【産婦人科医監修】コンビニで買える！妊娠中でもOKなドリンクは？こんな飲みものには注意を

コンビニで売っているものに限らず、妊娠中には控えたほうがいい飲みものがあります。

アルコールを含む飲みもの

妊娠中のアルコール摂取は、早産や流産の危険性や胎児の心身に異常をきたす可能性を高めます 。

妊娠に気が付いた時点で、アルコールを含む飲みものは控えましょう。

カフェインを含む飲みもの

コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、胎児の発育不全などのリスク増加を示す報告があります。

妊娠中や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は一日300mg（コーヒーをマグカップで約２杯）までが望ましいとされています。

お茶であれば、妊娠中はカフェインの少ない下記のものが安心です。

・そば茶

・黒豆茶

・ごぼう茶

・麦茶

・ルイボスティー

参考：食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A ～カフェインの過剰摂取に注意しましょう～

糖分を多く含むorカロリーの高い飲みもの

妊娠中は体重管理が重要です。アルコールやカフェインを含んでいないものでも、砂糖がたくさん入っていたり、カロリーが高かったりする飲みものもなるべく控えましょう。

水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種である葉酸。さまざまな欧米諸国での研究から、葉酸が胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減することが報告されています。

2000年には日本でも厚生労働省から、妊娠を計画している女性は葉酸を積極的に摂取するよう推奨しています。

コンビニで買えて、葉酸を多く含む飲みものをご紹介します。

栄養強化型野菜ジュース

どのコンビニでも売られていて、妊婦さんにもおすすめしたいのが野菜ジュースです。

葉酸の含有量は商品によって異なるので、商品の裏面にある栄養成分表示を確認しましょう。

一般的な野菜ジュースの葉酸量は多くても21μg程度なのに対し、栄養強化型の野菜ジュースには100μgを超えるものも。栄養面から考えて、特に妊娠中には栄養強化型を選ぶのがいいでしょう。

乳飲料系

飲むタイプのヨーグルトには葉酸を多く含む商品がいくつかあり、コンビニでも買うことが出来ます。

ちなみに、ストレス緩和や睡眠の質向上などで注目を集める「ヤクルト1000」には葉酸が含まれていません。

妊娠中はカフェインの摂取量に注意が必要ですが、「どうしても飲みたい！」という女性の強い味方がカフェインレスコーヒーです。これはカフェイン含有率が0.1％以下に抑えられたコーヒーを指します。

コンビニ大手３社のカフェインレスコーヒーの販売事情を調べてみました。

ローソン

ローソンでは、その場で抽出してくれるコンビニコーヒーの「マチカフェ」にカフェインレスコーヒーのメニューがあります。買ってすぐに飲めるタイプのカフェインレスコーヒーはローソンだけ！

しかも、ふつうのコーヒーだけではなく、アイスコーヒー、カフェラテ、アイスカフェラテとさまざまなカフェインレスコーヒーがシリーズで展開されているのもうれしいポイント。

セブン‐イレブン

セブン‐イレブンでは、ドリップタイプとインスタントタイプを揃えています。

ブラジル産アラビカコーヒーを100％使用、鮮度を保てる個包装タイプの「カフェインレスコーヒー ドリップ 10袋入」、お湯で溶かすだけで美味しく飲める「カフェインレスコーヒー　70ｇ」の２種類です。

ファミリーマート

以前はお湯を注いで飲むタイプのカップ付きカフェインレスコーヒーが販売されていたファミリーマートですが、現在は取り扱いを終了しています。

疲労感を和らげる栄養ドリンクですが、妊娠中も飲んで大丈夫なのでしょうか？

結論から言えば、一日の用量を必ず守るようにすれば大丈夫です。

コンビニで購入できる「指定医薬部外品」の栄養ドリンクには、「リゲイン」「チオビタドリンク」「アリナミンV」などがあります。

コンビニには「モンスターエナジー」や「レッドブル」などのエナジードリンクも売られていますが、これらはカフェインや糖分を多く含むので、できるだけ控えましょう。

コンビニで買える妊娠中の飲みものに関して、先輩ママたちに体験談を聞きました。

コンビニでも妊娠中に安心して飲めるものは意外とたくさんあります。

ただし、カフェインや糖分には気を付けてください。

そのためにも、飲みものを買うときに栄養成分表示を確認する習慣をつけるのがよいでしょう。