるようです。雇用保険の加入期間、年齢、退職理由により失業給付の金額は異なるので、最寄りのハローワークへ問い合わせてみるとよいでしょう。
生活の立て直しをシミュレーションする
夫が仕事を辞めれば収入が減ることが予想でき、今まで通りの生活を維持するのは難しくなるでしょう。辞めることを前提として、転職までの失業給付の金額などの収入額と保険や光熱費などの固定の支出金額を計算して、まずは再就職までのシミュレーションをしてみましょう。
その後、転職しようとしている先の検討がつけば、収入がどう変わるのか、減額するのであれば、どうすればやりくりが可能かのシミュレーションも必要かもしれません。シミュレーションをしておけば、今後どう動けばよいのか道筋が見え、前向きに行動できるかもしれません。
まずはしっかり夫婦間で話し合いを
妊娠中に夫に仕事辞めたいと言われたときは、不安に思うことがたくさんあるかもしれませんが、夫も悩みに悩んで打ち明けている可能性があるでしょう。
そんなときには冷静にこれからの生活費をシミュレーションし、夫婦で助け合って乗り越えられるように話し合ってみてはいかがでしょうか。